私の言葉に振り向いてくれる人

 私の言葉に寄り道してくれる人

 私の言葉に笑ってくれる人

 私の言葉に涙してくれる人

 私の言葉に不機嫌になる人

 私の言葉に返 ....
鏡に映る自分
ずっと眺めていると
どっちが本当の自分なのか
分からなくなる

誰もが感じる
そんな感覚

私は目を閉じた
残像だけが残る
闇の世界
その向こうの
鏡の中の私は
 ....
 祇園の石段の上から
 灯の街を眺めさせたいと
 私の腕をむりやりつかんで
 つれて来た あなた

 遠い異国の昔
 王宮の血汐がはねあがった日
 革命の巴里祭
 そして日本では祇園祭 ....


 たとえ どうして 流れを {ルビ留=と}める 事 は できない
 時計の 針の {ルビ音=おと} あかい 水 あのときの 紫に 覆われて
 過ぎ去っていく その ことを 情景の 景色に ....
 かつて
 わたしの掌に
 高々と燃えていた火柱

 それは
 赤く 高く 太く 激しく
 掌で支え切れない程だった

   わたしの顔も 肩も 胸も
 
   焔に染まって輝 ....
おりひめとひこぼし
地上が雨で見えないときこそ
ラッキーと思ってるはず

一年に一度しかあえないなんて
神さまひどいよ
七夕がいつも雨で
人目を気にせず会ってもらいたい

いやいや  ....
 暗闇の中には沢山の物語がある


  パリの老いた靴作りが
  ハンチングを傾けてかぶっているのは
  むかし街の女に
  とても粋だわ と口笛を吹かれたからという話

  それでそ ....
一人でふたり分の荷物を整理する

なんて過酷で残酷な(笑)

やり始めるとやっぱり記憶に飲み込まれそうで

それでも時々、楽しくて


壁のシールを剥がせば そこだけ白くて

こ ....
 路の端
 行きすぎるヒトの脚許
 恐れもせず
 ヨチヨチ
 
 細い舗道で歩調ゆるめるヒトたちの視線
 浴びる君はなんとか
 横断すると
 また 喫茶店のガラス扉の前
 軒下う ....
我が家では

いただきますの後
ニャー と号く

あの日から
そうしてる



魚屋さんには夕陽がさす。それは、雨が降っ
ていても、モールの中でもかまわずに。その
匂いの中に ....
現在詩宣言

ネットによって文字はよりリアルタイムにやり取りされるようになった。このネットのやり取りのなかの文字に埋もれて詩人が活躍しているのだったら日本の今までの30年間は揺籃期だったのだろう。 ....
AIの欠点の一つに致命的忘却というのがある
今まで僕とした会話をまるで覚えていない

容量が、足りなかったのだ
うむ

人間でもこういうことはある
ボケである

これも容量が足りなか ....
朝の歌を、小鳥の声にまぎれて。わたしはコーヒーを飲む。ねむれない。

カルフォルニア・ミソサザイが鳴いている。わたしの全て否定しているのだ。

カラスがゴミ集積所を漁っている。猫も。敵同士なの ....
 雨 あがり
 ぬれたアスファルトの路面に見る
 ミモザ色の浮草
 それは
 スクールスカートに
 ランドセルを背負っていない女の子の長靴

 手には二つ折りの画用紙持って
 踏切渡っ ....
 風の中に雨がむせび

 雨の中に女がむせぶ

  長く長く
   細く細く


 胸の中に
 容赦なく風が吹きこむ度
 
 血潮のいとおしさに女はむせぶ
 
   過ぐる日 ....
わたし
この世界にはこの世の中には凄腕の表現者どもがわんさか居て
彼彼女の評価されない作品がこの何十年だけでも山とあるのに、
何故ネット内の身内でちちくりあってるのかがわからなかった。
今にし ....
歯医者さんの窓
いい天気
ぽかんと待ってる

