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狭い狭いからし色した故郷の空を
飛んでいるのは ああ ユリカモメか

何を哀しく思っているのか
何を気にしているのだろうか
何になりたいつもりだろうか

僕は君の琥珀の下に映って枯れてる ....
?.

この絵、あんたにそっくりね
そういっておまえが笑った絵は
リオハのお城みたいなワイン美術館にあって
おまえが指差して笑った絵は
赤ん坊のバッカスが
ワインをラッパ ....
{引用=木の芽を幾つ数えた頃に
木の芽を幾つ摘んだ日に

想い晴れないこの空で
幾度の晩を越したのか

ひとつ小さな結びの手
時には木漏れ日うたたね木

姿変われど弓張り月の
野原 ....
いつ春はやってきて
いつこの人は去っていくのか

春は花粉をちらかして
くしゃみや、いやな目のかゆみたちを
無言で持ってきてくれるじゃあないか

春に熊はいよいよ目覚めて
作物奪いに民 ....
真夜中に沈んでいく終電で
疲労をぶら下げた男たちが吐く息で
今日何度目かのめまいに襲われる

脆弱なんだ

きっと他意はないその言葉に
ぎっ と
音がなるほど唇を噛んでしまったのは
 ....
シーラカンス
君なんてちっとも不思議じゃない
何億年なんて
君が生きてきたわけじゃない

連綿と続いてきたことをいうなら
私だって同じくらい古い
姿かえようと体制かえようと
生き物たち ....
いくつ部屋に散らばった欠片を
集めて抱きしめれば
キミと同じ感情を共有できる、

今日の喜びを昨日の悲しみを
どれだけ集めれば
キミと寂しさを判り合える、

いつか違う鼓動 ....
今、踏んだ、枯れ枝
その中に眠っていた想い
遠ざかってゆく
永遠に

今、放った、貝殻
僕の手のひらの温度を引いて
遠ざかってゆく
永遠に

雲は遠くの水平線に砕け
 ....
見かけたときに
気持ちが踊ってた

僕は君にひと目惚れしていた

突然のことだけど
僕は忘れてはない

僕は君にひと目惚れしていた

緑のカーディガン
小さな靴が並んで

僕 ....
寂しすぎて、まぼろしが見える
愛してる
それは滅びの呪文か
嘘をついて別人になれる世界
僕じゃなくて
僕じゃなくてもよくて
匿名性におぼれて夢をみるお姫様ごっこ。

本当に名前を呼んでほしいひとはあなただけ。
だから
僕じゃなきゃ
僕じゃな ....
君は今、なにをしてるの?
さがしているよ


陽ざしは ぽかぽか
おひるね日和 
なんだもの
空をながめて
気づかずにいた
わずかな変化もさがすの


気がつけば
木の芽もふ ....
なんでもいいから、

理由も
温もりも
微笑みも

なんにもいらないから、

とは言っても

傍にいられるだけでいいよ
とも言えなくて

それは
きっと

ただのわ ....
いつの間にか変な癖が付いてたんだ
あの人が手を挙げるだけなのに
僕は頭を庇うように手で隠れるような
そんな仕草を反射的にしてしまう
どうしてだろう? 

ううん、判ってる
ごめんなさい
誰もいない放課後
鼻につくチョークの匂い
校舎裏には誰かの名前
雨風にもう消えかけて
らくがきにも見える名前
ひとつ

あれは
ひたかくしの時間でした
スカートの丈を短くしたり
お ....
ロックをしたなら

「さあどうだ!」

 レノンが墓から飛び上がり
  宇宙を渡ると言いだした
   もはや彼には「想像」できまい

 ヤングは見るものすべてを歌にして
  ディラン ....
確かにこの街にいた
お口を使って生きていた
わたしのねえちゃん

お口を使うお仕事

テレアポ
アナウンサー

明日の天気をお知らせします
晴れのち曇り
北風強く
ひゅうひゅう ....
たぶん僕はずっと幻を見ていたんだ
他人同士が仲良く集まって
微笑んで喋っているその内側で
交錯する真の思いを見抜けずに
見えない糸で操られた世界
そう僕はマリオネット

