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初夏の陽射しは 便りを運ぶ

宛名も消印も
差出人も
見当たらないけれど
懐かしさという
こころもとない手触りに
わたしは ゆっくり目を閉じて
紫陽花のさざなみに
いだかれる
 ....
世界のありったけの明かりに負けず
その人の背中越しに三日月が見えた

一瞬で長い腕がそれを遮る


活路を見出さなくてはね


しっとりした声で
それはそろりと湖底を撫でるよう ....
しなだれて奥様?
いいえオキラクシングル

疲れているのは肌だけじゃない
生活空間
主にきっちん!

やさしいドラマは居間の向こうで
甘いささやきはひそひそ声

今日も眠るかしら
 ....
君から何かもらえるなら


私は何をほしがればいいだろう


モノでも
コトバでも

私はきっと満足できない


キミじゃなきゃ満たせない


だから特権をちょうだい
 ....
君に何か届けるなら


言葉がいい


たった一言で
君を笑顔にして上げられるような

たった一言で
私まで嬉しくなるような


言葉を君に、贈りたい


他の誰にもで ....
時が過ぎるのは風のよう、感じたと思ったらもう過ぎた後だから。



人は今を生きることしか出来ないと思う。



過去を背負って、



未来のために、



今を刹那 ....
汚れたくないの

なんて言わないし

悪臭漂うこの街で

深呼吸さえ出来る

誰に摘み取られることもなく

踏み潰されたって構わない

ひどいこともたくさんしてきたのだもの
 ....
わたしはこの広大な大地の末端にすぎない
空を目指して大きく強くならなければ
いつか刈られてしまう枝葉にすぎない

でも枝が幹となるにつれ
支えるものが増えていって
その重みに耐えきれず
 ....
千代紙こうてくれへん?
匂い付きのやつやで。
嗅ぐと、鼻の奥んとこが、ジーンとなんねん。
何や懐かしいこと、思い出せそうで、思いだせへん
あわーい陶酔があんねん。
千代紙には。
何でやろ、 ....
あたしの心の奥底に
善と悪のふたごがちんまり住んでいる

哀しい事があるたびに
鏡の中の世界だと言い聞かせ
嬉しい事があると
これが当たり前だと言う現金な奴ら

言い訳上手なあたし ....
また誰かがどこかで
あの人の悪口を言っている
馬鹿だと罵っている
出来損ないだと嘲笑している

皆が集まってきて
あの人に痛い眼差しを向けている
沢山の人に囲まれて動けないあの人
苦い ....
夢の向こうで鳴り響く銃弾に
赤子は薄く目を開く
帰還したうつつのゆりかごから
父母の心根を想起して
緑の虫との区別をつけて
つけようとしてつかなくて
つかなくて
泣く
母の優しい呼びか ....
愛し合いたいと思うことはあまりにも簡単で
それでも消えないのが憎しみや怒り
今も高いビルのうえから
誰かが飛び降りて死ぬのだろうか

自分で死ぬのは勇気がいることだと
誰もが口をそろえて言 ....
お前にそっくりな
ひよこ豆をゆでる

おまえにそっくりな
ちいちゃな鉤鼻と
これまたおまえにそっくりな
ちいちゃなおしりがついている

圧力釜なら早いが
ああ、
それはぜんぶお ....
しろい花
きいろい花
むらさきの花

白い作為
黄色い極限
紫の無意識

対象知らず
しるしなき
供花は咲きほだされて

立つ雲
しずかなる
狂歌は所在なく奏でられ
ひとの領分で ないものが
ふりつもる
夢のなかに めざめて
いつまでもいつまでも
砂を かき出している
 赤い大きな目で
 長い耳で
 常に動く鼻で
 少し長めの前歯で

 君は何を見た
 何を聞いた
 何をかいだ
 何を食べた

 短い一生で
 君が見れなかった、聞けなかった、か ....
どういう縁かは知らなかったけど、ひと夏、おばあさんが家にいた。

でしゃばらない、口数の少ない人だった。

私は小学6年生。すきな人がいて、友達がいて、楽しかった。

「主人は、三男坊 ....
あなた今噛んだでしょう
もっと優しくして頂戴
大事に磨いた
わたしの肌に触れたいなら

順番を間違えては厭
一番目の鍵を頂戴
云わせたら
承知しないわよ

挨拶のように丁寧に
白 ....
とけるのは唇
あふれるのは 生温かい水
零れないよう
太い針で縫いつけて
不器用に 笑う

染み出す膿で
舌が焼ける

目を瞑り、
笑う

溜まった水は
まだ温かい

私 ....
ぼくは詩人

星の数ほど夢があり
そしてそれは煌めき輝く

今日もまた

夜の散歩をしていると
星空に出会いました

星を隠す雲もなく
見渡せば満天の星が銀色に広がる

その ....
エメラルドの長靴
両足で小さな湖にダイブ!

見上げる階段の先
そう、あれはお母さん

足跡が小さくて
雨粒も小さくて


ルビーのミュール
片足で深い海をジャンプ!

見下 ....
やっと、
波が来た。
ヤセイに満ちた、
笑う波。砕けてさらに、
あざ笑う波。

細胞
細胞が闘えという
波と
海と

アフロのカマレラもニカッ

親指立てる
走って帰って ....
「えくぼ」


六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?

穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
「生きている事」が

脆く儚く強く美しく

素晴らしい事を知ったとき。

僕は不意に涙を流す。

この感情を僕は知らない。

生まれたての子どもも

老いて朽ちて行く老人も
 ....
暗い窓枠の隅で
夏虫が遠慮がちに
ヂィリヂィリと鳴いていて

OA機器の明かりは
てんでばらばらに部屋へと落ちる

何故か
貴方を思い出したんだ

まだ髪は黒くて
桃色の膨らんだ ....
満月ぽっかり
いや
ぽっかりじゃないな なんだか
もっと

おろーん
満月おろーん
いや
しかし

おっきいなあ今夜のは
なんだかおまえに食べさせたい
イグアナに
イグアナの ....
私は事故の翌々日で頭も痛ければ吐き気も酷い
首は軽く鞭打ちで背中の打撲も痛い痛い痛い。

君はといえば、酷く腰を痛めているところ。

どう考えたって、
デートなんかしている場合ではないけれ ....
青い 朝爪
くとん と
葉の 胸

黄緑 透ける脈

まだ
まぶしいの

月に
あずけてた 
から
あなたに会うために
歩いてく道すがら
蹴飛ばした石ころは
転がって
側溝に落ちた
二羽のカラスが飛びだして
山際に沈んだ
見上げると
雨雲が送電線に接触して
発光している
あなたは ....
プル式さんの自由詩おすすめリスト(1857)
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