すべてのおすすめ
キミは自分が生まれてこなければよかったと
口癖のように虚空を睨み付けながら呟くけれどね
みんな案外同じ事を思っているんだよ

僕だってそうさ
生まれてこなければよかったと
ふと独りきりの部 ....
ハロー、グッバイ
まわる世界
君の手のひら
夕暮れてく空に
まどろんでいても
昨日の続きなんてどこにもない
意識が遠のきそうなほどの
鮮やかなオレンジ
それでもうまく
あの空の青さに ....
横たわるアスファルトにトマトジュースと云う名の
血を吐く私は死体。

学校から盗んできた白いチョークで人をかたどる
友達はさしずめ第一発見者。
それもとびきり胡散臭い。

アスファルトは ....
あなたにこころをまかせられる
それって好きとか嫌いとかじゃなく
ずっと以前から知っていたような
どこかで一緒だったことのあるような
懐かしくて不思議な気持ち
見つめられて
見つめかえして
 ....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った

あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで

子供の頃によ ....

どんなに長く電子メールを送信しても
恋人は七文字程度しか
返信してくれないのである
業を煮やしてメールを送信するのを止めると
次の日から
矢文が届くようになった
頬を掠めてすこん
 ....
{引用=しん
と張りつめた空気の隙間から小さく 雪ふるる}

 氷点下の朝
 白樺の並木道
 枝の間から差し込むあたたかさ
 昨日の凍てつきなんて
 思い出すことなく
 鳥たちのさえず ....
 ひとひらの思い出のカケラ
 走馬灯のように右脳を走る
 凍えてぬくもり求めて歩いた我が青春
 過ちをするなとは言わないけど
 繰り返さないこと
 それこそ大事
 絶え間なく続く命の鼓動
 ....
哀しみを抱き締めるみたいにして
君はありったけの力で私を包む

私は熱に浮かされた
白痴みたいに言葉を紡ぐ

「愛してる」

生きるって哀しいね
でもとても素敵だね

なんで泪が ....
珪石、打ち鳴らし、
火花が砕けた。
日々には
何も影響しないし
縫い付けない。
去年の冬に読んだ、
ある外資系投資家の
凡庸な装飾と比喩、
エチオピア・ハラーという珈琲が
おいしいく ....
後を返ると一人
寂しい時は音楽を聞く
君の友人の一人
悲しい時は料理をする

セロ引きのゴーシュでも
演奏会には弱い
ピアノの音
波の音

僕を信じて下さい。
愛の人について来て ....
胸のボタンを外すとき
あなたの狡猾な指先を思い出す
背後から不器用そうに
それでいて
未来に待ち受けているものを欺くかのように
(それなのに忘れられないのは
部屋の灯りを消しても
情念の ....

魚は酸素を知らぬだろうか
暗い水辺に輪を描いて
あんなにも深く潜ってゆく


飼育係は放課後に
飼っていためだかを流してしまった
閉じ込められてるのが
可哀相だったって
 ....
まためぐる季節に
埋もれてくしろいまち
夜が来るたびに
暗がりの向こうから
沈黙を引き連れて降る白

霜焼けの幼い手のひら
目が眩むような世界に
迷い込んでしまわないよう伸ばす手
誰 ....
今日もまた
放課後
シーソーの片側に座って
浮き上がれる瞬間を
待っている後藤くんは
自分を宇宙人だと思っているらしい

グラウンドには長く
影が伸びて

僕の生まれた星にも
 ....
ミサイルが発射される音が聞こえる
母が
台所で家計簿をつけているのである

インキは戦車のキャタピラのように
勇ましく前線を進み
赤い数字が攻撃目標みたいに
点々と書き込まれてゆく
エ ....
ひとりでいることって
決して好きくはないんだけど
ひとりでいたいときがある
壁のカレンダーを眺めてみれば
いつもと同じこよみなのに
この日だけは特別だよって囁いている
瞬くイルミネーション ....
初めてこの道を通ったとき
小さな花が咲いていることに
気がつかなかった

初めてこの道を通ったとき
向こうから歩いてくる人が
君だったことに
気がつかなかった

初めてこの道を通った ....
寒いと駄目なことばかり考える。
嫌だなぁ あたし冬嫌いだな

君が居ないと駄目だ なんて
惰弱な精神

共依存しないのが二人の理想なのに

寒いよ

帰る家が違うのはど ....
暗闇に言及したって、いつだって答えはない。

強く息を吸ったら僅かに死臭、が

ねぇ、君。

愛していたよ。

すごくすごく。

愛していたよ。

ふわふわの頭持ちながら
死 ....
空が青く見えました

当たり前でしょうか?

