すべてのおすすめ
呪いをあの人にかけてあげよう
神様に祈りを教会で捧げて
災難に見舞われますようにと
ロザリオを提げながら
十字架に祈りを

この胸の痛みをどうか
あの人にも伝わりますように
私だけを見 ....
電気をつけないままの部屋で だらり 弛緩
久しぶりの死体ごっこ

死体の損壊状況は脳みそが酷くただれている位
胃の内容物は八海山と寒梅、久保田
最後に電話で話した人物は元バイト先の先輩
ホ ....
電車で
化粧するひとがきらい

優先席で足広げてすわる
わかものがきらい

コンビニの前で輪をつくる
強がってる中学生がきらい

昼間っから酒臭いくせに
舌打ちしてあるくおじさんが ....

わたしの家の郵便受けには
朝になるといつも
赤い花がいっぱいに届けられる
露を含んでぽったりと
流れ出しそうな赤い花だ
どこかにわたしを好きな人でもいるのだろうか
捨てるに捨てられな ....
バイクが壊れた夜 赤いスピードメーター
まわらないエンジンキー 雨
赤い三日月からしたたってくる涙は一体誰の

ミラーがシートが血に染まって
私が私が千切れてく

死にたいと思う身体
 ....

小さい頃
コーヒーとは
空色ののみものだと思っていた
すくなくとも
母親が眠れない夜にいつも作ってくれた
ミルクコーヒーは
曇りの日にふと覗く
青空の色をしていた

それなのに ....


眼を閉じるとそこは
金木犀の香る秋のベンチで
横には
もう何度も思い出しているから
びりびりの紙のようになってしまった
いつかの君が
黙って座って煙草をすっている
周囲がいやに ....

わたしの好きなひとの眼の中には
いつでも空がひろがっている
外が雨でも嵐でも
すこんと晴れた青空の眼だ
することが何もない
曇った日曜日なんかには
一日中好きな人の眼を見ている
そ ....
おいしいと評判のケーキ屋さんは
有精卵をつかっているという噂だった
怪物みたいな冷蔵庫を開けると
そこには透き通るような殻をした
まだ温かい卵が並んでいるのだと

早朝
こっそりケーキ屋 ....
もし
ほんとうに
うまれかわったり
できるんならさ
わたし
きみのおよめさんになりたい

きみとけっこんして
まいにちおべんとうつくって
いってらっしゃい
ちゅってして
ゆうごは ....
モノトーンの殺意に時折襲われる
自分自身への殺意

死はゼロか?否。
肉体が消えたのならゼロには限りなく近い
だがそれは別次元であって
生まれる前に時が戻ったわけではない

「それ」は ....
もつ煮込み屋で
黒ホッピーと
さんまを食べる

このはらわたをねえ
日本酒で食べたらおいしいんだよね
それだったら、日本酒、たのめばいいじゃないですか
そうだねえ
そうなんだけどねえ
 ....
一枚の写真のなかで私
笑っていた
卸したての制服は似合っていないし
表情もなんだかぎこちない

引越しの準備とかで慌しい最中
久しぶりに開いてみた
アルバム
こっちへ出てくるときに母が ....
4年は乗っているバイクのNランプがつかなくなった
あれ?と思っていたらブレーキ灯もウインカーも
つかなくなってしまった

バイク屋のお兄さんが云うには
何処かの線がぷっつり切れているらしい
 ....
ぼくらは

朝の光を
深呼吸する

からだのすみずみにまで
光がゆきわたって

ぼくらは

光だ

この暗い世界に
明かりを灯す

光なんだ

きっと
きっかけに
とどめておくべきで

消え去って
いなくなってしまったいま
ふらふら
のばしたその手で
ながしこみ
うろうろ
さまよわせた手で
くゆらせ

きっかけにはしても
理 ....
上品なうぐいす色をした、ふわふわの翼



雪降る前の寒々しい日、
びうびう風は吹き荒れて、
いつもにぎわう公園には誰一人いない

空を仰げば揺れる電線、
どんどん雲は流れ流れて、
 ....
時間は矢のように

「光陰矢の如し」だなんて言うけれど
時間が矢になる人はごく少数で
充実してない堕落な毎日じゃ
目の前で輝く可能性も掴めないんでしょ?
チャンスの神様は逃げ足が速くて前の ....
この世から 
姿を隠した彼の面影  
浮かんできそうな 
月夜の道 

