#01

 だれかが しんでしまった日を
 なぜ 命日 というのでしょうか

 きのうは だれかの命日で
 たぶん きょうも だれかの命日で
 そして あしたもまた だれかの命日です
 ....
あかいぬにあかちょこれいと
くろいぬにくろちょこれいと

あさぎりの
かげにかくれて
おどるいぬたち

しろいぬにしろちょこれいと
あおいぬにあおちょこれいと

かおのただれた
 ....
疎まれて、嫌われる
一本づつの僕らも
たくさん集まって
命咲かせれば
ひととき、こんなに綺麗。



愛されて、慈しまれる
一人づつの人間も
たくさん集まって
命咲かせれば
ひ ....
降りやまぬ雨

 風が吹き
 雲が流れている
 水の中

流れ流れて
雫が温かい
それは なあに

むこう側に君
こちら側
水の中

 たそがれて
 ....
わたしが毎晩家にいると
友達がみんなバカにする
約束も無いのに男を待っているなんて
負けてる証拠だとバカにする
お風呂の扉の前まで電話を持ち込んで
シャワーの間も電話がかかってくることを期待 ....
目が覚めたら旦那さんが二人いて二人は友達でとても仲が良い。この世では女が一人に旦那が二人、それは当たり前。二人以上は許されない。それは不倫。

どうして3人でできないのかしら?わたしは不思議で仕方 ....
心臓を抱えて何度も考えた
いざとなったら死んじゃえばいい
私の中に
深く 深く
埋められたものたちを
日々に 深く
掘り返している

とても
大きな穴が
あく
おまえは いらない と
なにか かたちのないものが
あらわれて いいつのる

そんなことはない
わたしは ここにあるべきだ と
わたしも ぶつぶつと
いいつのる まいにち

それでも ....
ぎゅっ に ぱっ がいいました

わたしだって とじてみたい

ぎゅっ はだまって " を ぱっ にあげました

ぱっ はいそいそと 。 と " をとりかえました

 ....
足先の温みが一つ消える こんな夜は

君が 遠い目をするものだから 


私は 少し寂しくて

シャリ シャリ シャリと 梨を剥く


窓辺にもたれて 膿む月を

仰いで君は  ....
とげとげした気分になったのでとげとげした作品を書く。はりねずみロケット発射!である。よわよわなので半径50センチしか飛びません。自分にふりかからないように注意して発射である。はりねずみのおなかのような .... ふと 夜に出れば
中天に 月 あかるく
なおなお 夜 くらく
また 夜 さむく

何者が 見上げる月か
何者を 照らす月か

一度だけの いのちが
それでも ここで
どこにやり ....
お酒を飲むと
むかしは
食道から火がついたように流れ込み
身体じゅう燃えたようになったのに
いまは
まるで水のよう

そうやって
何杯もやっていると
目が回ってくる
すまし顔じゃい ....
   
   冬の空に
   オリオンが南中する頃
   ベテルギウスは涙を零して
   名前が呼ばれるのを待っている


   冬の空の、暗い、
   まるで何も存在しないかのように ....
君が
一本一本はねてくれる
ラスイチの
ブレーカー
ONにして 



君が
消えてしまう
朝ひとりで目覚めると
皮肉なことに勃起に気がつく
妻のいないベッドのなかで

夢のなかでは
まぼろしのような幼い踝に
わたしはひざまずいて舌をはわせていた

だけどあの少女は
むかし ....
いちばんうつくしいものは
いきて うごいているもの ですが

つかれはて とまりはてて
くずれさってゆくものたちの
なんという いとおしさ

なごりのかたちばかりを 
とどめて うごか ....
集まり群れて
昇華されゆく時の中
足早に過ぎる回想の化石たち

ホームに駆けてゆく想いの数と
すれ違う人波の潮

微かに漂う意識の焦げ臭い、
螺旋状に流れる白い煙

更新されてゆく ....
化石を拾う
改札口は静かで
足跡ばかりが通り過ぎていく
ぼくはそこで案山子になっている

へのへのもへじ
通り過ぎてく人に
顔は何気にそう書かれてしまったけれど
何か無限のようなかなし ....
彼らのこの一瞬は 灯火は
わたしたちの何年分なのだろうなど
小難しいことは皆かんがえるふり


わたしはわたしで
手をはなさぬよう 
刹那を噛み締めるよう
必死でした



ひ ....
ねえねえ と よびかける妻の声に
ふりかえってみると そこに熊がいて
つぶらな瞳で ぼくを見つめている

月9って何チャンネルだったっけ と
テレビのリモコン片手に熊が訊く

おどろいて ....
writeと書いてあるボタンを押したら
全部消えて真っ白になった
よく見るとwriteではなくwhiteだった

なるほどそういうことだったのか
つまり世界はそういうふうにできていて
ひと ....
価値あるものは
ウェブに流さないように


あなたは
哀れむように
わたしに告げた

わたしの
つむいだ言の葉は
みんな
元気でいてくれますか

それと ....
「お前がここまで疲れているのは仕事で疲れているからなのだ仕事がきついからそうなるのだお前の為にそう言っているお前の身体を心配しているからそういっているのだ仕事を続けるのはお前のワガママでお前の好き放題 .... みんな昔はとうもろこし
みんなおなじかたち
ちがったスパイスをまぶされて
ちがった袋に入れられて
買われたり 売れ残ったり
うまいとほめられたり まずいとけなされたり
ひといきにかじられた ....
{引用=からだ
すこし熱くして
あなたは
立っていました}







だらしのない
ゆびさきがふれた
ちいさなしぐさで あふれてゆく浴場
朝が来て
また
あさのくる ....
「      」

昨夜のあいさつは、耳からこぼれる雨のよう
に切なく潤い熟し、さららと色を空を映す欠
けては満ちる月の鏡。

お早う
もうこんな時間
そろそろ失礼します

耳に残 ....
夜がやって来た

挨拶がわりに
手元にあったまたたびをさしだすと
なんと 長い舌を出して べろっとなめ取った

裏返しになってよだれを流し
でろでろになったところを見ると
どうや ....
雲色のインクで
書いた文字は雲色
すこし湿った
すこし陰った
僕の色

その雲から雨が
落っこちないように

こらえながら
こらえながら
がんばりながら
がんばりながら
 ....
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