すべてのおすすめ
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言葉を信じることが出来なかった
”ダイジョウブ”といったその裏で悲しみが蝕んでいたり
”ズット”の言葉のすぐ後にお別れが待っていたり
ではなんで言葉を紡ぐんだろう
言葉に縋るんだろう ....
トキくんはバリヤーをつくった

トキくんはあたしのためにバリヤーをつくった

あたしがどんなに危険な目にあっても大丈夫ってバリヤーをつくった



トキくんがつくったバリヤーは ....
玉ねぎが自分で自分の皮をむいている

オレハ ドコニイルノダロウ

いくらむいても自分は出てこない
それでも玉ねぎは自分をむき続ける

オレハ イッタイ ドコニイルンダ

その間 ....
ありふれた演算子でも

洗練された定理でも

複雑な感情を記述することはできない。


明解な文法でも

思案尽くした形容詞でも

あなたの核心に接近することはできない。

 ....
手紙は
シロヤギさんが食べました

シロヤギさんは
クロヤギさんが食べました

クロヤギさんは
僕が食べました

僕は夕方
手紙になりたい
Mは転校生
Mの洒落たジャンパー
田舎の小学生にとって
それは
恰好の標的

休みの日になると
僕らは誰かの家に集まる
あるいはグラウンド
僕らの遊びには際限がない

野球にも飽 ....
  雨が降る日曜日の午後
  雨宿りをした金木犀の木の下で
  電線に連なって揺れる雫を見ていた
  耐えるように震えながら
  世界を逆さまに映した雫が静かに落ちる
  君はその小 ....
なんじゃもんじゃのはなを
きっとみようね
みにこようねと

こがらしのふくひに
きみは
聞いたことのない名前の島の
生温かい浅瀬で戯れる半裸の娘たち
その下半身は鱗に覆われていて
しなやかな魚の尾鰭を思わせる
夕日を反射して虹色に輝いている
それを 洗いたての柔らかなタオルで包 ....
奥さま方が集うカフェで
俺はスプーン片手に乱心する
ウェイトレスを人質に取り
一人ひとりの乳頭の色を聞き出す
この変な嵐が過ぎ去った後で
井戸端会議が厳粛なものになればいい
俺は今日このカ ....
わたしの田舎に

とうとうコンビニができてしまった

もう
これで
この町も終わってしまった

二十四時間
煌々と国道を照らす
白い光は
人々を堕落させるためのみに
輝く

 ....
あっけなく飛び込んでいった
プールに飛び込むみたいに嬉しそうに


星を見上げるのは星になろうとするためか


弾け飛ぶ後悔と切望のように核融合によって放出されるエネルギー波 フォトン
 ....
大きな雨粒がひとつ
フロントガラスに
ボトリと落ちてきた

さっきから
車の中は
沈黙で満たされていて
私はもう
ひとりで歩いて帰っていく自分の姿を
頭の片隅でイメージしている

 ....
心臓破りの坂
に破られる心臓
そして
けたましく鳴り響く電話機
に似た形のビニール袋
に梱包された
けたましく鳴り響く電話機
の絵

範囲内の限りにおいては
どうにでもなる
 ....
欲しいものが欲しいと

子供がせがむので

欲しいのは欲しいものなのかと

問い質したら

欲しいのは欲しいものではないかもしれないと

子供が言うので

欲しいが欲しいんじゃ ....
    抹茶クリームあんみつ 白玉添え




でまちやなぎで待ち合わせした あのこのお口にイチゴミルク
ま行の言葉に絡まって 甘ったるいのさ とろけそうだよ



都電の ....
    田中君は今日も元気




弧を描くよな風が 短い場所でおおらかに吹いていた
湿度の低い 午後3時



フレアスカート プリーツスカート ふくらんだりして
白桃や北 ....
   