なにもかも 
すべてをなくしたところに 
「 無 」があった 

四十九日が過ぎる前に 
彼のいない自宅に
 ....
紫色のくちびるを震わせ
熱いコーヒーで暖を取るわたしに背を向けて
あなたはストーブに薪をくべている

見覚えのあるチェック柄の毛布
あなたの匂いを胸一杯に吸い込んでみた

冬の嵐の去った ....
一秒ごとに
とどまる
時間が
抜殻として
輪郭を残し
なだらかに
連なる

呼吸と
思考
いくつかは保たれ
いくつかは置かれたまま

ふりむけば
うすい
半透明の
殻が ....
文字のとおり
捻りなんて何もない

暗い
冷たい
厳しい
季節
でもその下で
新たにはじまるものがある

暗いからこそ
明るさを
冷たいからこそ
温かさを
厳しいからこそ
 ....
この頃は
新聞の死亡記事を切り抜いて
町内の電信柱に
べたりべたりと貼り付けることにしている

今日もこんなに沢山の人が死にました
毎日毎日人は死にます
これだけの人が死ぬ中で
わ ....
背中が無防備すぎるから
思いっきり蹴りたくなるんだ

気持ち良さそうに伸びをするから
ボディーがガラ空きだぜって
思いっきり殴りたくなるんだ

平手打ちで頬にもみじ作りたいなぁ
死角か ....
虫のいどころでも悪いのか
いつまでも押し黙ったままで
あなたはテレビの画面を眺めるでもなく
そっと箸を置く

テレビのなかには
つまらないギャグに笑い転げる顔があり
テレビのそとには
 ....
ある人は
上手にすくったものを
目を細めて ごくごく

ある人は
上手にすくったものを
パンにつけて ぱくぱく

ある人は
上手にすくったものを
塗りたくって べたべた

未だ ....
きっといつか小さなアパートの二階のベランダから
この世で最も醜い青と橙の冷たいグラデーションを眺めながら
冷え切った珈琲を流し込んで
ゆっくりとベッドに沈む
とても美しいその一連の仕草 ....
2008年1月某日
雪模様の曇り空
LARKの箱みたいな空の下
いつもの道を逆方向へ曲がり
果てしなく果てしなく進む その先、海

道路標識はややこしくっていけない
→(こっち)海、とか ....
ひときわつめたいものが
のどにさわる
 朝、ふとんのなかで


きょうは雪
埃っぽい事務所へ入ると
アルバイトさんが
目玉を取り出して洗っていた
ごめんなさい
びっくりしたでしょう
ちょっと埃が入ったものだから
と言いながら

くぼんだ掌に載った目玉は
 ....
プル式さんの自由詩おすすめリスト(1857)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
呪いの教会- AKiHiCo自由詩408-5-20
死体ごっこ- 朽木 裕自由詩408-5-18
きらい- こころゆ ...自由詩5*08-5-14
日常- 吉田ぐん ...自由詩1308-5-13
フルスロットル- 朽木 裕自由詩208-5-4
お台所の話- 吉田ぐん ...自由詩1608-5-3
君を思い出している- 吉田ぐん ...自由詩2508-5-1
砂になった好きな人- 吉田ぐん ...自由詩21+08-4-23
或るケーキ屋さんの話- 吉田ぐん ...自由詩608-4-19
およめさん- こころゆ ...自由詩4*08-4-7
遠い産声- 朽木 裕自由詩208-3-31
さんま- 夏野雨自由詩57+*08-3-15
引っ越すひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-3-10
点滅不全- 朽木 裕自由詩5*08-3-6
朝の光- 風音自由詩3*08-2-19
つぶやき- FUBAR自由詩4*08-2-19
一羽の鶯の命日とも呼べる或る冬の日- 朽木 裕自由詩2*08-2-13
とりとめのないこと- 相羽 柚 ...自由詩2*08-2-13
「_骨_」- 服部 剛自由詩308-2-12
拾われたひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*08-2-8
アースシャイン- 夏野雨自由詩64*08-2-8
インスタント(冷たい小指)- FUBAR自由詩6*08-2-5
自殺志望の友達へ贈る詩- 吉田ぐん ...自由詩20+08-2-3
君が悪いんだ- 朽木 裕自由詩4*08-1-31
ささくれたひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-1-29
黒糖とプリン- FUBAR自由詩9*08-1-29
二階のベランダ- 虹村 凌自由詩6*08-1-27
海猫交友日誌- 朽木 裕自由詩208-1-24
つめたく- さかな自由詩208-1-23
アルバイトさんのこと- 吉田ぐん ...自由詩808-1-23

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