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交差点の真ん中で
すすむ方向を見失う

ゆらりゆらぐとき
ふわりうすく浮き上がる
今を引きのばせば

わずかな希望を羽にして
けして上手くはないけれど

音なく羽ばたく
儚く ....
チョコレート色の秋が
わたしを呼んでる


甘い香りの空

あなたのような夢

やわらかな光




チョコレート色に焦がして
溶けそうな心の音に


そっと

 ....
「薬を飲み忘れたわ!帰らないと」

マンボウを見に
水族館へ行こうと
誘ったのは彼女の方だったのに
家を出てすぐ言った

「どこが悪いの?」
「知らないわ、生まれてからずっと飲んで ....
ジ 
ジッ と

命の 焦げる音がする

紫の
灯りに誘われて


やさしさは
銀の
電熱線だ

あなたに
触れて

私は
終わる

小さ ....
失うばかりでいい
得るものなんて何ひとつなくても
掌から零れ落ちる砂のように
すべてを失いたい
いつもより少し日が暮れるのが早い気がして
つたの絡まった郵便受けをのぞくと
少し錆びた箱の中には、もう秋が来ていた

慌てた僕は、街を見下ろす公園に行き
ペットボトルのロケットにラブレターを ....
僕は奈良公園で鹿の角をにぎっていた


同じころ

父は帰りの電車のつり革をにぎり
母はスーパーで安売りの大根をにぎり
妹はベッドの上で携帯電話をにぎっていた

隣の部屋の夫 ....
詩を 描きました。 

小さな詩を 書きました。

相変らずそらは 真っ暗だと言うのに

いきがって 小さな 詩を描きました。

トラさんや タツノオトシゴさんは、

もう ずっと ....
ほんとうに欲しいと思ったんだ
あの夜

だから
ここにいるだけで
しあわせ

夏が終っても
君が胸を泳ぐから
 

クロール


息つぎをせずに
どこ ....
君は覚えているだろう
君がはじめて掴んだ自由は
真新しい買ったばかりの自転車に乗って
得意げに街中を走りまわる事。


そして今
世間との関わりを君は海に投げ捨て
白い灯台すれすれを斜 ....
あの日から、
背負ったこの柱は、
復讐だったのかもしれない。

だがもういい。
もういいんだ。

おれは後数日で、
十五から背負い続けた、
柱を下ろし、
そ ....
激しい嵐の中を走るときに
なにをおもう
なにも
なにもかんがえないよ
ただ夢中で走っていくよ
アクセル開けて
後輪加重を増して
風に向かって突き進む

全開加速でスリップする ....
浴衣着て髪をゆって会いにゆきたい

慣れない下駄は足をきりきりひずませ

夏の暑さが心地よくなる

柔らかい心が潰れてきりきり悲鳴あげて


あの日一人で見上げた橋桁の花火
 ....
朝からクワガタ
クワガタの話かよ
下あごの話かよ
さん、はいっ
「下あごの話かよー」
ご飯はゆっくりよく噛むこと
ほらあれだ利口になるから


両親は本日もご健在
飯をバクバク食う ....
それは、いつだろう
遠くないかもしれない、毎日、かもしれない



水平線、その丸みが空に一番近いところ
大型船が突き抜けていくのを
海辺で、並んで、手を振って
ただ眺めている人たちの ....
三階のレストランの窓から見下ろした
木造の橋の向こうへ伸びる石畳の道をゆく
白い服を着た君の背中はだんだんと小さくなり
緑の木々の下に消えた

立ち尽くす僕は
次いつ会えるかもわからない
 ....
旅先の小倉のホテル十一階
レストランで朝食をとっていたら
目の前のガラスの向こうにゆらゆらと
緑に光るカナブンが飛んできて
ハムをくわえた僕をのぞいて降りてった

