めくるめく展開する青
それは淡い水彩画で描かれた
青いヌードだった

彼女のくれた画集の傍らで
煙草くゆらす僕
灰色が包み込んでいく涼し気な青の女体

けして君を汚したりはしない
 ....
くちびるの次は
うなじ
その次は

そういった類いのものは 好きじゃない

あいたいあいたいあいたいあいたいあいたいあいたいあ いたい
逢いたいのは痛みです
というテクストの 

 ....
それは
優しいあいさつだから
きっと、優しい手紙

まっしろな封筒には
ほんわりと香りのこして
優しい君からの言葉
ほかのどこでもない宛先
おげんきですか、
なんて素敵な手紙

 ....
空が灰色クレヨンの日
風邪をひいた詩人はゆめゆめ思った


詩人たるもの
移ろう季節を誰より早く
探して言葉にしなくちゃいけない


詩人たるもの
少しはむつかしい漢字くらい
す ....
朝方にヒマを持て余したトカゲが窓からふいにやって来て
「僕とワルツを3曲ほど踊ってくれませんか」
と言った

寝惚けた私は夢と間違い
「ワルツは上手くないけれど 面白そうなのでいいですよ」
 ....
印度で ヒトが しにました 神様 もう 充分 です 。  灰をまさぐって 泣きながら
名前のない場所に みどりを
まみどりを植える  
花が咲いたら その下で 
きみと むすばれる
冷房のままで空き地に棄てられし軽トラックが消えた秋の日


足首に薔薇のいばらをくくりつけあなたはをどる秋と告げれば


ほとばしる滝の飛沫の花びらを浴びるあなたの背骨が欲しい


 ....
幼い頃のひとり遊びの記憶は
影となって私に纏わり
誰かを愛そうとするたびに
耳元で呪文を投げかける

楓の色づく様を
薄の頭をゆらす様を
人と分かち合うやすらぎを ....
「マンダリン奏者(1)」

  フロリダな笑顔で
  指を震わせる
  琴線って
  小指が触れるとこらしい



「マンダリン奏者(2)」

  今日は
  マリンバと一騎討 ....
憧れが
ささやかな私を満たす時
ひとつの幸せを見る

あなたは
時間とともに
美しくなってゆく

朗らかに広がる樹木から
眩しくはない光が差すように
あなたがいる場所には
精霊が ....
たもつさんの詩集が届く。注文してから、すでに2ヶ月が過ぎていた。発送元には何の罪もない。メールで注文したのはいいが、自分のアドレスを間違って入力していたのだ。いつまでも連絡がこないはずだ。ネットは、す .... モスチーズバーガーと
きんぴらライスバーガーと
ポテトのSと
コーヒーシェイクのMを
ひとつのおおきなシゴトを
やりとげたときに垣間
見せてしまう男気溢れる顔をして
注文し ....
買い注文入れたらすぐに大 
             暴
               落



売った途端上がる株価に罪はなし



五万株買ってるあなたは誰ですか



 ....
いつのまにか
あなたがいなくなることが
いつのまにか
怖くなっていて
それは
幾日もの
あなたと私の
笑顔の証

とても不思議なことに
朝はいつも訪れる
目が覚めると
朝は ....
明け方シナモンちゃんが
僕のアタマをひっかくので
まだ起きる時間
ではなかったけれど
白いバスローブを着たまま
フレンチブルドッグと
白金あたりのマダムたちと
阪神タイガー ....
おーなり由子さんの連載です。
こんな風に日々を過ごせたら、とおもいます。


http://www.daiwashobo.co.jp/ohnari/index.html
いつも 足りないと
つぶやくような目で
半透明 だった
校庭も
平たいホームの直線も
影をうばうばかりで

屋上にでるたび
そらに 手をひたして
紅くそまった冷たいゆびを
にぎ ....
眠りは当局から支給される
月にいちど注文をすることになっている
私は主に スタンダードな「白の眠り」を注文する
けれどいつもおなじ眠りというのも
あじけない気がするので
やはりスタンダードな ....
最後まで
君の心のシグナルが
わからなかったボクを許して