歯に穴があいた僕は
言われるがまま
口をあけて

何か詰めてもらった
もう食べても大丈夫
治療は次回から

外に出たらギラギラお日 ....
 その日は夕方までに出張先を二箇所回る予定だった
 庁舎の駐車場を出発した公用車のバン
 
 走る 湖岸道路から
 雪化粧した比叡の山陵が見えて
 ハンドル握る主幹へ助手席の私はたずねる ....
言いすぎたあとは
待つしかない
すでに言葉は

離れて祈っている
あなたの心が
傷ついていませんように

私とあなたは
違うということ

お酒を飲んで
黙って横になっている
 ....
・仲間が多い

・蜜はゆずりがち

・見た目より強くないけれどそんな自分がけっこ好き

・あわてるとヘコヘコ走る

・話すときはゆっくり話す

・やばいと思ったら死んだふりをして待 ....
 庁舎の旧館は通風が悪い
 配席の奥まっている課長のデスクまで
 冷気は届かないから
 窓を 通常開けておきます

 出張先からまだ還らない課長に
 明日午後の会議の資料を机上へ置きに来た ....
 いく本かの 樹が
 チロチロ陽を洩らす太い枝に一羽きて
 また二羽が来る
 小さな頭を左右に振って
 最初にきた小鳥が身を投げ出すように低空飛行
 今し方 私達が登って来た細道へ向かう
 ....
おふとんとわたくしの
さかいめがおぼろげ

すなのこまやかさで
ぬりこめられて

まぶたをきちんと
とじたまま

きょうのしごとについて
まとはずれなだんどりをくりかえす

お ....
ギターを弾く少年と金の穂麦かな  
 熱帯植物のあでやかな緑生い茂る中に
 消えていった友人の後ろ姿
 
 呼吸の度 緑の香が私の心染めてゆく

 樹々の名前など知らない
 私の身体中が
 心中が
 熱帯樹のしめり ....
わざと希釈して言いがかりを演出するなんて
そんな巧みなことを考える人がいるなんて
ちょっとショックです

形見のグラスを見て
「これ割ったら大変ですね」と
笑って言うなんて

あなたの ....
 
 日の傾いたまち角で
 ふと立ち止まってながめ見る
 昼顔
 香り無く素っ気ない素振りに見えた薄ピンクの
 一日花

 そのアナタが一瞬だけ、わたしへ
 ふるふるっ と 照れくさそ ....
 熱いゆげをわけて
 ちりれんげですくって
 ふう ふう 吹いて食べるのです

 舌の上にのせた豆腐が
 かすかに香って崩れる時
 ふと時間は逆戻り

 勤め帰りのスーパーで
  ....
大切にしたい気持ちと
したい気持ちはいつも交じります

割合を変えながら
行ったり来たり ゆれてうねり
波が生まれます

波に押され 波にのまれ
私は大きな洗濯機の中です

純粋で ....
お酒を飲んだときは、政治と宗教の話はしない
と書いたことがある
受け取られ方としては
前半部分は吹っ飛んだのである

「最近の若い者は」という落書きがピラミッドにもあった
と書いたことがあ ....
夏川ゆうさんのおすすめリスト(1043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私の言葉- 佐白光自由詩1+*23-7-13
- 銀薔薇自由詩5*23-7-11
遠い夏- リリー自由詩8*23-7-7
Untitled- ryinx自由詩5*23-7-7
月に歩く女- リリー自由詩3*23-7-2
七夕- 日朗歩野自由詩7*23-6-30
ヨル- リリー自由詩10*23-6-29
引っ越し- 短角牛自由詩17*23-6-29
街カラス[まち角11]- リリー自由詩5*23-6-29
お魚くわえない猫- AB(な ...自由詩13*23-6-28
現在詩宣言- 足立らど ...自由詩223-6-28
忘れないで- りゅうさ ...自由詩123-6-28
短歌雑詠- 朧月夜短歌6*23-6-28
夕空のまちで[まち角10]- リリー自由詩4*23-6-25
風の中に- リリー自由詩8*23-6-23
未来は無限- 足立らど ...自由詩2*23-6-21
休日の途中- 日朗歩野自由詩4*23-6-17
阿吽の呼吸- リリー自由詩4+*23-6-15
父親として- 日朗歩野自由詩4*23-6-12
クワガタムシメモ- 日朗歩野自由詩2*23-6-10
ひぐらし- リリー自由詩4*23-6-9
- リリー自由詩8*23-6-4
おふとん- 日朗歩野自由詩14*23-6-3
菫印『ギターと少年』- まると俳句323-6-2
温室- リリー自由詩5*23-6-1
誠に寄るのみ- りゅうさ ...自由詩223-5-31
昼顔[まち角1]- リリー自由詩7*23-5-28
湯豆腐- リリー自由詩10*23-5-26
- 日朗歩野自由詩3*23-5-25
貝になりたい- りゅうさ ...自由詩4*23-5-24

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