もち 食べすぎた
おなか ぎっつい

 (だいこん だいこん)

ふぅ ぎっついな
はぁ ぎっついな
 
 (だいこん だいこん)

もち 最高
ぎっつい 上等
 会社では広大な敷地内を 車と自転車が往来する。
 歩行者には「さわやかあいさつ通り」と名称される
 アーケードの歩道が設けられている。

 東の正門で守衛室に社員証を提示しても
 配属先の ....
夢の底を揺蕩えば
思い出の予感に
陶然となる
夢の向こうとこちら側
遠く近く狭まって
底の底に横たわる
わたし独りのたましいが
融通無碍に踊り出す
進む夜の青い時
深い眠りに揺蕩って ....
 前に進んでいれば

 迷っているわけじゃないから

 ちょっと覗いて見たくなる後ろ

 迷いはどこからやってくる

 今日 やり残したことからやってくるよ

 明かりを消す前 ....
入社式先輩風で散る桜

春の雷走って逃げる正義感

風吹けば結局みんな風見鶏

どの道も真っ直ぐ行けば突き当り

つばくらめ旋回すれば小宇宙

春眠と短い祈り新年度
蜂の巣穴の形に神を感じる

花の花弁に神を感じる

犬の添い寝に愛を感じる

人の所業にデビルを感じる

あぁ、人だけがクルクルと
何かを知りながら生まれてきて
何かを少しずつ忘れながら育ってきた

見知らぬ街でのZDF彗星のように
ドミノ倒しさながらに価値が顚倒するので
5万年先にどうなっているのか予測できないでいる
 ....
 冷たすぎない 水の入った硝子の花びん
 丸くしぼんで頭を垂れた
 二本のガーベラが生けられる

 それは夏の日、
 駐輪場の傍道に
 ビニール包装されたまま
 三百円の値札を付けた 落 ....
反リモと
授業居眠り
していても
個人としては
日々是前進
 表札が「木戸」とある
 ここで きみはご飯をもらっていて
 今日も玄関先で眠っている

 この間は玄関ドアの傍に並んだ鉢植えに身を寄せて
 うずくまり日なたぼっこ
 きみの瞳が小路へ向い ....
 沈丁花の香しさ
 小風に誘われて
 こころが遠い場所へタイムリープしてしまう

 「ここから見ると。」
 海沿いは照り映える鱗波がどこまでとなく続き
 うっすら空に霞がかる

  ....
メルヘンだったというだけで
メンヘラ扱いされる
いやな世の中だ

あるいはこうかもしれぬ
Menが{ルビ笑=ヘラ}っている
よろしい、メンヘラだ

糖質が浮かばれることはないと
糖質 ....
まざまざと見せ付けられる
世の流れ、森羅万象
襲い来る孤独の波に
戦慄く躰、擲って
涙の夜も、遠くなり
君の瞳の奥までは
一歩ずつでも、前に進みたい
何もかも、もう終わりでも
誰も何も ....
朝の光に華やかな
紅梅の花の群れ、流れて揺れて

意識、うっとりあけてひらき

紅の点描、今や無数無限
朝の光彩を闊達に浴び

光景に溶け入るわたしが居る
駅から家までゆっくり歩いても20分のところを
疲れ切ってしまっていてタクシーに乗った
途端に
意識が朦朧としてしまったら

途中で何人かの人が乗ったり降りたり
乗り合いしてきたのだが
顔 ....
 休日前に同僚と
 行きつけの飲み屋で飲んだくれ
 翌朝なって食う茶漬け

 これが、美味い

 冷や飯に梅干し乗っけて
 塩昆布とぬか漬け胡瓜
 紅生姜に沢庵添えて
 熱湯かけると ....
その朝が来ても

その明日が来ても

代わり映えのないことよ、



目をつぶってら


  
  
「では、一つの情報があります。騎士様。わたしが、
 どこからこの情報を得てきたのか、ということはお問いになりませんことを。
 イリアス・ナディは、このカラスガラの北方にある、
 バルケスの塔とい ....
遥か記憶に刻み込まれたモノ

この人生から溢れ出て、

とりとめなく茫然と巨大な 私の住み処。


この むげんのひろがり を
この むげんのやすらぎ に

微細な雨 降って来る時 ....
終わりはあっけなく
始まりは突然だ
今日は曇り空
輪郭の輪郭は描けるか
明日のビジョンを春に託す
と暢気なことばかり
生活に追われ詩作できる余裕は私にはない
と書く

