詩想16〇開く光景(改訂)
ひだかたけし

背の髙き草々揺れ動く
この街道沿い植生し次々
走り去る車ヘッドライトに
浮き上がる緑、鮮やか
柔らか照り映える生動

なんて懐かしいんだろう…

凝視する私の内から沸き上がる
今の昔の体験して来た感情、
根源的なモノに触れて
根源的なモノから返る実感、

緑の浮き立ち照り映え
その揺れ動く柔らか生動、

光景開いて垂直に割れ
私に降り注ぐヒカリ
私に湧き上がるシッコク

もわもわふるふるふるさとの、

背の髙き草々揺れ動く
走り去る車ヘッドライトに
浮き上がる緑、鮮やか柔い生動

わたし知らず私には解っている、

この感情の根源 神聖としての普遍。












自由詩 詩想16〇開く光景(改訂) Copyright ひだかたけし 2023-09-19 19:13:21
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