封印された ひとつ
立ち止まれ

立ち止まる
行き止まり

封印された ひとつが
全て封印して
何も動かない

見て 聞いて 触って
何も残らない
ただの空白

忘れて行く ....
せかいのきを 
みつめていると
ああ おおきいね

だれにも
かぞえられないほど
えだわかれして
たいへんだね

ひとつひとつのえだに
はっぱがついて
あったかいね

ねもと ....
てくてくと
歩く足にすりすりしながら
猫になる
おひさまの匂いがする
ぽっこりしたお腹にのって
重いって言われるまで
だだっこしたい
きちんと切ってお皿においてあった青林檎が
きれいに無くなってしまった

もしかして
ちゃんとした林檎になりたくて
ウサギになって野原に行っちゃったのかも。
 夜の星から



 マヨネーズが出ればいいのに



 ☆



 ↑から



 マヨネーズが出ればいいのに



 溢れ出ればいいのに


 ....
寒くはないのに
冷たい空
凍えてはないのに
震えるからだ

地面の
一番近いところに
膝をかかえ 丸まって
雨を待っている
あたたかな
雨を待っている

今は
固く閉ざしても ....
   冬のくじらは島になりたかった
   椰子の木を一本 背に飾って
   あの人のために家を建て
   そして浜辺を用意した


   一人きりの夜に 歌を歌う
   夜の海に ....
冴えない空気だいつもわたしそう思う
まるで鈍くなったカミソリで作ったような
にせもののメロウ
にせもののヴィジョン


力のないわたし社会と自身をだまくらかして
読み進まない文庫本を片手 ....
もう
なにもない
あなたに伝えることは

もう
なにもない
あなたと分けあうものは

真っ白な
 雪のなかを
真っ白な
 二わのうさぎ

それぞれ
 きたみち
  ひきか ....
傘を被った
恥ずかしそうな月の光に照らされた
これまた恥ずかしそうな真っ青な花


あんまりにも
恥ずかしくなって
膨らんで 膨らんで

真っ赤なお花になっちゃった


真っ赤 ....
微笑みかけながら
ゆっくりと揺れる



僕のリズムに
合わせながら
花が咲く

電子に埋もれたこの世界に

自分色の花が咲く
  シャボンのうちがわに剥がれそうな
  とうめいな空が
  なないろの歌に
  ふるえている


  残照が
  鉄塔のもっとむこうを
  錆のように染め
  数千億の速度の経過は ....
夜中、目がさめて階下に降りると
君が僕を積み上げていた

たどたどしい手つきで慎重に積み上げ
途中で崩れると
ふうとため息をついてまたやり直す
時々どこか気に入らないようで
何か ....
ふりかぶって

いっしょうけんめい なげたものは

とどかず

こいしを ほうるように

なにげなく なげた

そんなものだけが

とどきます

ふしぎですね
眠れないと
眼の下にくまができる

眠れないと
体温が下がる

眠れないと
人を抱きしめにいく

その人の名前は
わからない

だから眠れない日は
電車に乗ってはいけない
 ....
明るい娘たちだ

美知子が寝込んだ今日も
夕食を作り、洗濯をし
ピアノに行って
キャッキャと笑って
ぐっすり眠っている

小学六年の薫は
ふくらみはじめた胸を
ホイホイとかかえて笑 ....
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
ふるさとはとても寒くて、ちょっと雪だって積もっていて、吐く息がとても遠くまで届くのでマウスケアってやっぱ大事だよねって気付かせてくれるそんな場所。

山はすっかり削られて白っぽいコンクリートの幾何 ....
結露が止まらない
いくら拭いても
壁や窓から滲み出てくる
このままでは
部屋が水でいっぱいになってしまう
僕らは慌てて非常食、ラジオ付き懐中電灯、
釣り竿等々をリュックにつめる
 ....
        部屋からの風景は
        丁度こんな感じだ
     そう、丁度こんな感じだ
     この辺で頭出してるのが
     ほのぼのレイクのネオン
        隣の ....
定期券が消えた
ある日こつ然と定期入れから消えた
懐かしい色の子供たちが
僕の知らない歌を歌いながら
道の一箇所に立っている
煙草を吸う
定期券が消えた
煙草を吸う
さっきまで
うなりをあげてたヒーターが
お構いなしに突然黙る
きっと勤勉なセンサーは
こう告げたのだ

 もう十分
 暖かくなりました
 わたしの仕事はここまでです、と

寒々とし ....
北海道みたいにきれいなきみの街 迷彩服で匍匐前進


堤防にきみと二人で座り込む恋と平和を浪費するため


溶けてゆく定めを今は忘れつつささやくように降り積もるきみ


よみがえる王 ....
堅い 青い海の上に君は立つ
黒い 傘なんて持ちながら
/かたつむりの貝には
                    /
/ /

雨の音が溜まって
           /
     /

/    
  ....
別にいいんだよ
元々こうゆう目つきなんだから
言いたいことを言おうや
顔色なんて気にしないでさ
生気のない子供の写真を撮って母親に何度も送りつけるという行為
大切なものを根こそぎ奪ってそれを何度も見せつけるという行為
人は人をどんな風にでも苦しめることができるという事実
人は人とかかわるこ ....
ギターが
なりひびく

ギターが
なりひびく

ギターが
なりひびく

ギターが
なりひびく

ギターが
なりひびく

地下1Fの五叉路で。
写真立てには何も入って ....
たとえば「赤」という色を、すべての他者が、自分の感じる「赤」
と同一の「赤」として認識しているのだろうか。感じる「赤」が異
なっていても、赤という「言葉」でそれが統一・集約されている限
り、その ....
とうどうせいらさんのおすすめリスト(2616)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
立ち止まれ- こむ自由詩2*05-1-8
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メトロノーム- くしゃみ自由詩7*05-1-5
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ふしぎ- こむ未詩・独白5*05-1-3
走る- りっと( ...自由詩105-1-3
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身辺雑記より(五)- たもつ自由詩804-12-28
字景- たいにぃ ...自由詩10*04-12-26
身辺雑記より(四)- たもつ自由詩704-12-26
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花〜ジャングロイド〜- umineko自由詩104-12-20
未来にむけて- 角田寿星自由詩404-12-19
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