あまがえる
あまがえる
こんな午後にはあまがえる
とろりとおひさま
くびすじからせなかまで膜をかぶって
どこにも行かれない午後
あまがえる
 
あまがえる
あまがえる
こんな午 ....
夜半にうなされて
こだまする改造バイクの遠吠えに
眉をひそめるも
よくよく耳をすますと
猛烈に息つくクーラーの音だったので
夜風を浴びに
外へ

都会の住宅地は
日が落ちると
宇宙 ....
”管制塔
 管制塔
 
 わたし、もう大人です”


インカムをつけた父親たちの
腕組みと低調な呼吸音
誰かが返答をしなければならないが
彼らは呆然という姿勢で腰掛けたまま
 ....
夕立が無色透明装って世界の色を塗りかえていく


夏草で作りし花冠捧げればいろどり添える幼い香り


真夏にしか開かない扉見つけ出す触角のばせ跳ねる子供ら


縁側で午睡のさなか風鈴 ....
汗染みだらけの帽子を目深に被って
叩きつけるような陽射しの中
スーツ姿のサラリーマンの流れに逆らうように
足早に歩くあなたを見かけました
頬には汗が幾筋も流れ
まるで涙のように見えました
 ....
さみしいことを言わないで
抱きしめて
撫で撫でしてあげたくなるから
あまり甘えないで
おっぱいの間に抱き込んで
すりすり頬ずりしたくなるから
どうせいつか足蹴にして
行ってしまうくせに
早朝、大阪へ帰る友達を見送った後
まだ静かな町のドトール
似合わない主婦が一人
普通にゴンチチとかせつなくて
カフェラテも苦い

友達の後姿、自分と重なって
今年の夏さようなら
確信ゆ ....
子供が行きたがっていたはずの
遊園地に行った
子供が恐がるであろう乗り物
恐がらないであろう乗り物
そのひとつひとつに順序良く
そしてなるべく丁寧に
乗っていく
スタンプカードがたまった ....
{引用=エレクトラ、たったひとつの恋なのに琥珀の瞳に総てを凍らせ}



{引用=041:迷}
「迷ったら、やめる」家訓の中ひとりメビウスの輪を愛する小娘


{引用=042:官僚}
 ....
夢のように美しく 哀しい

きらめく空中ブランコ
この手に掴めたもの
掴めなかったもの

きらめく空中ブランコ
この春と夏とを彩った
ときめきを見送る

きらめく 宙を舞う肢体
 ....
もう良いことなんか何も無いから
デザートを食べよう
甘い
甘い
デザートを食べよう
何がいいかな
さあ並んでちょうだい
プリンやゼリー(でも、少し物足りない)
シフォンケーキ(ぼそぼそ ....
洗い場には
石鹸の代わりに豆腐があった
かじると
石鹸の味がした

食卓には
冷奴の代わりに石鹸があった
かじると
やはり石鹸の味がした

豆腐はすべて食べてしまったの
と言 ....
空が
屋根の近くまで来て
おめでとう と言う

握手しようとしたら
消えてしまった

みんな
消えてしまった
君と僕がいない 四角く
明るい暗闇の中で
僕は不透明なオイルライターを灯していたんだ

外に出ればどうなる
はみ出せばどうなる

消失する私
崩れ落ちる

世界は丸くない 
だけ ....
ふう

夏が終わろうとしてる


僕はきみと
冷たいキスがしたくてさ?

