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うは
お前の言ってたとおりだ
あるよ
間違いのない木漏れ日和

信じられないほど柔らかに吹く風も
明日を語らっているような
木の葉のさざめきも
目を奪う光の木漏れ日も
あぁ
なんか ....
料理をするとき君は
良く歌を歌っているね

とんとんと小刻みに聞こえる包丁
ぐつぐつと煮えている鍋
うんうんとうねる換気扇
君の歌

そんなときに
これ以上ないくらい幸せを感じるんだ ....
スクランブル交差点を
行き交うちくわの中に


ぽつり


ちくわぶが混じっていた


バッタものだよ
言われて初めて気がついた
NIKOのロゴTシャツ
が吸った汗の染みへの ....
お盆になると
実家には
離れて暮らしている兄弟たちが
一斉に集まり
昔を懐かしむ蚊取り線香の匂いが
きしむ床や汚れた壁から
おもむろに流れている

帰郷する度に
夕飯に並べられる
 ....
あと十分で地球が滅びます。

いつものように何気なく見ていた目覚ましTVで
総理大臣が重々しい口調でそんなことを言った
朝。

あと十分だってよ、どうする?
母さんは僕を見ながら、くひひ ....
こんなに青いくらい透き通る空に
太陽がぽっかりと大口を開けてる


黄色い長靴も
黄色い傘も
黄色いワッペンも
黄色いレインコートも


みんな黄色いヒマワリにして


眩し ....
この眠れない夜
少し開いた窓の隙間から
カーテンの裾を揺らすのは
頬を掠めるひやりとした夜風
紛れ込んできた露の雨音に
畳の匂いが、一層、濃くなる

月があるわけでもないのに
外は仄か ....
注がれて激しくうねる麦茶
そこに波打つ氷の熱
呼吸と麦茶が混ざり合い
感覚は針のように鋭く喉を刺す
祖母が死んだときの
飼っている犬が死んだときの
苦味が
体の内側から
徐々に頭へと回 ....
電車と呼ばれる棺おけに
出来損ないの食べ物ばかりを並べる花屋
改札と切符の隙間から乗り込む乗客たちは
数少ない呼吸器を奪い合って窓から手を伸ばしている
躾けのなっている犬がだらしなく涎を垂れ流 ....
宝探しをしようか
長い影の伸びる帰り道
長い髪を夏風に遊ばせて君は
少し目を細める微笑みで
子供みたいな提案をした
その話の続きはなく
会話はぷつりと途切れて
また君は楽しそうに風の中を ....
 おっぱい星人


おっぱいの魅力に取り付かれ
おっぱいについて語り出したら止まらない
乳輪から乳首から型から
大は小を兼ねるとか
小さいのには小さい良さがあるとか
お互い一歩も譲らず ....
今日の献立が決まらない
はて、どうしようか

手の込んだものは好きじゃない
けして面倒というわけではなく
パパッ
ズバッ
シャキーン
って作ったほうが美味だ
な気がする

買い物 ....
わたしから一番遠い人だった
そんな単純な動機

想いは蓮の葉のように
水の面を漂うように
ゆらゆら揺れて

不確かな言葉と
不誠実なあなたと
忠実なわたし

ほほえみをたたえる写 ....
いつまでも動かない
物欲しそうな顔に
デコピンをしてやると
驚いて次のページをめくる

晴れたり曇ったり
雨が降ってるのに晴れてる
洗濯物が干せない日
リビングの少し大きめのテーブルに ....
天井から弾かれた様に落ちる滴
それを受ける輪郭の薄い碗
高い波紋は縁を越えて畳を濡らし
残りは緩い波となって、また静まりかえる

幻想と妄想の別も曖昧になるほど
スコッチを{ルビ呷=あお} ....
舟を漕ぐ君の隣で
高速で様変わりしていく風景を
蜜柑を食べながら眺めている


{引用=君は蜜柑の皮を吐き出すのを嫌がったね
おてんとう様に申し訳が立たないといって}

ほら、海が見え ....
母さん、どうして僕を生んだの


あなたが僕を見るときの
怯えたような引きつった笑顔が嫌だった
だから家を出たんだ
十六歳のあの月の綺麗だった夜に

母さんはピンク色の花が好きだったね ....
水在らあらあさんの美味さんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
木漏れ日和- 美味自由詩706-11-8
歌を歌う君- 美味自由詩5*06-10-23
ちくわちくわぶ- 美味自由詩7*06-8-27
望郷- 美味自由詩6*06-8-11
地球が滅んでしまうまでにやること- 美味自由詩11*06-8-9
太陽のヒマワリ- 美味携帯写真+ ...6*06-7-28
梅雨、列車は停滞する- 美味自由詩11*06-7-22
冷えた麦茶を飲む- 美味自由詩6*06-7-12
夜のラッシュアワー- 美味自由詩4*06-7-6
君と夏風- 美味自由詩10*06-6-29
ほにゃらら星人たちの宴- 美味自由詩6*06-6-28
台所を預かるものとしての苦悩の日々- 美味自由詩2*06-6-23
悲しいほほえみ- 美味自由詩4*06-6-19
休日にはカタログを- 美味自由詩7*06-6-4
滴と器- 美味自由詩3*06-5-28
舟を漕ぐ、山に向かって- 美味自由詩1*06-5-22
母さん、あなたの笑顔が見たい- 美味自由詩3*06-5-17

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