    星砂ヶ浜



夜 月光のまぶしさに
まばたき出来ない お魚が
目に焼き付ける 星のまたたき


しばしば するので 砂で洗った
こそこそ するので 飛び跳ね回っ ....
からだの曲線にそって
あなたは
かんたんなじゅもんなのだと指を折った
てのひらをそっとひらいて
りゆうもなさそうにわらった時
すこしだけ
えんえんとつづいてゆく
朝の風景を おもいだして ....
  打ち寄せる波の数をかぞえながら、
  そのかたわらで
  ぼんやりとあなたのことを想ってみたの
  砂に書いた手紙は、
  しだいに波に攫われて消え
  そんな風に、
  想い ....
本当は優しい君
本当に優しい君



知らないけど

触れたら冷たくて
少し離れて温かい



夢からは届かない
ここからは届くはず


酸味と甘味の重なるとこで
ま ....
この夜を
この途方もなく退屈な夜を
新発売の口紅で
プルンプルンの唇を作る口紅で
塗り潰す
安っぽいベイビーピンクで
パールのキラキラと
グロス系のピカピカが
なにもかも
どうでもい ....
すき
きらい
すき
きらい
うみ
からい
こーひー
にがい
すみ
ひらい
まち
くろい
ぱすた
からめて
きみ
うまい
にこり
おはぐろ
きみ
こわい
ぼく
 ....
髪の毛にエレベーターが刺さっている女の人と
危うくぶつかりそうになって
うっかり乗りそうになりましたが
それよりも階段の方が健康に良いので
大丈夫でした
自動販売機の前では
一匹の ....
笛咥えてピー
真夜中にピー
ひとりでピー

思い出すよ
我が幼き日の思い出

夜に笛吹くとヘビが来るわよ
ってママンが言ってたよ

ところで
昨日
手紙が来たんだ

「落と ....
誰にも語られない詩がある
たったひとりに生み出され
たった一つの世界の扉があった

観客は
入るのも
出るのも
ひとりだった

ひとりのものだった

ただ
あまりにも
いつも ....
何か掴まなければ と
恐れなくてもよいのだ
いつでも繋げるように
私の両手は空いている


嘗て星々に触れたとき
驚きながらも微笑んだ
一秒よりもはやく
私たちは老いてゆくから

 ....
君が眠っているうちに
パンが焼きあがったみたいです
お母さんはお父さんを呼び
小さな女の子はテーブルを手早く片付けて
髪を撫でてもらいました

君が眠っているうちに ....
安全な海域ってどんな うねりなのだろう
私の父は泳ぎの得意な人だ
溺れてまともじゃない子を抱きかかえて海を渡れるほどの人
父さえいてくれれば
私の海は保証されていた

その海はずっと続いて ....
おでんにタマゴがないように
ショートケーキにイチゴがないように
おまえがいないのは・・・ナンダカナー

おまえは鏡餅で言えばみかん
おまえはバンドで言えばギタリスト
おまえは相撲で言えば高 ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉と肉体- 自由詩305-5-31
トキくんのバリヤー- Monk自由詩1305-5-30
メタファー- たもつ自由詩1705-5-30
空中分解- ブルース ...自由詩3*05-5-30
手紙- たもつ自由詩905-5-29
_M_- umineko自由詩6*05-5-28
六月の二人- 嘉野千尋自由詩13*05-5-27
なんじゃもんじゃ- 草野大悟自由詩3*05-5-26
人_魚- 大覚アキ ...自由詩405-5-25
やけくそカフェ- 守山ダダ ...自由詩305-5-24
コンビニ- 北村 守 ...自由詩605-5-24
星見地点- ヤギ自由詩6*05-5-24
リセット- 大覚アキ ...自由詩205-5-24
あの日- たもつ自由詩605-5-23
欲しいものの神話- ブルース ...自由詩5*05-5-23
1/f_のゆらぎ_(3)- 千月 話 ...自由詩3*05-5-22
1/f_のゆらぎ_(2)- 千月 話 ...自由詩7*05-5-22
1/f_のゆらぎ_(1)- 千月 話 ...自由詩8*05-5-22
星めぐり- はな 自由詩39*05-5-22
東の海辺から- 嘉野千尋自由詩4*05-5-21
トマトソース- ユメミ  ...自由詩2*05-5-20
ビピーイクンベ- 大覚アキ ...自由詩405-5-19
はなうらない- ヤギ自由詩3*05-5-18
ヘルス- たもつ自由詩12*05-5-18
ピー- 大覚アキ ...自由詩505-5-17
誰にも語られない詩- 蒼木りん自由詩2*05-5-16
ソネット(触れている)_(2005.5.15)- 和泉 輪自由詩2505-5-15
裸で君の隣りにいると- ふたば自由詩1505-5-15
安全海域- るるりら自由詩705-5-14
微妙な淋しさ- 守山ダダ ...自由詩605-5-14

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