注意・・・あくまでも私の主観ですから、笑い飛ばして下さい。
ズバっと言ってしまう系が苦手な方はお控え下さい。
ノークレームでよろしくお願いします。

毒舌指数★★☆☆☆☆



第一 ....
 
 
寝台車の匂いが
掌にする
腕はまだ
距離を測っている
残されたものを集めると
骨の近く
きしきしして
初めて靴を買ってもらったときの
恥ずかしい喜びしか、もう
いらない
 ....

コウちゃんはプチ家出中
あるじのいない暗い部屋には
ただ
散乱するユニフォーム

ことの起こりはこうだ
高校生のお弁当タイム
コウちゃんは
意気揚々と開いたらしい
すると

 ....
比べたくなるものがある
幸せの度合いとか
それぞれの人生のありようとか

ひとと比べることで見いだせるものとは

柱に刻まれた幾筋かの古傷は
生を授かった証であり
輝ける未来への歓声で ....
私たち 午後には散文を開いてエレクトロニカにする どうしても、というなら黒人霊歌でもいいわ だけど、こうして眼を閉じるわね 表通りのニレの木に(嗚呼、もうこんな時間)絹のつやをした鴉が居る 美しい眼を .... ほどよく冷えた桃の
皮が剥けるのも
待ちきれない様子で
傾いでゆくあなたの
日焼けした首筋

滴る果汁か
それとも
戯れの残り香か
甘い匂いが
鼻腔の奥に絡んで
涙させる理由
 ....
泥を
振り払おうとする腕こそが
いつまでも拭えない
泥かもしれない

確かめようの無いその有様を
透明である、とは
誰も語らない

そこでまた
ひとつの泥の
可能性が
散る ....
   かそけき風の香音(かのん)を連れて
   秋宵の橋を渡る
   あふれる水の数を
   わたしはしらない


   契る言葉の薄紙
   序(ついで)を忘れた指先で鶴を折る ....
 
 
 
 
 
 
響こうとして、やめた
あの鐘の試行錯誤が
静かに鳴っている
 
レンガ造りの壁/床/屋根
その全てに
すべからく神は宿るのだと
その象徴として
誰か ....
砂まじりの夕焼けが
河口の水面を鏡にして
車のクラクションまでが
赤方偏移すると

空がどこにあるのか
行方を見失ってしまい
だんだん宇宙になるその正体を
冷たく知ることになる

 ....
河童溶けて鉄骨手を振るのみ園内

立体の森に潰されに川下り

滑車冷凍され動かずそこへ山が近付く

二本の陸橋翼に見立てるだけ入水

女神像内部は魂吹きすさぶ都市

床が這って外に ....
花冷えに辛夷の花は紙吹雪
さながら空に向きて咲きつぐ

隣屋の蔦塀越して握手する
さまに吾が家の薔薇に近づく

芋づるが木犀の木に巻きつきて
ヌカゴガ三つ太りていたり

雨だれのリズ ....
   〜秋〜 水色揺々 


   「手折れぬは花言葉」


水色の細い曲線滑らかに夕を奏でる9月のフルート

コスモスの薄紅風とたわむれて赤トンボかわし鬼さんこちら

 ....
鋭角的な警鐘が
残像する
私の眺めのどこかに いつも

おそらくあの時から
導音を失った私の音階
私はそれを
探しているのか
いないのか
果たして探すことを許されているのか?

 ....
僕らは ずっと 現在進行形で

 色褪せることなく 愛を重ね合っていけたら良いね
列車のベルが鳴る


どうして

どうして

僕らは旅に出て行くんだろう

小さなリュックをさげた女の子が
泣きながら
走って列車に飛び乗った

大きな声で
彼女を呼ぶ声が ....
街煙るしのづく雨に{ルビ慄=おのの}いて誰を待つのか片方の靴

雷鳴と{ルビ海鳴=うみなり}の距離比べては真夏に返る銀幕のウラ

秒針0で息止める荒ぶ風緩まった気がした交差点

銀の糸指に ....
もちろん分かっていたの
もう、さようならなんだっていうことは
あんなに熱くはしゃいでいたのに
最近はすごくよそよそしいし
ねっとりしていた風も
そよそよ
蝉も鳴かなくなって

ほんとう ....
息をひそめて
(葉も揺らさぬように)
焚き火が揺れる

煙の中でも煙草を吸う君は
跡形もない言葉のままで
髪先を星座に投げる

傷跡だけを残すために
遠くの峰でわき上がる
季節 ....
臨界点ならとうに越えた
 さぁ
 夜がくるよ


さよなら お月さま
俺は、あんたに届かない


こうばしいパン
かぐわしいコーヒー
光が蔭る砂時計とともに
ひまわりの形をした ....
吹雪舞ふ街並暗くなりゆきて
車の尾灯赤く際立つ

遊び居し子等それぞれに呼ばれ去る
昏がるる公園白芙蓉散る

ひそやかに花韮の咲く野辺のみち
春寒の今日三月終わる

寒の水一口飲 ....
電気などつけなくたってじゅうぶん明るかった

雑踏でさえも何かを叫ぶひとが皆無
熱くなるのがきっと恐いから抑制
保冷剤をどこかに忍ばせて
融けてしまったことなど知らずに

こころを切りた ....
後退する夏の左腕をつかまえて
さみしがる頚動脈にあてがい
しずかな熱をからめる

満たされては退いてゆく
寝息の揺りかご
いちばん弱い部分は
あずけたままで

届かないエアメールの
 ....
闇、叫び、月、銀、狼、爪の痕ほとばしる血は昴の花弁


月を噛むアカイ目眩に舞いくるう鴉揚羽の鳴り止まぬ翅音(はね)


雷(イカヅチ)の刺さる。蒼きは明星の息遣い。眠れぬ ....
「並んだテールランプ
 漁り火のよう
 空はくれてやる」

「地味な色の饅頭は
 もういいや
 飴を噛んで夜を待つ」

「諦めの早い男
 高望みする女
 手を離せば知らない人
  ....
銀色のマストに映るまるい月甲板上に舞う{ルビ四重奏=カルテット}

月と地の逢瀬は今宵ひとたびのカレイドスコープ闇は緋色に

紅い海ガレオン船が進んでく鞭打つ波に叫ぶ号砲

 ....
届かない、ところへ
ささやく
あきらめではなく
染め抜くように
静かに
いちばん遠い胸の奥で


  月夜をおぼえているかい?
  欠けた鏡のまぶしさではなく
  影の地平から昇っ ....
近づいてゆく
風が乾いた草の匂いをはこんで
近づいてゆく
滅んでゆくものの気配を
怖がらないで足をのばし
サンダルを遠くに飛ばして
近づいてゆく
秋のサテンのやわらかな手触り
私はこの ....
ニコニコと笑う君も 好きだけど
口とがらせて怒る君も 好きなんだよ
怒った顔も可愛いから
ついつい怒らせちゃう


僕を信じてる君も 好きだけど
僕を疑ってる君も 好きなんだよ
安 ....
光の綱が 交差する
あや取りみたいにくぐり抜ける毎日
そのなかに哀しみでもいい
あなたにそばにいてほしい


知らない間にねむってしまった
カーテンが揺れて、わたしを起こした
 ....
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