遠浅の君の背中を泳ぎたい
やさしい舌で湿った方まで


放課後の残照/レモン/青い皮膚/
カーテンの船/影を重ねた


片肺で息をしている猫みたい
爪で傷つけあって笑うの
 ....
恋の壊れる音を
はじめて
私は聞いた


恋は
すがるしかなかったのだ
制度に
あるいは約束に

あなたを
愛しむ理由がないように
あなたを憎しむ
理由もなくて


強 ....
彼女はそこに居るのに
不確かで途切れがちだから
そこに居ないみたい

{ルビ皹=ヒビ}の入った世界に
うつ伏せで
静かに極力静かに

目が閉じるのを
待っている
端 ....
{引用=
いいつたえられているむかし話がある
むかしむかしあるところに
氷でつくられたある高い塔のてっぺんに
それはそれはうつくしい緑の袖のお姫さまが閉じこめられておりました


「ロ ....
「女子アナと結婚したい」ぬかすから

 寝てる背中に カラシ塗り塗り
{引用=
***

輪を固定して
定着させた
白い帆布の
裾野が原の
観覧車の膠着は等しく
フィヨルドの陸へ

{引用=
***

燐光時計が
循環するタービン
秋雨 ....
という、会社からのアンケートがきた




匿名で書けるから

日頃から思っていることを好き放題書いてやった



  業務多すぎ (#゚Д゚)ゴルァ!!

  ....
ウェブマガジン「週刊俳句」10月28日号に、角川俳句賞に落選した15名(一次予選通過者3名含む)の作品が掲載されています。


http://weekly-haiku.blogspot.com/ ....
まづはローズ・ティーのシャワーをどうぞ



いつの間にポケットの中にマロン・グラッセが?

シュークリームが頭の上にポテッ

レア・チーズケーキを握りしめて

ショコラ七段回し蹴 ....
なんにでも 
祈るのが癖だった
タンスの模様や 道端の石ころ
毎日
自分だけのかみさまに

      ******

壁には
サンリオのキャラクターが貼られている
小 ....
去年の今日。
2006年の10月26日 昼過ぎに、祖父が他界しました。
祖父が亡くなって、ちょうど一年になります。

祖父が亡くなったとき大阪にいました。
知らせを受けて、
すぐ帰ったので ....
俺、ザムザ
丸くなって寝ていたら
海老になっていた
エビちゃんになってしまったから
もう
仕事には行かなくていいのだ
底に沈んで
苔の類をついばんでいればいーのだ

下半身をゆるゆる ....
くらがりのへやで
みたされないおもいをうたって
いろがついてくもじをなぞって

ほんとうはきみがすきなんです

よにんでながめている
ひかるがめん
そのあいしてるは
だれにうたってる ....
言葉なんていらないなんて言ってみる。
水族館はもう飽きた
ぼくらは都市を閉じ込めたかった
一瞬を
フラッシュをたいて、めをつぶらぬよう
外は豪雨と雷
出られないね、とつぶやいて
 ....
からす撃ちの銃だってよ
なしてそげなもんで
ほんにのう
銃口を口にくわえたまま倒れとったんだと
あまりよい死に方ではないわな
そうじゃそうじゃ
もしわしだったらネコイラズを食べるな ....
かなしみに拘泥されない不確かな日常の
脱却ひとつ、その方法の すがた
今日をかなしまないためのほがらかな
ひとつの、方法 そのすがた
脱却するそのすがた は
鳩の豆鉄砲くらった猫のよ ....
サンガツ
山月にたなびく、かすみぐも
岩石層に堆積した破片から
雲母を削り出した
三月の夜

月は出ていた
犬が遠吠えていた
猫はこたつでまるくなっていた
かもしれない夜
 ....
それは約束された儀式
かりそめの情熱

どちらが先に瞼を閉じるのか
けものの眼差しとなり相手の出方を窺い合う

わざとらしく歯を閉じ
拒んでみせるのは
初々しさをこころにまとい

 ....
虫食い

赤い実

黄色いライタ



砂利道

靴音

君との電話



愛してる は 何処に云う

短く過ぎる 秋に云う
すきなひとの
はじめての恋人は
十も歳上の人だった
彼女には恋人がいた
それでも愛があったのだと、彼は言った


その
立ち入り難い
聖域のような空間から
彼を離そうとして
煙草 ....
 詩学社の倒産の話を聞いた。そして今できることは在庫となっている詩集や詩学のバックナンバーを買い取ることだとの呼びかけを見た。本当にそうだと思った。少しでも多く詩学社にカネが入るようにするには、在庫を .... 本当の入り口はどこだったのか
わかったのは
いつだったろう