幻の ....
田舎道で話しかけられました。

「ピープル!」って言われた。

私しかいなかったから 私のことだろうと思います。

相手は トビでした。
いつかあなたは僕の絵を
「痩せた狐の落とし子ね」
笑って僕に言いました

弱って僕は、虹のあなたに
「よくも、よくも」と笑ってました

いつかあなたは僕の絵を
「止まった時計のようだわ ....
濁った沼のある寂れた町に
マリーという女が住んでいた
マリーの本名は誰も知らない
彼女は
夏の真夜中のような眼をした
中々の美人であったが
友達はいなかった
若者はみな都会 ....
かわいいいあの子は
雨の下
少しあせてる水玉の
傘で雨などなんのその

かわいいあの子は
雨の後
東で澱んだねずみ色
気にせずてくてく歩いてた

かわいいあの子は
霧の中
遠く ....
昨日まで



{ルビ花氷=はなごおり}のように

硬く

わだかまった


かのように

感じても


やわらかく

まるく

溶けていくから

温かく ....
私にキミが敵うはずがない
いくら重たい鉛の鎖で縛ったって
こんなの飾りにさえならない
金属で心まで内側まで縛れるとでも、
小さな窓から差し込む陽射しさえ在れば
私はこんな屈辱など何でもない
 ....
明日 天気になぁれ

私に触れなくなった この冷たいてのひらも
ひかりを浴びたなら
きっとまた息をするから

明日 天気になぁれ
明日 天気になぁれ



(君がはいる箱には金平 ....
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ ....
木漏れ日 胞子
美しい 人

孔雀 ローレル
とまどう 水鳥

暖 かいね
おひさま 涙

この木 何の木
気になる ならない

いいから ほらね
触って ....
こころを動かしたいとき
いちばん大きな目で見つめると
願いを叶えてくれた。
僕らの先生は
車椅子の中で目を覚ますと
もう笑顔になっていた


なにかの手に引かれながら
鼻をつまんで
 ....
素に戻ると
大勢の人の前に立たされた
わたしが
いる
深々と頭を下げて
何を謝っているのだろう

  トナカイのそりに乗り
  飽きることなく
  眺めた
  白夜の物語

あ ....
「彼は悲しい」

これは詩の言葉です

「わたしは悲しい」

これとは違って

「彼は悲しそうです」
「彼は悲しがっています」

「彼は悲しいそうです」
「彼は悲しかった」
 ....
プル式さんの自由詩おすすめリスト(1857)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ユリカモメ- 蔦谷たつ ...自由詩7*07-3-3
夕焼けプリン- 水在らあ ...自由詩30*07-3-2
待ち惚け- 夕凪ここ ...自由詩9*07-3-1
- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-3-1
スタンダール症候群- 藤原有絵自由詩9*07-2-28
草原のラティメリア- 小池房枝自由詩14*07-2-28
睡蓮の在る池- AKiHiCo自由詩407-2-28
さよなら- 水在らあ ...自由詩33*07-2-28
ひと目惚れ- 蔦谷たつ ...自由詩4*07-2-28
遠距離- 暗闇れも ...自由詩6*07-2-27
名無し- R自由詩207-2-27
手をたたけば、春のいろ- 春日野佐 ...自由詩1007-2-27
キス- ひめと自由詩10*07-2-27
忘れたけど- AKiHiCo自由詩207-2-27
一センチからずれていく- 夕凪ここ ...自由詩6*07-2-27
ハチミツノヨウナ僕ノソレ(或いはユメ)- 蔦谷たつ ...自由詩2*07-2-27
五反田行進曲- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-2-27
An_Imitation-機械仕掛-- AKiHiCo自由詩507-2-26
田舎道で話しかけられました- るるりら自由詩1007-2-26
或る絵描きの悲劇- 蔦谷たつ ...自由詩8*07-2-26
喪服屋マリー- 吉田ぐん ...自由詩1707-2-25
かわいいあの子- 蔦谷たつ ...自由詩7*07-2-25
*花氷*- ちと自由詩6*07-2-25
- AKiHiCo自由詩607-2-25
明日_天気になぁれ- 朽木 裕自由詩3*07-2-24
知っているか- 水在らあ ...自由詩32*07-2-24
からだ- 水在らあ ...自由詩16*07-2-24
生人- 石田 圭 ...自由詩2107-2-24
LoveBird- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-2-23
感情形容詞の人称制限について- 小池房枝自由詩10*07-2-22

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