わたし
この世界にはこの世の中には凄腕の表現者どもがわんさか居て
彼彼女の評価されない作品がこの何十年だけでも山とあるのに、
何故ネット内の身内でちちくりあってるのかがわからなかった。
今にし ....
歯医者さんの窓
いい天気
ぽかんと待ってる

歯に穴があいた僕は
言われるがまま
口をあけて

何か詰めてもらった
もう食べても大丈夫
治療は次回から

外に出たらギラギラお日 ....
 その日は夕方までに出張先を二箇所回る予定だった
 庁舎の駐車場を出発した公用車のバン
 
 走る 湖岸道路から
 雪化粧した比叡の山陵が見えて
 ハンドル握る主幹へ助手席の私はたずねる ....
言いすぎたあとは
待つしかない
すでに言葉は

離れて祈っている
あなたの心が
傷ついていませんように

私とあなたは
違うということ

お酒を飲んで
黙って横になっている
 ....
・仲間が多い

・蜜はゆずりがち

・見た目より強くないけれどそんな自分がけっこ好き

・あわてるとヘコヘコ走る

・話すときはゆっくり話す

・やばいと思ったら死んだふりをして待 ....
 庁舎の旧館は通風が悪い
 配席の奥まっている課長のデスクまで
 冷気は届かないから
 窓を 通常開けておきます

 出張先からまだ還らない課長に
 明日午後の会議の資料を机上へ置きに来た ....
 いく本かの 樹が
 チロチロ陽を洩らす太い枝に一羽きて
 また二羽が来る
 小さな頭を左右に振って
 最初にきた小鳥が身を投げ出すように低空飛行
 今し方 私達が登って来た細道へ向かう
 ....
おふとんとわたくしの
さかいめがおぼろげ

すなのこまやかさで
ぬりこめられて

まぶたをきちんと
とじたまま

きょうのしごとについて
まとはずれなだんどりをくりかえす

お ....
ギターを弾く少年と金の穂麦かな  
 熱帯植物のあでやかな緑生い茂る中に
 消えていった友人の後ろ姿
 
 呼吸の度 緑の香が私の心染めてゆく

 樹々の名前など知らない
 私の身体中が
 心中が
 熱帯樹のしめり ....
わざと希釈して言いがかりを演出するなんて
そんな巧みなことを考える人がいるなんて
ちょっとショックです

形見のグラスを見て
「これ割ったら大変ですね」と
笑って言うなんて

あなたの ....
 
 日の傾いたまち角で
 ふと立ち止まってながめ見る
 昼顔
 香り無く素っ気ない素振りに見えた薄ピンクの
 一日花

 そのアナタが一瞬だけ、わたしへ
 ふるふるっ と 照れくさそ ....
 熱いゆげをわけて
 ちりれんげですくって
 ふう ふう 吹いて食べるのです

 舌の上にのせた豆腐が
 かすかに香って崩れる時
 ふと時間は逆戻り

 勤め帰りのスーパーで
  ....
大切にしたい気持ちと
したい気持ちはいつも交じります

割合を変えながら
行ったり来たり ゆれてうねり
波が生まれます

波に押され 波にのまれ
私は大きな洗濯機の中です

純粋で ....
お酒を飲んだときは、政治と宗教の話はしない
と書いたことがある
受け取られ方としては
前半部分は吹っ飛んだのである

「最近の若い者は」という落書きがピラミッドにもあった
と書いたことがあ ....
土にもぐって 咲く花に
仲良し双子の 子が育つ

かんかん照りでも 大丈夫
大雨ふったら たびに出る
ぷかぷか流れて 新天地

別々お部屋にいるけれど
顔は見えるし 話せるし
大きな ....
人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている

樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ....
 ベランダで洗濯物を干す
 私の耳にずっと
 とどいている安穏な響き

 それは近所だけれど少し離れているため
 うるさくもない 建設中のマンション工事の音

 手が空いて 見下ろす ....
幻想が消えていく

私の人生を彩っていた 夢の中の人々

私のために 私が作った 私の家族たち

さよならも言わず なんだか笑顔で遠ざかる

私は泣きながら立っていた



窓 ....
好みの女優の舞台の相方を見て
美男過ぎて僕の入る余地はないと思う
終了

学校での校則から叩き込まれるのは
重要なのは地頭ではなく
理不尽でも従わねばならぬルールなのだ
ということを知る ....
 クラスメートのMさんは
 その日も
 大学生の彼氏の自慢話ばかりする
 そんな彼女と近頃
 廊下でたまにツーショットだったS君とが中庭で二人
 待ち合わせて下校する姿を見てしまう

