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漆黒の夜を裂いて、神楽の舞が、
寂びた神社の、仄暗い舞殿で、
しなやかな物腰を上げる。
右手は、鈴の艶やかな音色が、薫る。
あとを追う鳥のように、左手の扇子は、鈴と戯れる。 ....
{引用=
あれはたしか小学生のころ
ちいさな花をいじめたことがあった
冬がカサリと音を立てはじめたある日
お母さんがお庭でいっしょうけんめい
そだてた花を


「しゃんとしなよ」
「 ....
ふるわされた小紋の
遅い続き

とりつけられたままの
フレーム

切り落とした爪だけ
泣いてる

どこにいければ
そこは どこなの

力づくと
開けられたものに
かぶる 溶 ....
朝括りで投稿したいと思います。

++++++++++++++++++

朝に見る絶望色のテーブルは
       キャッキャ騒いだ夢のあとさき


げた箱で手に白吐息ふきかける
  ....
白鳥のくび憂鬱な長さなり





          一九九五年一二月二六日
  夕暮れのスケートリンクすみれいろ映画のフィルムにひとすじの傷





                     吹きさらしお腹の弱い星たちが
                    ....
恋しさにとまどう心シクラメン
    うつむく頬にそっと紅さし


今もなおあの日の夢にくちづける
    クリスマスローズ淡き語らい


冬を恋いうす黄に咲くはわが心
    いつ ....
風の金属、高音域の。
線状の宙、引っ掻き傷の。
あなたの心が難しい
というシーンを走れば
眼を閉じてもなお白いスピード、


止まらない、
破けたように白いガードレール ....
深月嬢にささげる・・・

れんそうかするのが困難だったので、
アルファべ遊びで深月嬢への気持ちを歌ってみました。


何できる?きざんでちぎってミキサーでぐるぐる回った二人の名前

- ....
眠りに落ちると
いつもそこは凍夜
誰にもじゃまされず
暗闇を独り占めする

   外ではひどく激しい気流
   雲で空に恨み言を描き付けて

あのころって、いつだ?
わたしたちって、 ....
あなたの花開くようなお口へ
鈴の音の鳴る金のスプーンに
一さじの杏ジャムを載せて
含ませたいの 
とても穏やかな様子で
わたくしの はやる気持ちを隠して


柔らかな顎に そ と手 ....
麻生深月嬢の短歌からヒントを得た連想歌です。
上が深月嬢ので下が私のです。


 何してる?誰といるの?は聞かないさ代わりに何が見えるかおしえて
■君と見たテトラポッドも夕暮れも、たわいもな ....
色を持たない水彩画のように
雨が。

数えてよ そのいくすじか
みつめてよ その息づかい

ふるふれ 雨の無表情

  
 ....
この街にまだ雪は降らない
灰鼠色の空は浅い冬のまま
恋人たちの吐息や
ブランコを揺らす手に護られている


わたしの何処か深くにある黒いものや
寒い、と寂しい、が似ていること
それに気 ....
湖心から湖畔へと

一艘の無人の白いボートが

静々と漂つて来る

寄せくる波に身を委ねて

従順な驢馬のやうに

いつたい何を乗せるつもりなのだらう

あるいは誰を
 ....
麻生深月嬢の短歌から連想を受けて作った短歌です。
上が深月嬢の短歌、下が私のです。

 PM11:00(じゅういちじ)帰りを待つの右の手とマーブルチョコの黄色除いて
■ほろ酔いでevianボト ....
友人、麻生みつき嬢の短歌に触発されて作った短歌の羅列です。
上がみつき嬢の短歌。下が私の短歌です。

++++++++++++++++++++
 7mmの薄いラインに刻まれたB5サイズの夢を見 ....
ほら
雪って、生きているのよ
空からここまで辿ってきた足跡が
真っ直ぐじゃない

一粒ずつみてごらん
そうしたら、ね
小さな顔がある
あ、いま 目線が合った
雪はそのむかし 薄紅 ....
雪ん子舞い散る故郷から
童子たちのまぶしい笑顔が消えた
あの頃の笑い声は
顧みることを忘れた古いアルバムのなか


北風ぴゅうぴゅう寒かろう


すっかり刈り取られた稲田を望む
古 ....
古いモルタルの
アパートの二階へ続く階段を
普段どおりに駆け上がる
足音はある意味合図だろう
鍵穴にキーを差し込んで
ここまでは完璧にいつも通り
ドアを開けた途端
部屋はいい匂いに溢れて ....
疲れた顔したあなたの前に 
一杯のお茶を置く 

( そこにいてほしい 
( くつろいでほしい

長い間 
心に固く閉じていた 
{ルビ蓋=ふた}を開いて 
今までそっとしまっておい ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
夏のショッピングモールは
何かの記念日のように
沢山の人で溢れかえっていた
前を歩く老人のTシャツに
ウィンクをした大きな
マンガの猫が描かれていた
猫が好きな人ならいいのに
そ ....
丘の上で 小さく うたたね

目覚めれば
バニラ
二年前の ジャムの気持ち

きみは いつも
ちいさな 舌で
そっと くちびる 舐めてくれたね

リードは
きみと ぼくとを 繋ぐ ....
{引用=

一、この手

誰かと比べてみたならば
大きい小さいは
あるかも知れないけれど
空はあまりに広いし
海はあまりに重たくて
ほら、
ひとの手は
どうしようもないくらいに
 ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る


{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す


{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
かかえこまれて
光線から隠れて

鼓動の深さに滲む
羅列 

虹のような破線 

こぼれる 
ガラス の

底の底

あなた
立ち去りなさい

私が
自由になるのだか ....
トランプをあまりにも鮮やかにきったから彼は神様にマークされたの


洞窟のくずれる音が聞きたくてそうぞうじょうの空はももいろ



こころない歌がうまれた2秒後に全力失踪してく体 ....
おもしろくなきゃ死んだって構わない神もニーチェも死んだことだし


壊れてもとりあえずそこに置いといて夜中に急に光りだすかも


特撮のキューピー3分クッキング電子レンジが爆発するぜ! ....
( ピエロは独りよたついて
( {ルビ歪=ゆが}んだ後ろ姿で
( 深夜のネオン街を横切ってゆく 


早朝 夢から覚めると 
そこはネットカフェの個室だった 
昨晩は酔いどれたまま
揺 ....
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