「 よくもまぁこんな高い ....
わたしがいなくなって5分後の世界
相変わらず

交差点は混んでいて
ストップランプは
シンクロしてて

大型ビジョンが
めまぐるしく 変わって
新作モードは
ガラス ....
羽音だと思ってたら
薄布のカーテンをふるわせて
飛びたいよう、と
窓が
泣いていた

わたしがあんまり
窓の目で
空を見るから

ガラスの表情は
いつのまにか、曇って
月の形に ....
もやと
白い光と
雨の降る音と
どこかで掃除機をかける音が
ゆっくりと

窓から流れ込んでくる

それから 誰かがずっと
なにか語りかけているのが聞こえる
心地よく穏やかな声
朗 ....
夏の終わりの淀川の河川敷の芝生は
生臭いほどの濃い緑に染まっていて
月曜日だというのに
真っ昼間からビールを飲みながら
バーベキューなんかやっているロクデナシどもが
ロケット花火を打ち上げて ....
ふと声をかけてみた
その外国人は
「ロマンスカー?」
と言って
少し笑った
新宿駅西口で

そうなんですよ日本には
ロマンスカーがあるんです
ロマンスカーはみんなを乗せて
ロマンス ....
じんべえって
まるで人の名前みたいだ

こんな夏の日に
すっかり涼しい顔をして
遊びに行こうって言っている



(ほら、じんべえ
 祭りばやしがきこえるよ)



ふわっ ....
夜店で釣ってきた金魚を庭先で
バケツに放して
しゃがんで
じっと見入る
窓からのあかり
空からのあかり
遠くに響く祭り囃子
黒い自分の影

しゃがんで見ている子供の私
その一点の風 ....
それは総ての男を魅了する
総ての芸術家を虜にする


それは瑞々しい果実のようであり
たおやかな母の抱擁をも予感させる


それはあまりにも眩しい
陽に焼けたまろやかな曲線は
誇ら ....
例えばそれは

自動切符販売機で切符を買うのに手を差し伸べる事をやさしさとするか
それとも手を差し伸べる事なしに簡単に誰でも切符を買える事をやさしさとするか

どっちがやさしいの?
パフェ、
パフェ、
パフェ、
10回言ったらパフェ10個

眩しい太陽
目を細める僕の顔前に
うふふ
エプロン娘
純白、
かついたづらな覗き見


こいつめ


 ....
水平線、午後
手延べそうめん、午後


台所の床、つめたーい
ひらべったーくなって
ほっぺーたをぺたぺた

ひーんやり
ヒヤシンス
春の花
もう夏ですが
横たおしの夏
 ....
5年生存率20%って 何?

5年後 こっち側に残れるのは
5人にひとりってことかな

あなたは
たいくつそうにテレビを眺め
時計を眺め
わたしを見ない

あとどれく ....
僕らが歩き出す衝動は
希望なのかもしれない
その過程でいくつかの
意味のようなものを口に含むけれど
次々と廃棄しなければならない
進めば進むほど薄くなるものを感じながら
やがて一番 ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カゲロウ- ベンジャ ...自由詩10*05-8-27
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忘れんぼうの水族館- 初代ドリ ...自由詩10*05-8-26
銀狼- umineko自由詩7*05-8-26
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空っぽの郵便受けとラブレターをのせたロケット- 伊藤洋自由詩5*05-8-25
僕は奈良公園で鹿の角をにぎっていた- Monk自由詩19+05-8-25
墓所。- すぬかん ...自由詩18*05-8-25
クロール- umineko自由詩18*05-8-24
とんび- 恋月 ぴ ...自由詩14*05-8-24
「_はしら。_」- PULL.自由詩13*05-8-24
快感- あおば自由詩1*05-8-24
夏の予感- 自由詩12*05-8-24
朝からクワガタ- Monk自由詩605-8-24
去り行く人は、海辺の- 霜天自由詩1105-8-23
「夢のひととき」- 服部 剛自由詩905-8-23
虫の知らせ- 服部 剛自由詩205-8-23
わたしがいなくなって5分後の世界- umineko自由詩8*05-8-23
夜を抱きしめる- なつ自由詩12*05-8-22
かくはん- 朝野自由詩505-8-22
水色の花- 大覚アキ ...自由詩505-8-22
ロマンスカーの幽霊- チアーヌ自由詩25*05-8-22
じんべえ- ベンジャ ...自由詩9*05-8-22
小石- ふるる自由詩18*05-8-21
くびれ- 恋月 ぴ ...自由詩8*05-8-21
やさしさ- 汰介自由詩105-8-21
真夏のパフェ- Monk自由詩705-8-21
こてーん- Monk自由詩505-8-21
5年生存率- umineko自由詩5*05-8-21
すいか- たもつ自由詩20*05-8-21

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