人間の体のつくりを真似て話しながら
 どこにもいない人間になれたらいいのに
 ぼくらは作られたもの
 あと一秒で生まれ変われると日常的に信じて
 浮遊するゼリー
 いつでも ....
こうそうまんしょんの

さいじょうかいにすむおんなのこは

よるになると まどから

かならずつきをみます。


つきをずっとみていると

からだごとすいこまれそうになります。
 ....
やはらかな ひかりの かけら

あつめて はなつ かほり

かぜの おびを ほどき


めざめよ


とほき ゆめの かなたより

はなは あさに ひらき

とりは ひ ....
 僕に愛をください 愛のキャンディーを与えてください

 この愛から遠い場所まで届けてください

 永遠の約束 止まらない泪

 僕達の友達は止まらない時間の中で 流されて自分を失ってしま ....
雨は降っていなかったけれど
カラカラ
空き缶を蹴った音はした。
爪先が乾いた咳をしたようだったけれど
本当は内臓みたいに湿っていた。
缶の暗い口から
暗い液体がアスファルトに垂 ....
雨の夜
宙に惑うのは
報われなかった
言の葉の亡霊たち

人を傷つける為に生まれました
見下す為に生まれました
罵倒する為に
揶揄する為に

己に言い訳する為に生まれました ....
触れればずっと鳴りつづく
触れない気持ちがそぞろに歩く
触れるものなどないはずなのに
気づかぬうちに触れはじめている


隣り合うふたつの窓のひとつに
遠い窓の灯りがとど ....
せっかく外に出たのだから
妻と娘に土産を買って帰りたかった
二人が泣いて喜ぶようなものではなく
小さな包みのもので構わない
ほんの少し甘いお菓子で
お土産買ってきたよ
あら、ありがとう ....
とりあえず、ではじまる朝の洗面所嘔吐している昨日の夢を


長いながい蝶のねむりをほどくとき薔薇の二文字のほころぶを言ふ


とうもろこし畑に無数の歯は落ちて兄弟喧嘩に暮れゆく夕陽

 ....
そうして朝には
ぼくはいつもどうりに
仕事にいく

やがて間違いも少しづつ
馴染んできて
気づかないくらいうっすらとなる

ありがとうという透きまから
空がみえるとき
眩しかったり ....
ぱさぱさと干からびて
色褪せてしまった
大学ノートを
赤い爪先で繰りながら

ため息ひとつ

セピア色と呼べば
聞こえはいいのだけど
少女じみた丸文字の
拙い言葉の羅列が苦 ....
2億5千万個の眼球の海へ
君はボートを漕ぎ出す
オールで眼球を叩く度に
そのひとつひとつが
グリグリ音を立て
歪んだ眼差しで君を見つめる


見つめる眼球に映るのは
どこまでも青い空 ....
飛ぶ夢を見たことがある


動物園のダチョウはすっかり砂にまみれていて
それはつまりダチョウの習性であって
その目的は害虫を防ぐことだ

そんなダチョウに翼があることは
どうにも不自然 ....
ねえ、きみ
そのみせにいこうよ
きみのひみつのみせに

ねえ、きみ
そのみせではなそうよ
いろんなことを

みっつのころ
たけざおにたこいとつけて
ぱんのみみをえさに
ちんまりと ....
さなぎの、笹食べているのを見て
いると暗澹とする。ささ、さあ、
こちらにおいで、さなぎ。どうせ
おまえは動けないのだから、せめ
て、こんな年寄りのところまで、
這いずり回って、混沌のようにや ....
    あくびする猫
    ふたたび眠りにつく
    あたたかさの支配者

    
    頭上の見えない王冠の
    むずがゆさに目を閉じる




 ....
 生まれてはじめてお付き合いをした男性が結婚したことを知った。当時は男性というよりも男の子だった。愛読書だと言い、『風の歌を聴け』を私にくれた。そうして自分の為に新しい本を買っていた。今も愛聴 .... 聞こえるはずもない
花のつぼみがひらく音

それが優しい歌に聞こえて


蝶がちゅるりと
その花の蜜を吸うとき

それが優しい歌に聞こえるから


ぷーんと飛んできた蜂が
そ ....
陽は斜めに、
影は長く伸びる。

あの足跡まで、
もう少し。

ようやく影が、
足跡を捕まえた時。

旅人は、
部屋を出た後だった。

カーテン。
ふ ....
 


    願いの終わりに
    願いはどこへいくのか


    かわいた目だけが
    鳥たちのつくる風を見る
    そとにあるよ
    みんな みんな
    そとにあるよ


    黄色い光の午後に
    窓のそばで微笑みながら
    少女は世界を宿していた

 ....
何もない処に秋がやってくるとき
ひっそりとして
わたしは言葉の行方を知らない
わたしはわたしを有りの侭にしている

夕くれに空はふりだし
空はそこらじゅうで実り始める
声を掬ったりすれば ....
風は曇り
硝子のひと欠け
わずか わずか
と つぶやかれ はじまる
蝶の生まれやすい午後


葉と葉のあいだ
やぶにらみの空から
静かな土から
さらに高く さらに低 ....
まーちゃんは このごろ よく ねている 。 おうちに きたときは まだ おにんぎょ さんの ようだった 。 ぱっちり 目玉を あけて こっちを みていた 。 散歩は よう いったね 。 まーちゃん 。 ....  かわがながれて
 うみにつくのと
 ちがながれて
 しんぞうにとどくのと
 ちきゅうにみちができて
 あたらしいちずができるのと
 のうがはったつして
 しんけいがどんどん
 の ....
 海には朽ちるということがない
 からだのなかに
 列車が走っているって
 わけのわからないことを
 あなたはいうけれど
 誰もいない
 

 きっとあふれだしている ....
落書きは消さない
向かい風にむかって
ときおり模様を懐かしむ
みあげた空がいとおしいなら
転べ、青い獅子

記憶にとどめたい
最後の絵を抱えて    
私の

怠惰も

退屈も

焦燥も

動揺も

赤面性も

無愛想も

不細工も

不器用も

あがり性も

口の悪さも

優柔不断も

汗っかきも
 ....
第三公園にて
子供たちの遊びがバタリと終わり
夕刻が全く遊びではなくなったころ
通称・動物公園、を
理解できずに正しく第三公園と呼んでいたら
わたしの待ち合わせだけが上手くゆかないまま
わ ....
    荒れ狂って
    荒れ狂って
    風が見える夜
    誰もいない道がつづく夜


    黒が雲のかたわらを過ぎ
    銀の手となり地に降りそそぐ
  ....
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