太陽の裸体
ひだかたけし

骨組み崩れ剥き出しになる太陽の裸体、
烈火の破裂に意識の純度の澄み渡り

ひたすら唯物のこの世という幻、
花咲く野辺の色褪せ枯れ果て
不可知のまま力動の思考あの世、
盲目のまま入れば
香りも色も響きも一体化せず只暗闇

骨組みの崩壊に太陽の裸体の今一度燃え
光増し続ける意識の視界に映り響くモノ、

ひたすら唯物のこの世凝視し躍り待つ、
滴り溢れ流れ落ちる真紅の血受けつつ。





自由詩 太陽の裸体 Copyright ひだかたけし 2023-09-10 17:38:04
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