どこまで上昇しても
融点はなく
波はひきかえしてゆく
そうやって
のまれても、のまれても
打ち上げられるしか
なか ....
{引用=落花することに歓びがあるとするならば
目の前に横たわる海鼠状の災禍を受け入れてみたい}

あなたと
わたし
コロシアムと密かに呼び合う
誰ひとり立ち入ることの無い塔屋の片隅で
ふ ....
{引用=

金色が ふる

まちがすこしずつ
つめたいもようをかさねた ゆうがたのこと



きみが
道路の真ん中で
おおきく手をふっている
さけぶ声はきこえなくて
きらきら ....
もうダメなのかもしれませんが…
とりあえずみなさん、これ読んでください。
『詩学』バックナンバーのぼくのお薦めは、伝説の「西脇セミナー」と
いうのがあって、西脇順三郎さんと詩人が集まって、『Am ....
指は
君の小さな生き物だった

どこか
遠い異国の調べみたいに

時おり
弾むように歌ってた


君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる


遠いね、
   
とだ ....
 
 
まだ夜の明けないころ
街は少し壊れた
機械の匂いがする
昨夜からの断続的に降る雨が
いたるところ電柱にも
あたっている
いくつかの窓の中には
ささやかな抵抗と
使い古された ....
あなたと その周辺を分解し
組み立てなおし 恒星のことばで
したためて 郵便受けに
ほうりこんだが 返事がない
いや たぶん絶対に こない
ミキサーじゃないか まるでミキサーじゃないか
この世は俺の頭の中をかき回す
それでどんなジュースを作るんだ?
きっと体には良くないぜ いやもう体も心もどうしようもなく不健康
コーラよりもお茶が ....
ななこ 「 ねぇ つとむくん、おいしゃさんごっこしようよ。 」



つとむ 「 いいよ〜。どっちがどっちの やくをやろうか? 」



ななこ 「 わたしがおいしゃさんに ....
とうどうせいらさんのおすすめリスト(2619)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
過呼吸の猫- しろいろ短歌7*07-11-16
あめゆき- umineko自由詩7*07-11-16
「お気軽に」- 菊尾自由詩2*07-11-11
ロシアパンを売る少女(reprise)- mizu K自由詩5*07-11-6
あだると_11- 北大路京 ...短歌5*07-11-6
aerial_acrobatics_10- mizu K未詩・独白207-11-2
「会社への要望を書いてください。無記名で結構です」- むむ自由詩507-10-31
週刊俳句_"落選展"- 石原ユキ ...おすすめリ ...3*07-10-29
恋菓子ア・ラ・カルト- 三州生桑未詩・独白207-10-28
無題- 自由詩3*07-10-27
おじいちゃんへ- 北大路京 ...未詩・独白21*07-10-26
エビちゃんに変身- 佐野権太自由詩8*07-10-25
上野よにんカラオケ- ki自由詩2*07-10-24
東京タワーに行ってきた。- ki自由詩4*07-10-24
長銃- mizu K未詩・独白307-10-23
猫の脱却_そのことどもに- mizu K自由詩3*07-10-22
サンガツ- mizu K自由詩3*07-10-22
秋、くちすい- 恋月 ぴ ...自由詩26*07-10-20
告白- 瑠音携帯写真+ ...307-10-19
- コトリ自由詩2*07-10-19
消えるもの_残るもの- 深水遊脚散文(批評 ...4*07-10-18
- 石畑由紀 ...自由詩1207-10-17
秋、ふたたび- 恋月 ぴ ...自由詩28*07-10-16
ドーナツの星- はな 未詩・独白12*07-10-14
詩学社を救え!- 角田寿星おすすめリ ...28*07-10-14
- umineko自由詩27*07-10-12
拝啓、君は元気ですか- たもつ自由詩36*07-10-11
そろもん(恋の歌)- みつべえ自由詩1007-10-9
楽しい戦い- 新守山ダ ...自由詩5+07-10-5
いまどきの- むむ自由詩407-9-30

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