アリバイは、崩れない、

紙飛行機は、落ちていた。

雪だるまが、崩れていた、

見渡す限り、雪景色。

お正月の、少し寂しい

公園に行って、冬空をみた。

あとで、 ....
そう、
僕たちはいつも現場にいる
破片

最低の言葉遣いをする低脳だ

たとえ親が死んでも現場にいるし
無縁菩薩の教えなんてしらないし

5百ミリリットルのお茶が欲しいなんて
誰に ....
人はお祭り騒ぎをやらずにはいられない

人生は茶番ではないが

茶番めかして見せたいテレビ

成功秘話はドラマ仕立て

実際にはなかった必然性を時空軸に与えるのだから

やらせっぽ ....
生まれたとき
誰もが裸

服を着始めたときから人格が作られ始めた
言葉を覚えたときから伝えることを覚えた
喜怒哀楽

服で着飾ること始めてから上辺の言葉を覚えた
服で着飾ることで自分を ....
のんだくれ男とやさぐれ女
とぎすまされた場所にはそぐわない

だれも無関心のふりの都会で
新宿で乗り降りするほどの乗客

手を繋ぎたい天使が裏帳簿に記帳されて
探している煙草は違ったポケ ....
光に照らされ 透けて見える川底
流線型の魚影が うつくしい
フォーメーション

薄雲が川に陰りを与えると
失われた魚の影
代わりに現れたのは 鱗の煌めく魚たち

わたしは、だれとも 会 ....
一夜、すぎ
油の匂いのする聖水の
油膜を
洗い、すすげない、
その匂いにキャンキャン鳴いている
かしこい顔の犬を追いはらい、
泣きそうな君を
バス停までだけどね
見送ったのに、
君の ....
「わたし壊れてるから優しくしてね!」
って微笑みながらナイフで切りつけるスタイル
抵抗してはダメ、声を出してもダメ
水気の多い果実を切った匂いが部屋に満ちる

(ほうら、やっぱりそんなオチ) ....
記憶ってなんだろう
僕の記憶って

記録は嫌いなんだ
風にまかせて書き留めたほうが
たぶん素敵だから
独りでいる
冷たい部屋の板の間で

ニャ、と小さく鳴く
猫も寒いのだろう


ぼくたちの
朝はいつまでも
明るくはならないままで
口の中は
鉄の味がするままで

ふと ....
花が枯れると
心に寂しい歌がながれる

空が曇ると
心に儚げな虹が架かる

夜が息苦しいのは
心に痛い未来が怖いから

おぼろ月
ほんのりと
ほお染めて
酔っているの ....
死ぬまでに全てを抹消してしまおうと
無駄に生きていても天球は確実に回転して

とても言葉が軽い時に
やっぱり訃報と交換なのだが

Resetすることを恐れてはならないと想う
リセットで救 ....
サーカスとは

ライフル銃の回転もなく
ただ無防備に
悲しみの心が
ただこのサーカスに舞うころ

流されている
こころぼそさが
ふたりの身体をひとつに溶かすけれど

そのと ....
君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあ ....
寒ければ
プラネタリウムがある

星座が喧しい
水鳥が鳴いているのか
かきむしられる尖った声が聴こえる

寒ければ
空を飛ばなくていい

見下ろすと小さな橙の灯り
死の象徴 ....
いい歳をしてなんですけれど
だれかに抱きしめられたいと
想ったことはありませんか

もちろんだれでもいいって訣じゃないですよ
ほんの少し心の体温が伝わってくる女性(ひと)に
悲しいときも淋 ....
音もなく
果実が枝から落ちた
アスファルトに広がる無残なそれらは
太陽のように輝いていた
あの果実とは思えない

これは大事件だ
心の中で大声を上げて
誰かを呼んでみた
寄ってくるの ....
猫って、美しい?
ビン、と伸びたお髭?
ピンッ、と天向いたお耳?
月のない夜に
恋人求めてミャアミャア啼く声は
お世辞にも美しい歌声とは
いかないけどね、

わがままっぽいけど
 ....
問い返すたびに僕が増えてゆく
ジミヘンのファズノイズでもあるまいに
あるいはピンクフロイドのエコーズ

探す程に海は深く遠く風ばかりが吹いている
僕のこころの荒涼が優しく増殖してゆく
 ....
雲梯にぶらさがっていた君たちは
いつか僕の子供でも仲間でも家族でさえも無くなって

