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赤い部屋 鍵の束
黒い猫 稲光り
足音 足音 遠くなる
人影 人影 消え失せる

(君は知っているだろうか この感情が何かを)

禁じられた書 落ちる窓
目隠し鬼 白痴の横顔
雨音  ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても

しあわせなら
よりしあわせになるように

そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように

できることなら
あなたの ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて

薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて

茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて

青 ....
もう
何もいらない

あのひとさえ
こころから遠ざかって

あの過去の記憶も消えうせて

ああ

そうなれば
どんなにいいだろう

わたしという存在
それは無用なものなのに
こちら、さよなら商店です。
さよならの代わりに役立ちそうな言葉を取り揃えて御座います。
どうぞ、どなた様もご自由にご利用ください。

一、
面倒くさいなら
荷物をまとめて
あたしの内から ....
 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 衣類を剥いて 手足を縛った
 跡が残るように きつく きつく


 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 ....
鼻腔に遺された
親友のお骨の匂い

身体に染付いた
病院の匂い

金木犀でもなんでもいいから

どうか消して

いい香りで
わたしをいっぱいにして
予感する、
みどりの枝葉は
たわわなきんを孕み
ひとときの甘い溜息や戸惑いを
その足元に散りばめる

枇杷色の、
おぼろなる気配は
風の匂いに神無月の宵闇を語り
遠くなった声の記 ....
あなたが
毎日
乗っかって
遊んでいた
地球が
置き去りにされて
寂しそうに
蒼く
ひとりで
転がっている

彼岸花が
血のように赤く

けど
金木犀は
甘く甘く

秋桜が
可憐に揺れる


雪がたくさん積もって

大きな雪だるまも
雪うさぎも作った

手が霜焼けになっ ....
こぼれる笑みを舌先で隠し
焦らしながら導いて 沈める

時折 突き上げられては 鳴き声をあげ
遮二無二躍る 私の姿は きっと醜い

美しく歪んだ顔に目を落とし
我を失い倒れ込む
 ....
貴方の傍にいて最近
凄く怖くなるの
悲しい気持ちになるから
出来るだけ顔を合わせないように
泣き声も出せず殺して涙するの

ずっと一緒にいようと
約束したばかりなのにね
私たち少し何か ....
夜更け
車窓に映るわたしの影
扉にもたれて
窓外を見ても
映っているのは
疲れた車内

電車を降りれば
きっと夜風が吹いていて
わたしをやさしく家まで連れ帰ってくれるだろう

け ....
どうせなら
完全に見捨てて

おねがい

半端にやさしくしないで

やさしくするなら
もっと
  さっき呟いた「逢いたい」の意味は

        今すぐ会いに来て キスして抱いて
明日が
世界の終わりだといいな

なにもかも

誰もがいなくなる

ううん
やっぱり
いなくなるのは
わたしだけでいいかな

終わりの日は
もうすぐそこに
ある気がしてるの ....
精神病院に
ずっと閉じ込められていると

雨にうたれたい
日の光を浴びたい
霧の中を歩きたい

足の裏で
土の感触をたしかめたい

なんて贅沢な時間だったんだろう

自由って
 ....
はじめの一歩を踏み出すためには
その一歩を踏み出すための一歩が必要で

私にはそれに当たるものがないことに 気づいてしまったんだ
そんなときに 秋風が背中を冷たく押したりするものだから
私は ....
パンドラは慌てて箱を閉めた
希望だけを中に残して

ロトの妻は思わず振り返った
ソドムの滅亡を自身確かめるために

ノアは箱舟を作った
自身の家族と動物たちを載せ
その扉は神が閉め ....
どこか寂しげな 金色
薄い 肌
純粋無垢な 表情
天使は歌う 腰をおろして
天使は歌う ギターをかき鳴らし
天使は歌う 淡々と

天使が歌ってる
天使のように
許されざる罪人を胸にし ....
そういうことが言いたかったわけじゃないんだ
それは君に対してだけじゃなく 僕に対しても言ってるんだけど
分かるなんて言って欲しくないよ
だからって分からないなんて言って欲しくない
ただ僕は今ま ....
 自分を高く売るために 偽造した学生証

 お客のニーズに合わせて 服も幾種か作った

 シャワーや石鹸じゃ落とせないのは分かってる

 若い女という武器を最大限に活かせる ....
無いものねだりをするよりはと
秋の白い雲流れる堤防で
ひとり
清貧ということばの意味に思いを馳せる

それはあまりにも懐かしいことば
仄かなランプの灯かりを頼りに
見果てぬ夢を追い続けら ....
プール前の花壇に
コスモスを見つけて喜んでいた そのくせ
君は、緑色のため池に沈んだ季節を
あまりに切なげに指す
わかってる 
君も、僕と同じ色が好きなんだろう
空のいろ、でもなく ....
十月の、
霧雨に染みて
薄紅いろの細胞膜が、
秋桜、
空に透ける

十月の、
夕暮れの風に惑って
枇杷いろの金木犀、
満ちる、そこらじゅう

それらの
秋という色や匂いに混 ....
 
 
あまりに静かなので
どうしたものか
耳を澄ますと自分が
階段になっていることがわかる
踊り場には
温かい春の光が落ちて
多分そのあたりに
思い出はあるのかもしれない
遠くで ....
窓を大きく開け放ち
男はそのままの姿勢で倒れこんだ
夜風にカーテンがゆれるだけの
ささやかな部屋
カーテンの色はミントブルーで
男の好きな色なのだった
思い出の中で静かにゆれている
今も ....
マシュはとなり町の病院で死んだ
マシュが愛した
マシュの本屋では死ななかった


マシュは本屋だった
この町一軒の本屋だった
マシュの店は正方形
そこにふるびた黄色い本
この ....
いま 欲しいもの

    アナタを満足させられる才能
すし詰めの車内で私は玉子
握りの玉子じゃない
握りの横に添えられた 数学の図形に似た飾り物の玉子
入り口の支えに身を預ける
頭の焼印を日差しが照らす

不意に電車がカーブにかかると
バラ ....
プル式さんの自由詩おすすめリスト(1857)
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