氷の入ったグラスから
たくさんの水を飲んだ



そしたらハラグアイが
少しね



夏の終わりは
そんなアンニュイ
書けなくなったら
書くのを止めるまでのことさ

なんてこと
言ってみたいな

言葉の神様
どうか
私を
見捨てないでください
サンダル 直しに
少ししゃがむ


背中にあなたの
視線が見える

ああ
わたしがゴルゴ13だったら
「オレの背中に立つな!」
とか言ってさ

振り向きざま ....
くらげが浮いている
通天閣の上にくらげが浮いている
ぼくらの時代はうざいんだって

透明な短冊が
あちこちで今年も風に揺れている
お経のように整然と
願い事が綴られているけど
院ばかり ....
−いとしさは
−追い込むために存在する


恋は坂道を
下る自転車
こころがきぃきぃと
あやういブレーキで

問題は
この下り坂が
どこまで続くのか、
という ....
革が剥げてしまったサドルをすっかり厚くなってしまった掌で撫ぜる。
顰め面にも何故か慣れた。
サドルからは紐が伸びていて物々しいバッグが括ってある。
膨れ上がったバッグの外ポケットには、初めて買っ ....
鬱蒼とした山々の間
引かれたレールの上を
走る
蘇る鉄橋の
下では
おばあちゃんがこぼれる
谷川に近い公民館は
オープン
クーラーは無く
扇風機がぐるぐる
回っている
まるでお伽 ....
汗をかきながら
ここまで来ました

もう少し先まで
行ってみようと思います
空から下りくる
花のつぼみに目を閉じる
花を戴き 花をいだいて
花にいだかれて
花のなかに咲く蜘蛛に
目を閉じる


昼の雨
夜の雨
濡れた緑に影を落として
朝の光 ....
にゃはは♪

我輩は猫である

たまには笑っても見せるのさ
東京のかたすみで齧る
レモンの味は
とてもさびしく
小学生のわたしは
校庭のすみに駆け寄り
朝日に似たものを吐瀉する

(バラのとげはひとつひとつていねいに折ること)

希望の春のノ ....
また明日会えるひとへ

あなたに 手を振る
こころに灯る確信は
また明日も会える
なのに
さよなら、が言えない

じゃあね
またね、
そんな言葉で
ぽん と背中を押して
さらさ ....
サンディの煙草は誰にも止められない
と、誰もが思っていることを
サンディはなんとなく知っている
黒く長い髪
茶色のひとみ
その他の身体的特徴
にもかかわらず
サンディといえば
 ....
造り上げた大きな夢は                                                              
それよりも大きなものに                ....
それは明け方病院からの訃報

病の床にあった父親は
生命を生きることから開放され
静かに去ったという


今を生き残るものたちは
悲しみはさておき
思い出話を必死にかき集めるが
肝 ....
とうどうせいらさんのおすすめリスト(2616)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あまがえる- 白糸雅樹自由詩10*05-8-19
夜に独りじめ- 大海自由詩105-8-18
少女飛行機- Monk自由詩1205-8-18
夏を濯ぐ- ソマリ短歌9*05-8-18
晩夏- 大覚アキ ...自由詩1205-8-18
さみしいのは- チアーヌ自由詩805-8-18
朝のポエム- 木葉 揺未詩・独白7*05-8-18
飴玉- たもつ自由詩1805-8-18
ダディ,Mr.マイダーリン(題詠マラソン2005_041-0 ...- 汐見ハル短歌805-8-18
サーカス- 塔野夏子自由詩11*05-8-17
今日のデザート- チアーヌ自由詩805-8-17
絹ごし- たもつ自由詩15+05-8-17
ノート(空)- 木立 悟未詩・独白305-8-17
城跡- たりぽん ...携帯写真+ ...505-8-17
- HARD未詩・独白4*05-8-17
夏の終わりは哀しくて- 銀猫携帯写真+ ...14*05-8-17
no_title- 大覚アキ ...自由詩605-8-16
サンダル★ゴルゴ- umineko自由詩8*05-8-16
うざい- tonpekep自由詩8*05-8-16
ばいすくるのソネット- umineko自由詩9*05-8-16
いつか行った祖父の生まれ故郷へ- yuma自由詩1*05-8-16
奥羽本線- チアーヌ自由詩1405-8-15
涼花- LEO携帯写真+ ...13*05-8-15
うみ_Ⅱ- 木立 悟自由詩605-8-15
にゃはは- 銀猫携帯写真+ ...12*05-8-15
曇りの日- 青色銀河 ...未詩・独白905-8-15
さよなら- なつ自由詩4*05-8-14
サンディのこと- たもつ自由詩43*05-8-14
- smorzando携帯写真+ ...3*05-8-14
記憶- 銀猫自由詩5*05-8-14

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