風はきっと順番にあらたな名前を生み出してゆくのだろう

忘れ去られる恋人達にもせめて懐かしい墓碑銘を
そ ....
書き溜めたポエムを
彼女たちは読みっこ
恋もしたことないのに
恋のポエムをドキドキしながら
読みっこ

ハノイの広場にて


ソクラテスが恋人と語っている
胸の高鳴りを抑えなが ....
その呪いの
暗い
ほんとうをしっている

赤い血のゆめを吸い込んだ少女
街をさまよう顔のない亡霊

聴こえない声が
君の名をよぶ気がする
しろくつめたいガードレールは
 ....
はてしない海原をほんとうにボートで横切ってきたのだろうか
詰まらないことで
凹みはしないがだれも助けのない雑踏のなかを

天気予報のない生活の中で
気象予報士になれたら素敵だったかもしれない ....
裏山の湧き水でできた小さな池に
動物たちの残していった
木の実が沈んでる

私は薬罐に水を汲んで
庭でとれた渋柿を置く

いつか絵が届いたら
匂いをかいでみて

今年もここで枯れ葉 ....
ことばって何処にあるの
辞書のなかに埋もれているの

人間って何処にいるの
へそまがりな生き物じゃあなければよいけれど

幸福と善とはいっしょなのでしょうか
あるいは幸福のしっぽが見え隠 ....
みずうみに
おれんじの泡を沈めたら
柑橘しぶきのみずうみ夕闇


葉の落ちる
ソファーの上に西陽さし
どくどくどくと心が鳴ってる


一匹の
星座の名前を知ったあと
 ....
嬉しいことがあった セーブできず時間は進む

嫌なことがあった デリートできず時間は進む

この世は現実世界でリセットと出来ない 一度きりの世界
動く歩道 足元にご注意
夜は暗い

暗いから
星が眺められる

僕の声の金属的なノイズでは
星を表現することなどできない
無残な



ふと新しい湖の夢を見る


その湖畔に咲いた
可愛い ....
みっしりと隙間なく詰め込んだ荷物
重さは肩に食い込む程
でも構わない
この旅は長くなるだろう
だってわたしと出会うための旅だから
この星を何周すれば出会えるのか
誰も知らない旅だから

 ....
どうしてそんなに一番になりたいの?
映画館の一番前の席は、首が痛くなるだけだよ。
夏川ゆうさんのおすすめリスト(1043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お正月- 秋葉竹自由詩9*20-1-3
冬籠り- 梅昆布茶自由詩1020-1-1
祭りの後解散- りゅうさ ...自由詩219-12-26
いつも通りの君でいいんだよ- 千幸自由詩219-12-24
のんだくれ- 梅昆布茶自由詩1419-12-24
だから会いたくない- るるりら自由詩9*19-12-22
一夜、すぎ- 秋葉竹自由詩1019-12-17
天使はみんな恩知らず- もとこ自由詩6*19-12-17
記憶- 梅昆布茶自由詩619-12-17
冬の獣- 秋葉竹自由詩1119-12-16
花と空と夜と月- 秋葉竹自由詩519-12-12
亡命の星- 梅昆布茶自由詩1219-12-11
サーカス__サーカス- 秋葉竹自由詩1219-12-11
星狩り- 山人自由詩14+*19-12-8
冬のプラネタリウムを想う- 秋葉竹自由詩519-12-7
抱擁- HAL自由詩9*19-12-5
果実投身事件簿- 卯月とわ ...自由詩919-11-27
北極星の猫- 秋葉竹自由詩519-11-26
- 梅昆布茶自由詩1319-11-26
ふたつめの秋- 梅昆布茶自由詩10*19-11-24
恋ごっこ- ナンモナ ...自由詩3*19-11-20
空白の闇の少女- 秋葉竹自由詩919-11-19
- 梅昆布茶自由詩819-11-18
どうぞのいす- mizunomadoka自由詩16+19-11-12
ことば- 梅昆布茶自由詩1519-11-4
鳴る心- 秋葉竹短歌8+19-11-4
この世は現実世界- 千幸自由詩219-11-3
夜の優しさ- 秋葉竹自由詩919-11-2
ひとり旅- 卯月とわ ...自由詩419-11-2
一番- クーヘン自由詩6*19-11-2

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