すっかり日が短くなってしまったから
夕方の散歩のつもりが
夜の徘徊になってしまい
帰り道が見つからず困ってるんです

周りにいたはずの誰かも
いつの間にやらみんな帰ってしまって
とても静 ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
この連休は生まれ育った町へ行ってきました。
土曜は仕事でした。
日曜日は2番目の子どもの書写が展覧会に出ているというので
久しぶりに美術館に行ってきました。

私の生まれたところは山奥の盆地 ....
ね。

この広がるあおぞらを、
どうやって伝えたら良いかな。

伝えたいんだよ。

あの人に。



-----
わたしたちぬけがら
中身なんていらないわね

足してふたりで十分

本当に欲しいのは皮でしょう

内側は暑苦しくて困るわね
ここならそんな心配ないのにね


だめだめ
間違えて ....
夜を
夜を裂いて
寂しがりやのバイクが走る

縦横に
街を越えて
マフラー音が流れゆく

ウォウォンウォンウォン
ウォウォンウォンウォン

ステレオタイプの
哀しいリズム

 ....
1.

9月
冷えた朝がきた

2.

電車を通り抜けるような
風は吹かない

3.

書ききれない言葉や
伝えられない言葉が
指の間から
夢をみせる

4.

 ....
今日は私の病院と
子どものピアノレッスンの日が重なったので
外食しました

子どもたちは大喜びでした。
一人600円程度の外食で歓んでくれる子どもたちで良かったと思います。
そして
靴下 ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
かなしいことがあると
星座をつくるの
ぼくのかたおもいしてた
黒いルビーの瞳のおんなのこ
夜空を指差し
星座をつくる

ユニコーン座
ふでばこ座
黒猫座
かたおもい座
そしてあれ ....
夕闇の公園。

まだ光るオフィス。

缶コーヒーと草の匂い。
空はもう、おやすみ。

子どもの声。

イヤホンの耳栓。

遠い道路の騒音。

空の寝息。
かわつらさんの奥さんは
精神を病んでいるそうだ
深夜
誰も居ないキチンで
皿を一枚ずつ割るそうだ
あの夫婦は
せっくすれす
だから
ってすずきさんが言ってた
そういうすずきさんに ....
突き刺さるケイタイ抱きし子の寝顔 元結のほどけし髪
正体を弄り合ふ君と僕
追ひつ追はれつしては
群青の海に共に沈まむ
寂しきは浜辺の波音
叱られる覚悟で来し子の瞳見てきっと叱る
林檎は何時でも
小気味よい音を立てて
裸になってくれる
こんな女の人がいたらいいなと思う
十月の昼間は少し暑くて
隣家から
おもいっきりテレビの音声が聞こえる
シンクには
小腸み ....
賢い主婦はスーパーで
手前から古い牛乳を買うのだそうだ

ここにいない死者のために

未来
まだ生まれこぬ子供らは
つまり
まだ死者の国

私たちは循環する
古い牛乳を破棄する ....

自転車でパート先に向かっていると
木の上の方から
聞きなれない鳥の鳴き声が聞こえました

「オハョ オハョ」
って言ってるみたいに聞こえました

姿は見えませんでした
何の鳥だっ ....
ほら、君と僕と。

お月様と。

おっきな三角形。

けど、たまにお月様はかくれんぼ。

僕と君も、手を振って。

僕とお月様、ふたりっきり。

何だか遠くて、淋しいね。

 ....
カフェに行きてえ お茶が飲みティー
でも代官山や三宿あたりのオッシャレーなカフェは
俺たちには高すぎる 精神的に高すぎる
お似合いのカフェを求めて 恥をかかない場所を求めて
俺たちは旅をした  ....
十五に満たない女の子が
いのちを
空に差し出した

私は
彼女にかけることばを知らない

生きていれば
きっといいこともあるんだよ
なんて
そんなこと言えない

誰かが
きっ ....
ほら
あすこ
いつも私が通る道があるでしょう?
神社の裏の突き当たりの道
いつも白黒の猫が
道の真中で背中をゴリゴリしてるとこ

そこにね

三角があったので
天辺に立ってみたのね ....
のぞき部屋の店長よ
君はそんな商売をして恥ずかしくないのか?
後ろめたくないのか?
のぞきなんて悪趣味じゃないか
と言うか犯罪じゃないか
要するに田代まさしじゃないか
君はそんな変態性欲ま ....
幸せは
仕合わせと
書くのだと
誰かに聞いた

自分から努力して手に入れるのが
仕合わせなのだと
言いたいような顔をして
ところてん売りのお兄さんは
鉢巻きをしてバイク ....
あめ、いつからふってるの?
めをとじてあなたのこえをきいてると
じかんのかんかくがくるってく


すきなしょぱんのあのきょくが
とおくからきこえてくる


ぱぱがむかしおしえてくれた
いどのおは ....
ラップの上に海苔をしいて
ご飯をのせて

梅干をいれて
また ご飯をのせて

そっと 両手で包んで
おむすびをにぎる

まあるくまあるく
はい できあがり

そして はっと 気 ....
夜中、リビングに降りると
テーブルがひとりで
テレビを見ていた
外国の戦争映画だった
たくさんの人が
次々に命を落としていった
リアルなくらい
みな清潔な最後だった
突然テーブ ....
さくらがみたいのと
おまえは呟く

けれども
おまえの為に
こんな時期に
桜は咲いてくれないのです




ようちえんにいきたいの
とおまえは呟く

しかし幼稚園は日曜日に ....
泥棒のような前傾姿勢で
妹の洋服を
箪笥から引っ張りだして纏った
ふわわ、と甘いにおいが漂った

わたしは服を持って居なくて
だから何時も裸で暮らして居るのだが
この頃はとみに寒く
や ....
{引用=終りのない楽譜が
みみもとをかすめてはながれ
それはあめのように
また 空をさがしてゆくのでした

りんね なんか
しんじないよ
仏教徒じゃないもの
食洗器にお皿をならべな ....
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