手のひらを 空へ かざそう。
瞳を軽く交わしあい、
そして、僕たちは生きていこう。
いつの日か、何処からともなく集まっていた。
他人と自分の涙で、冷たく手を染めて巡り会って。
....
また去年と同じ
桜が咲いたらあの公園まで歩こう
伸び過ぎた黒い髪を夜風にさらし
二人どきどきしながら、少しずつ触れ合った
そんなことを思い出しながら
この坂道を踏みしめ歩く、一歩、また一歩
....
浜辺に群がる人波が
ひとしきりうねって退いたあと
待ち兼ねていたように
波音は膨らみ
熱を孕んだ砂の足跡も風に消されて
浜は打ち上げられた藻屑の褥(しとね)になる
風が
湿り始め ....
風と雪に耐えながら進む
なんて辛いんだ
人生って こんなに辛かったっけ
そうだよ 人生って辛いんだよ
歩くだけで疲れるんだ
傘をさせば飛ばされ
傘を閉じれば雪にぬれる
幸せはどこに
僕 ....
よく分からない、ということを
よく分からないだけ口にして
僕らはどのようにして、というようなことを
常に曖昧な部分ばかりを気にするために
ただ少し、西によって歩き続ける
ときどきに、冷ややか ....
来月はお誕生日があるからとアルバイトの日少なめにする
引っ越したことを忘れて志木駅で降りようとしたバイトの帰り
授業中私の前の席の子は一生懸命スーパーマリオ
しんとした教室の中響きた ....
暑いよね、暑いですよねと会話する二人は何故かつきあっている
予報なく気づかずに降る五月雨も君を迎えに行けるのならば
傘をさす理由をなくし歩いてる濡れてもそれで満足なの ....
春の暖かさは、寒い雪の降る夜コタツにうずくまっている暖かさとは違う。
外に一歩飛び出しただけで心が ふかふかになるような温かさ。
北風におびえて震えていたのが嘘のよう。
春という響き ....
北国へ向かう車内は変わり往く訛り現る境は白河
その昔一山百文言われたが今や尊う世界遺産
使命に河北振興掲げ上げ四季目覚しい吾未知の国
人生の道は誰にでも 平等に与えられている。
地道な道を 一生懸命歩んでいく。
ホントに 山あり谷あり・・・
自分ばっかり山ばかり暗闇ばかり歩んでいるじゃないかと 谷底に落とされたと
....
貴方が見ているのは
ワタシの内なるもの
貴方が触れているのは
ワタシの内なる魂
仮想現実に住み着いた
もう一人の自分
心も
言葉も
考えも
想いも
願いも
異 ....
ひさしぶりに お酒を飲んで好い気分のような けだるい感覚
お酒は一歩間違えれば 大変になる。
たしなみ程度に 飲むのがいい。
本当の心を さられ出すにも いいチャンス。
日頃言 ....
マイク投げ ガッツポーズに 毒舌も ヘアケアポスター 可愛い素顔
二週間経った卵を食べていた 過去事もなげ 人気司会者
芸人の 真似はずしてる 合コンで 笑いで口説く コツほのめかす
....
擦り切れたブランケットを放せない子供みたいね 君依存症
ねぇわたし、あの娘がしているマフラーが欲しいの。はやく盗ってちょうだい
陽だまりのように私をなだめてよ パールなんか ....
熊手持ち自転車を漕ぐこの音はサンタにも似た酉の市あと
もうそんな時期なのかと襟を立てた三本締めが寒さを鳴らす
縁担ぎ小さな熊手を手にした{ルビ吾=あ}絡まっていたふたつ選んで
小鳥には季節が1つありません 彼らの羽の色にまぎれて
ぼくの好きなあの季節なら放置したサドルが先に知ってしまった
音楽の授業で歌う君が代の歩みで雪が降り出していた
....
ふとした瞬間に
還ってくる彼らの声
意味もないことで
笑い合ったね
支えあうとか
本当の意味も分からずに
薄っぺらい情愛が
僕らを包んでた
本気、だったよね
かりそめ ....
何度も 何度も 区切りをつけなければと 思い悩んでいた。
でも まだ 結果が出ない。
好き好き好き好き好き好き好き好きスキスキスキスキスキ好きスキ好きスキ大好き
会いたい気持ちが 噴 ....
あなたはいつも
わたしを傷だらけにした
気がつくと
傷だらけになっていた
痛いからやめてって言うのに
あまり気にしてくれなかった
お風呂に入るたび体中にお湯が沁みる
だか ....
夕方 帰り道
裏口のドアを開けて夕暮れの中外へ踏み出すと
あっという間に自分のまわりを浸していく冷えた空気
吐き出す息は白い いつの間にか冬
不意にセーターとコートにまもられた二の腕が寂し ....
遅すぎたかもしれない出会い
僕は遠回りしすぎた
時刻票なんてみてなかったから
終電に乗り遅れた
歩いて帰らなければならない
誰もいない深夜の曲がりくねった道
それでも
....
そこまでの旅にでるから軽く言い私を置いて見えなくなって
本心を語らない君かくなるは心理テストを出すしかなくて
髪をとく君の指先もてあます君がとく髪切り落としたら
ちりぢりのこころを繋 ....
太陽が落ちていく頃に みんなは何をしているんだろう
元気な子供たちは 家に帰り 夕飯をたのしみにしている
恋人達は 今からが楽しい時間
僕は あの人を 想い切なくなる
鼻歌の一 ....
待ちに待ったこの日を
二人楽しもうねと
手をかたくつないで
あてもなく歩いて
そしてその想いは
毎日を輝かせる
風向きがふっと変わるだけで
何もかも戻されてゆく
二人で歩い ....
前を向いて歩くと後ろが見えないからただそれだけ
僕はそう言って今日もあの子のいた過去(うしろ)を向いて歩いていく。
日本には四季それぞれの味わいがある。
ぽかぽか 陽だまりの春が好きな人
太陽ギラギラ 花火が綺麗な夏が好きな人
紅葉に心洗われる秋が好きな人
白銀の頬の冷たくなるような寒さの冬 ....
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