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小鳥はもう飛ばないんだ もう死んでしまったんだ
生き返らせてときみが泣くから
小鳥の背をナイフでなぞった
流れる赤い血を見てふたりはせつなくなれたから
青空の下 海へ向かってる
肺が放出 ....
白く、 粥、 の、
溢れた鍋、 に、
朝の、 音楽が、 生まれ、
あたしが言葉と言葉とを繋ぎあわせられるようになる頃
脚を折ったかあさんの不器用な足音が
台所で今日をかつかつと叩く
たくあ ....
眼を閉じると荒れ野を分ける長い道
その道をいつも探してる
きっと其処では贅沢なんてできやしなくて
女達の手もカサカサしているんだろう
手を延ばせば届きそうな太陽が
渦巻いた夢を照らしてる ....
昔々、日々は葡萄狩りだった
形よく大きなものを探し廻るのに懸命だった
憂鬱は出来事などでなく世界そのもので
頬を切る風は冷たいけれどやさしかった
横から奪っていく手のことなど ぼくはちっとも知 ....
くちなしの花が咲き終えようとする頃に
空はセロファンのように震え
雨粒をくわえた鳥がひと足先に海へと向かう
砂浜に音も無く降る雨が
そこから遠い鉄塔の下で匂っていた
しだいに背の高くなる ....
ラジオからはアフリカの音、マリとしか憶えられ
なかった歌は、その美しさだけをカーテンの隅に
残し、此処に、初夏に、近付く朝がしんと明ける、
よく晴れた日の昼間でも電気をつけないといけな
い ....
水在らあらあさんの新谷みふゆさんおすすめリスト
(6)
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日付
海を見る。
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新谷みふ ...
自由詩
11*
07-3-26
白く、粥、の、
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新谷みふ ...
自由詩
5*
07-3-9
パラダイス
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新谷みふ ...
自由詩
2*
06-12-22
昔々、日々は、
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新谷みふ ...
自由詩
8*
06-10-17
さよならの陰影
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新谷みふ ...
自由詩
10*
06-8-18
白の発光体
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新谷みふ ...
自由詩
8*
06-7-21
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