コインランドリーで
1週間分の
僕の抜け殻を
乾燥させている
40分間

鳩とホームレスと
子供連れの
主婦に雑じり
公園のベンチで
ぼんやりと
彼女のことを ....
がんばったら見上げた空10センチだけでも
雲の切れ目から青の覗く
そんな世界を私は希望する

その青が
回りまわって
どこかで引っ込み思案に咲こうとしている
白い花の背中を押 ....
いいか
よく聞けよ

手首切るのが好きなヤツは
ホントに取り返しがつかないぐらい
深く切っちまって死んじまえばいい

手首切るのがカッコイイとか思ってるヤツも
ホントに取り返しがつかな ....
君は昔シロツメクサのくびかざりをつくって
おきにいりでくびにさげて
寝てるときも一週間たってもつけたまんまだから
くさっていって
はえやら虫やらがわいて
きみょうなにおいをかぎつけた父親がく ....
誰よりも早く会社に行きました
「おはようございます」を
誰より早く言いたくて

私のほかにはあなたしかいなくって
広いオフィスの中は
まだ電気も全部ついていないときに
そっとキスをするの ....
毎日ゴミを持って帰ってくるから
部屋は散らかっている
大切な写真はもう
埋もれて見えなくなった

時々全てが邪魔に思えて
部屋に火をつけその中で眠る
目が覚めると 何故かゴミだけ
燃え ....
飽きてしまった
褒めるのにも
褒められるのにも

飽きてしまった
幸せにするのにも
してもらうのにも

深度たった20メートルの
海の中から見上げた太陽は
とても美しくて
けれど ....
なにげない空
トスカーナは
ミケランジェロのブルーに
染まる


叶わない夢
中世の
止まった石が
語る


朝の大理石
ひっそりとしたたる



12回反響する声 ....
それは雪で作られた花だった
夏の日差しの中
何故こんなものが存在するのか
それは美しく不可思議だった

その姿に見惚れるでもなく
ただ 無表情に じっと見つめ続けた
溶け出し嘘をさらす瞬 ....
  響かせて 声を
  聴いてね 声を

私ぜんたいで声になって
あの透き通ったところまで
のぼっていきます

また遊んでよ
また笑ってよ
さきにのぼったひとよ

薄いピンクと
 ....
海はまたおほきな墓地であるだろう魚たちみな水葬されて


昔、龍がいたのと妻が子に語るうろこ散らばる魚屋の庭


会ふべきか会はざるべきか点滅す横断歩道の信号の青


水性じゃなくて ....
自分を買い被り
自分に都合の
悪いトコロを
見ようとしない僕は

いつまでも
自分の弱さを
受け容れられず

もがき

自分の核から
離れた意識は

他 ....
今日の仕事は うさぎだった

陽気なピンクだ

道行く車にいっぱい手を振ったよ

振り返してくれる人は

みんな笑顔で

おいら、ちょっと

幸せを振りまいた気分。
 ....
キスの途中で
なんだか
可笑しくなっちゃって

クスクス

だって
わたしたちは小鳥みたいで
くちびる
ついばんで
ビルの 隙間で

タクシーのライトが
 ....
今日もまた 十円玉を募金箱に投げ入れる
それがいつ どこで誰を救うのかなんてわからない
これは自己満足?
意味の無い行動?
その答えは知らない 知りえない

思いはいつも 届かないまま転が ....
今蜂の巣を
無作為に
しぼられるのならば

きっと僕は
拒むだろう

六角形のひとつ
ひとつの断片から
輝く黄金色の

蜜が

みんなを
喜ばせたり
 ....
お医者さんが言うには
何度も同じことを言う人は
その言葉を
疑っているらしいんです

本当に思いつめてる人は
何も言わないらしいんです

その日から僕は
口では「もうやめて」と言いな ....
今日の道具は冒険小説です
勇敢な主人公に心を重ね合わせて
胸わき踊る展開を楽しみます
時間を忘れます
臆病な自分を忘れます

今日の道具はマンガです
笑って泣いてまた笑って
楽しい平面 ....
小さいお店に立ち寄った

こんにちは。

挨拶もそっと
わたしは みにくい獣だ

 鋭利な刃物を知っている
 (わたしの爪はいつも)
 鋭利な言葉を知っている
 (やわらかな皮膚だけを)
 鋭利な視線を知っている
 (傷つける)

みよう ....
坂の上に のっかっている

そうか こうやって 私は






この雲の先にあるくだらない現実が

本当はすこし好きだったのだ。
ベランダから見た
自分の部屋は
まるで他人の抜け殻のようで
少しだけぞっとした。

自分の中だけを生きていたら

見えないものがたくさんある。
友達が言う
あなたはつよいよね

ツヨクハナイヨ


じゃあまたね

街は夜
車のライトにビルのネオン
きらきらして
誕生日ケーキの
ロウソク

カナシクモ アタタカイ
 ....
電車が脱線したと聞いて顔も知らない運転手を罵る

京大卒の政治家を見て知性を感じられない

中学生が自殺したと聞いて馬鹿な奴だと呆れる

負けて泣くエースを見て情けない野郎だと言う

 ....
自分は何人いるんだろうと
数えていたら
頭がぼんやりしてきて
それで
もっとぼんやりするために
お酒を飲んだり
する
そうすれば
わたしは誰かになって
だから
あんなことや
こん ....
あなたを 美しいと 思った 秋の日
秋の日
あなたは ものごとを わたしの肉に
染み込ますように わたしを 叱るのでした

わたしは 朝露を 飲むように
あなたを 識る

遠くに 近く ....
  

県道沿いの金網ってのは
子供の足にはぴったりで
あまりにも登りやすく

ほら
足をかけてごらん
もう一歩登ってごらん
そう
そこから
思いきって
またいでごらん
それ ....
気配を感じて
虫の音が止む
一瞬

あなたが
嘘をつく前の
静寂に少し
似てる

(黙れ黙れ)

通り過ぎた茂みから
虫の音はまた響く

(疑念のように)

夜は
み ....
遥か上空を雲が流れていく
その少し下を鳥が飛んでいく
荒れた土の上を僕は歩いていく


できることよりできないことの方が多いこと
努力では上回れない才能があること
ガラス球に憧れて生きて ....
十字路に140キロで突っ込む
同じくらいのスピードで
左側から来て頂戴
大破しましょう
公道の真ん中で
とうどうせいらさんのおすすめリスト(2616)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コインランドリー- なかやま ...自由詩205-9-25
見上げた空10センチだけでも- umineko自由詩5*05-9-25
チキンラーメン- 大覚アキ ...自由詩4+*05-9-25
ハイビスカス- ki自由詩105-9-25
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未詩- なかやま ...未詩・独白105-9-23
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ことりキス- umineko自由詩3*05-9-23
何のために- 自由詩3*05-9-23
ハチミツ- なかやま ...自由詩205-9-23
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現実逃避の先に- 自由詩5*05-9-22
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