すべてのおすすめ
お正月ぐらいはと帰った実家で
思いがけず伯父さんからぽち袋をいただいた
幾つになっても嬉しいものは嬉しい
おめぇにもやっからよ
おとそ気分全開な赤ら顔は楽しげに
崩したあぐらはすっか ....
真実を言葉にすると
嘘になる
痛みをやわらげると
傷になる
ただ すべる手と手を
ただ 重なるぬくもりを・・
今日は ホント会えてよかった
口数の多い、いつも飾ってばかり ....
沢山の「さようなら」を蒔きましょう
いつの日か再び御縁が在ったら
笑顔で御迎え致します
愛しています愛して愛して
自分よりも愛しくて(断言、)
振り向かず前を見て下さい
私の事を思い出 ....
目の前に立ちはだかっていた惑いは消え
頭の中で吹き荒れていた風が止んだ
今は怖いくらい静かになった生活に
呆然と足が竦んでいるだけのこと
その後はいかがですか
風邪など引いていませんか
....
黄金色した月の夜は
眠りに就くのが
もったいなくて
こっそり家を抜け出して
ひとり 月夜の散歩道‥
月の灯りは螺旋のように
冷たい夜気を振り払い
僕を優しく包んでくれる‥ ....
Thinking time.
悩んで、迷って
成長する
でもね
YESやNOで
分けられない事がある
証拠や根拠が
なくても、
それだけが
全てではないのです。
物より
....
叶わない夢があったわけで
あなたは
そのなんていうか
ブラウン管の中で
夢を与える
夢を与える事を生業としている
私は私で毎日毎日
あなたを見ている
感動を呼ぶ出来事も ....
手に触れると
時が止まりました
流れるように
途中なのに
同じ時に終わりました
同じ時にはじまったように
瞼が熱くなったのは
夕日のせいでした
温度もないのに
急降 ....
来なくてもいいのに勝手に来たあいつ
まるで私をあざ笑うかのように
あの日あの時あの場所に
あいつらのもとに
現れなきゃ
見なくて済んだ
知らずに済んだ
どこか別のと ....
昼下がり
太陽が暖かい
散歩に行こう
ウトウトこくこく
6拍子の曲
気持ちがいい
髪を洗って
ドライアーかけて
買い物行って
料理を作って
そよ風になって
貴方の元に届け ....
あなたはいま
誰を想っているの。
逢えない夜の窓に
今日だけは
星を忘れていたい。
あなたの隣にいたくて
自分を欺くほどに
もろくなっ ....
じれったい指先は
弾くように
摘むように
ただ
じれったいままに‥
すぼめたくちびるで
痺れるような
熱い吐息
私の瞼に
そっと そっと
押し当てて欲しいの‥
....
1日遅れのクリスマス
もうツリーも片されちゃうんだ。
真夜中の真っ暗な公園を歩く
イルミネーションの消えた街で
メリークリスマス…なんて呟いてみる。
どこかの宗教の誰かのハッピーバー ....
眠れない夜がしんどくて
噂の狂犬をしばく事にしました
みんなで力を合わせて
平和に飼い慣らされた 僕達は
戦う前から負け犬でした
死にぞこないの狂犬は言いました
「逃げろ!」
....
大きな水槽の中に入ってしまったのは、
久しぶりだった。
そこは、ゆらゆらうごめいていて、
別々の世界が水素と酸素を融合させている。
やさしみの泡は、その中をぷくぷくと
漂って ....
雨が降る
洗い流して
街を、私を
傘は捨てたよ
子供の頃のように
ずぶ濡れになって
雨を楽しんで帰るから
だから、空よ
It cries more and.
....
誰もが足早に
小雨模様がアスファルトににじむ街
ぼやけて見える
いや、見てなかった
一人で歩くには この日は 酔いすぎる
風が吹くから
皆脇をしめて塞ぐ
でもその中身は
あったかい ....
そして去年
飯島愛の上にも雪が降り
今年
小菅刑務所にも雪は積もり
来年も再来年も
ブロック塀のうえで裸足をぶらぶらしてるみなし子の上に
毛布の無い家の壊れた屋根に
....
皆愛が欲しくて
皆優しくして貰いたくて
束の間の感情を出してしまう
ちょっと待って、慌てないで
できなくても他の事で満足し
できない事でなく、できる事で
勝負!
何が障害になっている ....
その指先が触れたのは
冷たく操られた過去
散らばる破片に揺れる想い
乱れた世界に残された
あの微かな記憶が僕を狂わせる
震えた瞳が
蝶のように 螺旋の中へ
染められた ....
何度聞いてもあきない
とりとめのないコトバが欲しい
全部あげる事なんて出来ないよ
だけど夜はまたやって来る
光が差すのを待っているんだ
探し歩くのも悪くはないけど
今夜はずっと ....
鳥取の冬雲が北風に迷っています
今日は大潮だというのに月が
複雑にからまっているのです
私の言葉は上手でしょうか
そんなことよりも伝えたいことの、
たとえば月の輪郭を
なぞる指 ....
てっぽうゆり (純潔)
迷うことのない指先が夜を滑って
僕が吐いた言葉を花に変えていく
闇にも溶けないひたむきさを透かして
仄見える君の純潔が僕を温かくする
....
わたしたちの夏は
ガラス玉みたいに透き通って
どこまでも不安定に揺らめいて泡してく
炭酸水の中でうまく泳げない
わたしとあなた
きっとまったく別々のままに飽和して
まぶたの裏でまだ小さ ....
雪が、
降っています
言葉と思い出は、
頑なな部分をゆっくりとほぐして
今なら素直に打ち明けられそうな
柔らかな予感を抱かせてくれました
静かに雪が、
足元を埋めていきま ....
影を
その影を
見ていると
いなくなった人が
その中にいるみたい といった
母
姉や親の影に
似てきたのだと
その黒い動きの中に
いるのだと
そうだね
わたしもいつか
母さ ....
「死んでしまいたい」が口癖な君に
「生きていれば良いことあるよ」
と言いかけて言い切ることができなかった
それを時代のせいにしたところで何になるのだろう
夢とか希望を持ち難いこんなとき ....
神さまからひとつだけ願いを叶えてあげる
と言われたので
幸せになりたいとお願いしてみた
神さまはふむふむと頷いて
では、早速明日から叶えてあげよう
と言ってくれた
期待に胸膨ら ....
わたしを
引き寄せた、その腕は
力強く
ふるえて
泣いた
産まれたのだ
けたたましい、君の産声に包まれながら
手のひらによせてくる、鼓動
二重螺旋のかなしみが
わたしのからだ ....
ため息、ひとつ
冬の空に消えた
吐き出した言葉達は汚くて
紡いで、紡いで、泥まみれ
ため息、ひとつ
冬の空に消えた
どんなに洗ってもとれない汚れ
今は不自然だけど
いつかは ....
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