べに椿
くびから落ちる
悲しさに
静かな余韻
我が身を映す
月は紅くて刃物みたいだったので
私、
亡くした血を思い出し
何度もあなた
求めたくなる。

衝動よりも永続的なのだと気づいたのは
髪が乱れ
電気が走るから
私、
メデューサみた ....
地下鉄の階段を昇れば華やかなプロムナード
様々なbrandshopが、
あなたの部屋へとつながっていた。

私はきまって
TIFFANYのshow windowで足を止め、
硝子の向こ ....
空眺め
君なに想う
まなざしは
星々に抱かれ
明日の夢みる
夫と言い合いになった日の深夜
冷蔵庫の前に這いつくばって
冷たい床に雑巾で輪を描いた
何度も何度も同じ輪郭を辿って
ただ一心不乱にひとつの輪を描いた

怖い顔で子供を見送ってしまった朝は
 ....
 
通販サイトのタイムセールを見るたび

欲しいものリストが増えていく

ぽっかり空いた穴は満ちやしないのに



 
板わさを
肴にしては
蕎麦啜る
今を感謝の
想い出にのせる
 
夜、虫のこえ

秋がそこにいた

でも、まだしまえない名残のTシャツ



 
大脳皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の四つに区分されますって いうじゃない
それって クローバーみたいなものかしら
だって 四つの葉だもん

鮮烈な夢が炸裂するとき
きっと 脳内の ....
泥酔に
たどり着くのは
チャルメラの
ラーメン臭う
至福の余韻

東坡肉
明日の覚悟に
鍋洗い
八角さがし
老酒取り出す

香り立つ
海鮮炒飯
夢失くし
いまは静かに ....
みずから の
からだを つかいきった ら
今日は、からだぜんぶで 床を かんじてみよう か

床の飴色は頬に ひんやり 
水飴にもなれないまま 
わたしの良からぬ電気を逃がすように アース ....
 
傘もかわかない間に

また 雨がふる

あなたの瞳に 雨がふる




 
 
パンツが脱げない

言葉からパンツが脱げない

たった一枚なのに



 
【 流石の沢蟹】


沢蟹は、歩く
沢を 歩く
さわさわとした沢を歩く

沢蟹も 花見をする
タンポポの花が 咲いている
その花弁を
器用に 切り取り
 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している

どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ....
一人前 たまご三個は使いたい
これは食べ盛り男子向きなのだ
たまごを割ってボウルに入れ
醤油をたっぷり入れる
過ぎない程度に良く混ぜる
どんぶり飯に乗せて食べるのだから
しょっぱいくらいが ....
気が付けば未来がやって来た
未来はやっかいだ、音もなく訪れ
今を惜しむ時間すら与えてくれない

過ぎてしまった未来、過去は捨てられない
それでも未来はやって来るものだから
心に溜まってくば ....
あなたのポッケに手をすべりこませると

もれなくあなたの手もついてくる

ぱんぱん 幸せ ぱんぱん



 
 
ブルー・ライト・ヨコハマをききながら、飲めないのに酔いつぶれる真似をしてみる

毛布をかけてくれる相方

感謝、かんしゃ、かん。。。Zzz



*YouTube ブルーライト・ ....
【また きます】


「雨が降り始めましたから
みなさん もう いそいで 降りてください」
と云われて 震えた
そういわれて わたしは いそいで 
その場を離れてしまった

ほんとう ....
真夏のまんなか
乾いた道のさきに
誰かが描いた蜃気楼

午後9時の
Summer in the city
大気圏の対流に耳を澄ます

アウトをとれない甲子園
酸素が足りない金魚鉢
 ....
      夏をたたむ
      両手でしわをのばし
      ていねいに
      色濃い影をおとした夏も
      洗濯され、たたまれると
      頼りないほど薄っぺらだ
 ....
 

あなたの ちいさな裸形に わたしは慎ましく泣いた
蒙古斑の青さが 赤子のあなたを
きわだたせていた 
ゆがんだ顔だと 云った人もいたが
あんな うつくしさを わたしは それ ....
毎週火曜日
下の娘のクラスにボランティアとして入っている

私が話すつたない英語でも
一生懸命に聞いてくれる
小学一年生の瞳には
一点の曇りも宿っていない

恐らくその瞳はまだ
本当 ....
教室から飛行機が見えた
窓の向こうでは轟音が聞えているはずだ
潮のにおいも混じっているはずだ
この町の大人達の自慢は この学校の窓という窓は
二重ガラスで 外の音が 全く聞えないこ ....
あたらしいかたちに明けた一日を 一日かけて同色に塗る  過ぎ去りし日々

過ぎ去りし日々のそのなんと不思議なるか何時何故この書き込み

過ぎ去りし日々に読みし数々の書物くりひろげ見て懐旧のおもい

過ぎ去りし日々は帰りこず不可逆なるその価値を ....
代わりなどなりえない者のことばしか震動させないわたしの空気



残像を遠ざけるように海をみているうつくしい海をみている



右下の頁の数がにじんでく、数えられないあなたが増える、
 ....
閉められたドアノブ少し回しては開かないことに安堵している

「心まで閉じないように」ドクターは笑って出てゆく閉鎖病棟

消灯と同時に鍵がかけられる冷蔵庫には凍った心

見回りのフラッシュラ ....
夏川ゆうさんのおすすめリスト(1139)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- レタス短歌3*15-11-10
miss_you- レモン自由詩9*15-11-9
My_Tiffany- レモン自由詩10*15-11-8
漆黒の空- レタス短歌315-10-5
磨くという行為- 夏美かを ...自由詩48*15-10-1
満ちない- 殿上 童自由詩17*15-9-21
もりそば- レタス短歌2*15-9-20
Tシャツ- 殿上 童自由詩16*15-9-7
恋かし蘭- るるりら自由詩22*15-8-7
中華- レタス短歌115-8-6
みずから- るるりら自由詩19*15-6-30
雨模様- 殿上 童自由詩14*15-6-8
書けない- 殿上 童自由詩23*15-5-25
流石の沢蟹- るるりら携帯写真+ ...21*15-4-13
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩37*15-4-13
鉢植えの土によせて_「創作工房_群青_4月の課題_土_への提 ...- そらの珊 ...自由詩1615-4-11
親父とわたしと息子- ただのみ ...自由詩25*15-3-4
未来が- リィ自由詩3*15-1-2
ぱんぱん- 殿上 童自由詩18*14-12-28
ブルー・ライト・ヨコハマをききながら- 殿上 童自由詩11*14-12-14
住う寝る所_二編- るるりら自由詩27*14-9-4
アウトをとれない夏- 梅昆布茶自由詩2114-8-7
ながい夏- 石田とわ自由詩21*13-10-12
自立する_貴女に- るるりら自由詩20*13-10-9
50の瞳の輝き- 夏美かを ...自由詩17*12-11-21
個と場- るるりら自由詩21*12-11-14
いちにち- はるな短歌412-3-10
過ぎ去りし日々- 生田 稔短歌312-3-9
遺される- 伊月りさ短歌311-11-19
閉鎖病棟(連作)- 永乃ゆち短歌211-11-16

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