大きな穴をせっ ....
肌と肌
擦れ合い
デコルテに
爪痕を残す
なんてことのない
ここは魂の坩堝
外は風が冷たい
冬の終わりに
また交われた歓び、哀しみ

背中にまとわりつく
不快な重み
正体は知ら ....
 こんな話、どこかで誰かにもしてみたい

 心臓の鼓動と
 もう一つ
 人には心に脈拍があるのです

 意識していないとき
 心臓がそうであるように
 いつも揺れているメトロノームの振 ....
夢だと思わない。無茶苦茶痛いから。

夢のようだけど。物語に住んでる私たち。

住んでみると、よくないですな。物騒で。

無意味だと君が言うとき私はいない。

無意味だと言うことなかれ ....
 
 おじいさんカメラアングル探る朝
   ドブ川沿い咲く芙蓉の前で


 公園で歪に割れる泥団子
   柴の散歩の落としモノかと


 あす降るか 雲間の月に遠い声
   貴男の ....
 カップ麺に熱湯注いで待つあなたの
 お耳を拝借できますのなら
 こそっと お話してみたい

 京都駅から地下鉄に乗り四条駅で降りて
 阪急電車に乗り換えます
 地下鉄の改札を出た駅構内に ....
 晩の嵐の止んだ朝
 どっぷり濡れた
 舗装道路を進み行く

 街路樹の折れた枝が煉瓦の上に
 太さのちがう枝を見る
 散り落ちた若葉が煉瓦の上に
 柔らかな緑は目に強く
 レンガ色と ....
ちらほらいなくなる人を見かける
ネット落ちというだけか
このご時世でもある
無事を願うばかりだ

神、一人でも多く戻り来たりて欲しいのぞ、と
預言書にある通りだ

しかし毎朝なりなんな ....
 冬空の 街で消えゆく 虹を見る
 束ねた髪が七色の女
 忘れていた言葉である

 もう何年も発したことがない

 巨大ダムの決壊のような

 一大事でも起こらないと

 あの場面で

 言葉が詰まってしまうのはなぜ

 プライドと ....
30歳に見えないっ(キャッ

ほぅ、じゃ何歳に見えたんだい
40に見えたか、老け顔か

更年期、かくのごとし


性獣や49歳妻子持ち、24歳女と不倫

意外とめちゃくちゃにできて ....
夏川ゆうさんのおすすめリスト(1061)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もち_最高- 日朗歩野自由詩5*23-5-3
朝の月- リリー自由詩10*23-4-30
夢の底(改訂)- ひだかた ...自由詩923-4-29
迷いながらも- 佐白光自由詩2*23-4-23
春、風、それから- TwoRivers川柳6*23-4-16
簡単に- りゅうさ ...自由詩3*23-4-5
溜息のうた- マークア ...自由詩1323-3-17
切り花- リリー自由詩7*23-3-9
詩が街全体を流れる濁水にあったとして、生きて来た布石として、 ...- 足立らど ...短歌223-3-8
地域猫- リリー自由詩6*23-3-6
春霞- リリー自由詩5*23-3-3
What_the_hell_are_you_doing_?- りゅうさ ...自由詩3*23-3-2
修羅- なつき自由詩2*23-2-26
紅梅- ひだかた ...自由詩12*23-2-26
乗り合いタクシー- 足立らど ...自由詩4*23-2-26
祝日- リリー自由詩6*23-2-24
変身- AB(な ...自由詩323-2-23
アイソニアの騎士の焦慮(四)- おぼろん自由詩5*23-2-22
ふるさと- ひだかた ...自由詩623-2-21
陽が沈んだ後_星が出る前- 空丸自由詩423-2-19
春の訪れ- なつき自由詩6*23-2-19
幸せのテンポ- リリー自由詩5*23-2-16
反駁- りゅうさ ...自由詩123-2-15
短歌五首- リリー短歌2*23-2-12
ある幻影- リリー自由詩10*23-2-4
レンガ道- リリー自由詩6*23-2-1
無事を願う- りゅうさ ...自由詩323-1-21
_虹- リリー短歌5*23-1-18
ごめんなさい- 佐白光自由詩1*23-1-13
不惑から遠く- りゅうさ ...自由詩3*23-1-12

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