  ....
モテ期すら過去のパターンを探し見てはかない夢と決めつけの君  酔った男が管を巻いている
 青い月の光の中に
 しわがれた声で管を巻いている
 ヨロヨロと時によろめいて
 松の根方に坐りこんでしまうのだが
 男の声は途絶えない

 月の光りの流れの ....
ここに注目← の絵を見ながら
本邦はなぜ少年たちを守れなかったか
考える

婆が餓鬼道に堕ちていたと
坊主の説教を聞きながら
坊さんは{ルビ訓練された=トレインド}{ルビ思想家=シンカー} ....
 近所の大手スーパーの出入口横手に
 地元農家の主婦たちによる行商で
 人集りができている

 休日 何とは無し
 その溢れる活気へ混じり気分良くのぞいてみる

 あれ?もう無いの、 ....
全て選択できる毎日のなかで
かえってますますひと言葉
一言一句が
いのち綱となってしまう

今じゃ喫茶店での雑談すらも
録音しあうから

言葉の本体は
あんまりにも窮屈だと
悲鳴を ....
食べたくて 明石焼き

街をぶらぶら どこにいけばよいやら

飲みたくて レモンサワー

のどごしではなく 味わうのであります

干物をみつけた もはやこれでよくない

白昼夢 楽 ....
もち 食べすぎた
おなか ぎっつい

 (だいこん だいこん)

ふぅ ぎっついな
はぁ ぎっついな
 
 (だいこん だいこん)

もち 最高
ぎっつい 上等
 会社では広大な敷地内を 車と自転車が往来する。
 歩行者には「さわやかあいさつ通り」と名称される
 アーケードの歩道が設けられている。

 東の正門で守衛室に社員証を提示しても
 配属先の ....
夢の底を揺蕩えば
思い出の予感に
陶然となる
夢の向こうとこちら側
遠く近く狭まって
底の底に横たわる
わたし独りのたましいが
融通無碍に踊り出す
進む夜の青い時
深い眠りに揺蕩って ....
夏川ゆうさんのおすすめリスト(1058)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
未来は無限- 足立らど ...自由詩2*23-6-21
休日の途中- 日朗歩野自由詩4*23-6-17
阿吽の呼吸- リリー自由詩4+*23-6-15
父親として- 日朗歩野自由詩4*23-6-12
クワガタムシメモ- 日朗歩野自由詩2*23-6-10
ひぐらし- リリー自由詩4*23-6-9
- リリー自由詩8*23-6-4
おふとん- 日朗歩野自由詩14*23-6-3
菫印『ギターと少年』- まると俳句323-6-2
温室- リリー自由詩5*23-6-1
誠に寄るのみ- りゅうさ ...自由詩223-5-31
昼顔[まち角1]- リリー自由詩7*23-5-28
湯豆腐- リリー自由詩10*23-5-26
- 日朗歩野自由詩3*23-5-25
貝になりたい- りゅうさ ...自由詩4*23-5-24
落花生- 日朗歩野自由詩3*23-5-20
樹木のように- 日朗歩野自由詩11*23-5-18
落陽- リリー自由詩4*23-5-18
さよならも言わず- 短角牛自由詩10*23-5-16
酔いどれ船- りゅうさ ...自由詩5+*23-5-15
ある星- リリー自由詩4*23-5-15
私にとっての短歌- 足立らど ...短歌3*23-5-14
月の寺の男- リリー自由詩3*23-5-12
よくわからんが- りゅうさ ...自由詩323-5-7
朝市- リリー自由詩4*23-5-5
ノイズキャンセリング/即興ゴルコンダ(仮)兼題は博喜さん- 足立らど ...自由詩3*23-5-5
街をぶらぶら- 短角牛自由詩4*23-5-4
もち_最高- 日朗歩野自由詩5*23-5-3
朝の月- リリー自由詩10*23-4-30
夢の底(改訂)- ひだかた ...自由詩923-4-29

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