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壁に貼られた
青い紙の端が
少しめくれて
その陰に潜む
小さな人

こちらへ
近寄ってらっしゃい
微笑んで
じわりと
にじり寄ってらっしゃい
その長い
指に
私の背中を
吸 ....
首を絞める
誰だかわからない

知らないような
懐かしいような

力を込める
力のない私も
首を絞めるだけの力はある

よくもこんなことをしてくれた
何故産まれてきた
おかげさ ....
ポタージュが冷めるのを待てず
やけどする舌
冷たい朝に

湯気の向こうで
陽の光が磨りガラスにはじく
無邪気なほどきらきらと

関東地方の今朝は今年一番の冷え込み
半袖のニットを着た ....
ゆく道がまわり道だったとして

いったい何を失うっていうの


ふえていくことがあっても

失うものなんてないじゃないか



ゆく道で傷ついたとして

いったい何を失う ....
木枯らしが吹いて 柳が鳴く
ぐるぐるネジを巻くと 明日が育つ

ダーツ遊びで 二の腕だるい
狙い通りには 上手くできないな

 時計が壊れても
 太陽は昇るよ
 無邪気に地球儀をま ....
孤独は ビタミン
孤独は 存在
孤独は 原子核

私の小さなマイナスを あなたの周りへと投げる
電子のひと粒で

私たちはつながっている
ように見える

私たちは触れあっている
 ....
せせらぎは 
言葉を濁すことを知らない

そこはかとない波のゆらめきに
疲れた手を浸し 剥がれてしまいそうな
うろこか言葉かわからないようなものを
さらさら、と流し
そして しぐさを落と ....
ああ、 さびしいなあって ふとしたときにおもう。

こればかりはかくせない。 さびしい。 さびしい。

さびしいから、かいているのかな、って おもう。

こいびとがいても、 しんゆうが ....
住む人の居なくなった実家
風を通すために帰省して
東京に帰る日の昼食は
味噌ラーメンが美味しいと
親父が通っていた店で食べる

 若いころ札幌で食べた
 味噌ラーメンの味に魅せられた親父 ....
何気ない気遣いが嬉しくて
立ち去るあなたの背中を見つめてしまう

父とは違う
兄とも違う

これが初恋ってことなのかな

山吹色に姿を変えた銀杏並木が
来る春のときめきに思い巡らすよ ....
{画像=080907104708.jpg}

神社の縁の下は雨宿りの場所で
みんなの隠れ場所だ
賽銭箱の階段の脇から入って
宝物を蜘蛛の巣の奥に隠した
捨て犬も捨て猫も一緒に連れ込んだ
 ....
りんりんりん
秋の夜空からおちてくるのは
おうぎの、おうごんの
しゃんしゃんしゃん
セル画のごとく、ぱらぱらら
「今宵はたけのこごはんだよ」

しゃきしゃき
夜の秋は長いなんて
 ....
人に聞くものでも
道に聞くものでもなく
恥じらいの衣を脱いだとしても
僕たちは凍えない


世界中のどんな子猫よりも
いたずらに柔らかくて
鳥にでもなってしまいそうな
かけが ....
 
わかってるのに
 
同じこと
繰り返して
 
やっぱり
虚しくなって
 
求めている もの
 
いくら似ていたって
本物じゃない
 
代わりになんて
何も成り得ない
 ....
あなたの右足が止まった時
私はあなたの左足を支えるでしょう
あなたの左足も止まった時
私はあなたと共に止まるでしょう
そしていつの日か
またあなたと歩むのです
共に
いつまでも
チョコレート同盟企画、連詩

星月冬灯&三奈





舞う桜の花びらよ
この想いもどうか届けて
風にのせて
あなたの元へ心ごと




太陽に溶けそうな僕
女神 ....
ぷかぷか煙草を吹かしながら、不確かなまあるい円を描いている。
身体は凍えるように寒いせいか、脚は根が生えたのではないかと思うくらい動かない。
まあるい円の中には宇宙の終わりとぼんやりとした ....
もっと
川であれば良かった
素直に
下っていれば良かった