その
深い瞳の色が
止まれ であるのか
進めで いいのか
点滅なのか
それとも
拒絶

ブラウスの
ボタンがひとつ ....
久しぶりにホワイトソースを作る。あの、バターから作るやつ。

ミルクはあたためた方がいい、とか。
木のへらで丁寧に、とか。
バターがふつふつと、泡立ってから小麦粉を、とか。
小麦粉臭さがなく ....
ツリーのてっぺんの星を100万個にひとつ、ほんとうに願いがかなうものに取りかえる仕事です。


王子様の先回りをして解毒剤を吹き矢で姫の首筋に突き刺す仕事です。


日々の生活のアクセ ....
さいきん
私をみつけます
なまいきで
じょうだんみたいな手足で
おもたいランドセルをゆらしてる
あなた


胸のまんなかのスイッチは
押したら たぶん
おたがいへんな音が出る
だ ....
空へとつづく迷路に生まれ
空とは知らず昇りつづける



落ちゆくかけらの姿が見える
くすぶる姿で描きつづけている



湿り気に満ちたからだを
光の板におしつけ ....
ほっといてくれ

今、オレはブルーなんだ。
ブルーで

ブルーで・・・・


うわあ〜〜〜〜ん

シャレにしかならねえ。
わたしよりも弱く
儚く
人生の計算問題ができない
そういう人を守るため
あなたは去っていった

「君ならひとりで生きていける」
よく聞くセリフを生で聞いたよ
でも
そうかな?

 ....
ちるちる
まいちる
秋みちる
その手で拾いあげてよ
ボクはキミに
拾われる為に落ちたんだ


そんな声が聞こえそう

静かな林に
木もれ日揺れて
私の
モチベーションの何割かが
復讐で出来ていることを
きっと
あなたは知らないし
それはそれでかまわない

だけど
あなたは会うたびに
輝いていてしまうから

私も
置いてい ....
身体を切って
心臓を取り出して
どうか
その胸で温めてほしい

それ以外
この寂しさは
埋まらないような気がして。
とうどうせいらさんのおすすめリスト(2616)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼女は青いヌードだった- けんご自由詩805-10-10
順序- umineko自由詩3*05-10-9
空想するきりん- なつ自由詩9*05-10-9
詩人は傘を忘れる- 銀猫自由詩16*05-10-9
ワルツ- 松本 涼未詩・独白5*05-10-9
印度___- すぬかん ...未詩・独白205-10-8
そろもん(緑の話)- みつべえ自由詩505-10-8
early_autumn- 本木はじ ...短歌805-10-8
風葬- 落合朱美自由詩42*05-10-8
けろっと(4)- umineko自由詩4*05-10-8
憧れ- 未詩・独白9*05-10-8
こっそりと白の時代〜たもつさん詩集に寄せて- umineko散文(批評 ...18*05-10-8
(_L_)- なかやま ...自由詩305-10-8
デイトレ川柳- ふるる川柳8*05-10-7
しあわせ- いとう未詩・独白16*05-10-7
しとしと- なかやま ...自由詩205-10-7
いちにちスプーン- コトリおすすめリ ...2*05-10-6
うしあめ- はな 自由詩13*05-10-6
眠りのシステム- 塔野夏子自由詩35*05-10-5
流星夜- umineko自由詩9*05-10-5
クリームシチューに、あと少し- umineko自由詩6*05-10-4
仕事- Monk自由詩15+05-10-4
しましまを描く- はな 未詩・独白12*05-10-4
ノート(Repertoire)- 木立 悟未詩・独白705-10-3
ほっといて- ふるる携帯写真+ ...5*05-10-3
あなたの重み- チアーヌ自由詩505-10-3
おちば- LEO携帯写真+ ...6*05-10-3
小さな声- LEO携帯写真+ ...3*05-10-3
風向計のおしりのお椀- umineko未詩・独白5*05-10-3
.- 杉田蝶子自由詩505-10-2

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