もし空が黄色かったら・・・
もし空が虹色だったら・・・

そんな風に考えてみると
なんとなく変な感じがします

でも
夕暮れ時は赤い ....
僕が生まれてきた理由を
手探りで探そうとするけれど
腕を天井に伸ばしても何も掴めない
幸せはどこに在るというのだろう
横でキミが虚空を睨んでいる

見えない答えが欲しくて
ずっとキミと二 ....
羊水の記憶を辿りたくて
何度も海を呼ぶ

故郷への列車は海も山も知らない

揺れは
胎の記憶
響く音は
血の流れ

唸る、唸る、
私の海

(海にあこがれて南へ出たけれど 。 ....
夕焼け空捕まえて泣いた
切なくて声出して呼んだ

宵待ち竦んでうずくまる
可哀想だなんて
放っておいてほしくて

差し伸べられた手払って
悲しみなど許せないと叫んで

幼い日
川 ....
魚群
天から降る
花のよう
鳥の群れ

爪先が赤い
あれは鳩だ
針金を巻かれるよう
その声は細い

薄い影、首筋に射す
そこには初めてのしるし
階下から聞こえるコーラス
 ....
時折、死んだように目を伏せる君を
パラドクスを完成させた完璧な死体と思い、
その横顔に恋をした。

僕はネクロフィリアなんだろうか?
自分の皮膚の下におぞましい欲を感じる。

 ....
雪ん子舞い散る故郷から
童子たちのまぶしい笑顔が消えた
あの頃の笑い声は
顧みることを忘れた古いアルバムのなか


北風ぴゅうぴゅう寒かろう


すっかり刈り取られた稲田を望む
古 ....
街灯の並んだ道を
一匹のかぶとむしが
低空飛行して進んでゆく

信号か何かの
赤い光を受けて
目玉も背中も
海老のようにぴかぴかしている

かぶとむしは
曲がり角で
ゆっくり ....
いまは更地になっている
高校の前から自転車で少しいったところの
あの荒廃した土地には
昔ジャスコが建っていた
しみったれた汚い店だったが
中にはフードコートもスーパーも
一応あ ....
陽だまりのベンチで
あなたの姿を見つけたよ
何気ない仕草のひとつひとつから
幸せのあり方を掬いだしては
これで良いのだと
ひとり頷くあなたの姿
大きな卵でも抱きかかえるように
胸の前で孤 ....
プル式さんの自由詩おすすめリスト(1857)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
結末を先に書いて- AKiHiCo自由詩506-12-20
手をふる明日- 夕凪ここ ...自由詩8*06-12-20
トマトジュース- 朽木 裕自由詩4*06-12-19
Christmas_Song- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-12-19
あるところに- 水在らあ ...自由詩74+*06-12-19
恋人とのわかれ- 吉田ぐん ...自由詩2706-12-19
ひとかけらのお話たち- 夕凪ここ ...自由詩9*06-12-16
寝るより楽はなかりけり- 山崎 風 ...自由詩1006-12-16
哀しい熱だね- 朽木 裕自由詩4*06-12-16
半導体、その彼岸へ- はらだま ...自由詩11*06-12-15
ビリーブ- ペポパン ...自由詩6*06-12-15
悦楽(黒薔薇の微笑_其の二)- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-12-14
飼育係、或いは荒廃- 吉田ぐん ...自由詩1506-12-14
芽吹く- 夕凪ここ ...自由詩8*06-12-14
後藤くんのこと- 吉田ぐん ...自由詩1506-12-12
家計簿と戦場- 吉田ぐん ...自由詩1406-12-12
哀愁のメリークリスマス- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-12-12
初めてこの道を通ったとき- ぽえむ君自由詩16*06-12-11
呼吸- 朽木 裕自由詩2*06-12-11
骨は私が拾います- 朽木 裕自由詩6*06-12-11
空模様- えりす自由詩5*06-12-11
キミがすきだから- AKiHiCo自由詩306-12-10
回帰本線- ミゼット自由詩8*06-12-9
宵待ちカテドラル- 藤原有絵自由詩706-12-9
誕生- ミゼット自由詩7*06-12-8
ネクロフィリア幻想- 朽木 裕自由詩2*06-12-7
雪ん子のうた- 恋月 ぴ ...自由詩28*06-12-5
かぶとむし- 吉田ぐん ...自由詩1206-12-4
ジャスコ- 吉田ぐん ...自由詩2106-12-4
生きぬく力- 恋月 ぴ ...自由詩46*06-12-4

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