もっと
月であれば良かった
律儀に
満ち欠けしていれば良かった

もっと
波であれば良かった
健気に
寄せては ....
窓をあけて
冬の匂いがしたら
温かいコーヒーを一口
いつもとは
ちょっと
違う味

長い長いマフラーを用意しよう
可愛くて温かい手袋
お気に入りのコートと
あの人が好きだと言ってく ....
{画像=081102135729.jpg}

解釈を越えて存在するもの
人に評価されることを拒絶する
見られること
それ自身も拒絶したい
自分は自分であり自分でありつづける
その完全なる ....
 かんけいが深くなるたびに
 こわれていく音がしました
 それはそれは痛かった
 私はかんかくなんて、わすれてしまうけれど
 ちいさな目がはれいて そっと気づいた

 泣い ....
大ジャンプ
のちに失踪
世界の終わりに
チョコレートが
食べたい
 

 
消えてしまうなら
未来へと
何にもいらない
心だって
置き去りにしたい
 

 
見えないも ....
簡単なことはいつだって後回し

ポテトはほうれん草を食べてからだし

生物は数学の後にやる

ところが二人になるとそうはいかない

楽しいことで満たさないといけない気がして

嫌な ....
手首の傷は癒せたとしても
こころの傷は癒せない

ずきずきと痛むこころの古傷は
まるで親知らずの発する悲鳴のようで

嘆いているわけじゃない

こんな季節の溜め息は
寝付けない台所の ....
 ありのまゝに あるがまゝに
 私は日々を過ごしている

 雲のように移り変わるよしなしごとも
 お茶のように喉をすらっと流れることも
 みな私をとりまいている

 ....
溺れる姿に溺れているだけ
両の手足をへし折って
ひざ下の失望に溺れる

ぷかぷか浮き始めるその前に
そっと抱き上げ
かわりに暗く深い本音を沈めた

やさしい眼
やさしい耳
やさしい ....
恐る恐る結んだ声が
誰の目にも止まらなくてよかった
途切れそうなほど小さく続ける
名前のない歌
明日になったら忘れられる歌



身体の内側を洗うように
想いを言葉にぶちまけても
 ....
ひとつの夜が終わる時 
また次の夜が追いかけてくる
あなたが追った数字を 
私が零にした数字を
また誰かが 追っかけていった



繰り返した失敗を 
悔やみ 舌を噛んだ
ああ 立 ....
介護施設のベッド
幸せそうな家庭が
そこだけ
作り上げられている
洗剤のコマーシャルに出てくる
清潔そうなお嫁さんが
わたしの代わりに
お祖母ちゃんの世話をしてくれている
に違いない
 ....
咲いてゆく音が
きこえます

川が
はじめて山をなすこころ、
そういうものが
乱れていきます


置いていかれることも
置いていくことも
じつは
まったく
同じこと
 ....
わらさんの自由詩おすすめリスト(2312)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小さい人- オイタル自由詩2*08-11-10
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白く。いつかの、いつもの。- ku-mi自由詩21*08-11-10
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ふたりの丸いロマンス- 北大路京 ...自由詩19*08-11-9
イオニア- umineko自由詩13*08-11-9
深い森- さくら自由詩17*08-11-9
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味噌ラーメン- kauz ...自由詩26*08-11-8
はげみ- 恋月 ぴ ...自由詩19*08-11-8
縁の下_/_夏の記憶- beebee自由詩2308-11-8
散秋- 唐草フウ自由詩7*08-11-7
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38- 次元☆★自由詩108-11-6
共に- ゆきこ自由詩208-11-6
チョコレート同盟企画「季節」- 三奈自由詩5*08-11-5
一輪花- 江奈自由詩208-11-4
後悔- nonya自由詩20*08-11-3
冬の匂い- a_ya自由詩608-11-3
岩_石_/_ころんと転がっていたい- beebee自由詩9*08-11-2
プラズマ- みお自由詩2*08-11-2
ワープ- 倉持 雛自由詩208-11-2
食い意地が張ってるわけじゃないといったのは去年の文化の日だっ ...- 短角牛自由詩108-11-2
きしみ- 恋月 ぴ ...自由詩20*08-11-1
「ありのまゝに_あるがまゝに」_Ver.2- 長谷川智 ...自由詩6*08-11-1
あいつ- FUBAR自由詩4*08-10-31
名前のない歌- かのこ自由詩508-10-31
レゾンレートル- crowd自由詩308-10-30
嫁いで思うこと- 小原あき自由詩13*08-10-30
待ち針- 千波 一 ...自由詩5*08-10-30

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