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       ....
夏にすきな言葉は




清涼飲料水




です。




それは
レモンをしぼった透明のサイダーで


汗をかいたグラスは 商店街の福引の。



扇 ....
君は脱ぐ
同時に着る
どんなに脱いでも
君は君の核心から遠ざかっていく
まばゆい光の中
生まれたての姿になり
男たちの暗い瞳でできたプールを泳ぐ
淵に腰掛けていた男たちは
 ....
つながりをことさらにつよめるのではなく
切れてしまうことをおそれます

やさしくされようとするのではなく
忘れ去られるのをおそれます

気付いてもらおうとするのではなく
ただ、ひそやかに ....
彼がまた
子育てを再開するという

一度は手離したのに

赤ん坊の
おじいちゃんとおばあちゃんの元から
今夜連れ帰って来たのだという

仕事を増やしたのだそうだ

「大変だよ」と ....
{引用= はじめに断っておきますが、これはオリジナルではありません。
 格闘家の前田日明さんが語った少年時代のエピソードがあまりにも
 いい話だったので、詩にさせてもらいました。
 もちろん、ご ....
   八月二十七日 午前二時


   病室の小さなベッドの上
   真っ白なシーツをかぶって
   はしゃいでいました
   夏が
   終わるのを知って


   少し ....
自動販売機の陰の
真っ黒な塊がゴソリと動いて
よく見るとそれは
汚れた分厚い毛布に包まった人だった

たとえば
ここが砂漠で
水も食料もなく困っている人と出遭ったのなら
ぼくはいくらか ....
恋人は、詩を書く人と走る人

ふたりはお互いを知らない

わたしは詩を書く人と暮らしている

わたしは詩を書く人のために食事をつくる

詩を書く人はとてもきれいに日々を食べているので
 ....
わたしがきらきらの火花に歓声をあげているあいだ

そのひとは

灯かりのむこうの景色をみていたというのです
君が言わせたがる言葉を
どうしても言えず
唇をかむ

うながされ
催促されて
思わず口からこぼれそうになる言葉を

唇の裏側で
なんとか押し留める感触
口腔器官が発熱している

 ....
君が握ると
同じ力で握り返してくるものがある
君はその力をさざ波に変え
身体の最果てまでゆっくり送り届けることで
自分の輪郭を形作っていく
君が握っているのは
君自身に他ならない
 ....
わたしが放課後こっそりえさをやっていた
あの河川敷の林の猫を
あなたがちいさな段ボールに詰めたとき
ほんとうはおどろいたし
とてもかなしかったのだけれど
それがあなたの愛し方だと知っていたの ....
月明かり程度の部屋で、
青白く浮かぶ お前の身体に隣接する。
しっとりした乳房に 導かれた手を添えると、
温かな弾力の内側から とくとく と、遠い波が返る。

数少ない安堵が、ここにはあって ....
ビーズをつないでたテグスが
ぷちん、と切れた

こう、だから好き
こう、だから嫌い
そんな風によのなかを
ふたつに分けることが出来なくて

ひとつぶひとつぶ拾い集めては
かなしくて
 ....
ヒロシマを忘れるな、と
私はうたわない

ナガサキを思い出せ、と
私はうたわない

アウシュビッツに吹いた風を
私はうたわない

東京のくらい空の波を
私はうたわない

私がう ....
私の葬式がささやかに執り行われ
友人らが久しぶりに集まった
青空には透明な道が果てしなく続き
新緑に人々の喪服が映えて美しかった
一滴の涙も流されず むしろ
想い出を懐かしむ声で
小さな式 ....
気がつけばいつも
君はそこに立っている
君は待つ
遠くに地鳴りを聞きながら
まだ秋には早い日
目の前をつうっと
赤とんぼが通り過ぎていく
同じ高さにある地平線を目指し
旅立っていっ ....
 悔し紛れの薄闇は
 投げつけた卵の黄身のなかにかくれた
 まだ夜は知らない
 夕焼けばかり見ている

 今日はもう帰らない
 ビビッドは細胞を壊すの

 今日はもう帰らない
 太陽 ....
刈り入れ、葉、枯れ

わたしたち。   

貧窮は カタカタ  呼ばわる
明るさについて。

茎が折れ、そのあたりを、
嗅ぐ。     鼻孔、ひらき、
足も萎え、
何度もなぐられた ....
走る男がいた
ノートパソコンやら書類の束やら義理やら思いつきを書きこんだ手帳やら約束やら書かなくてはならない手紙やら本の題名やら領収書やらを山のようにかかえて走る男がいた
ばらばら落とした手紙を拾 ....
願わくば彼女が

オレのことを「愛してる」なんて言わなくてもいいから

オレ以外の男を罵ってくれれば

オレよりカッコいいヤツのことをボロクソ言ってくれれば

それでいい

それい ....
ドロップ缶 カラカラ鳴らして
君と歩いて

いつから蹴り始めたのか
解らないその石を

君はテンションに任せて
思い切り蹴り上げ

ガシャーンと
どこかのガラスを割ってしまって
 ....
ボール紙で出来た
四角いお菓子の箱
砂に塗れて
埋もれていた

ガムテープで止められた
蓋をこじ開けようとして
恐怖に手がすくむ
この中には

赤ちゃんが入ってる
たぶん

 ....
知らないホテルの片隅で、
丸くくるまって君の寝顔を見てる。

ひとりでは眠れないというから、
毎晩、君が寝付くまで色んな事を話す。

あの鮮やかな初夏の想い出を、君 ....
夢も希望もありふれている
嘘も現実もありふれている
失意も絶望もありふれている
不幸も幸福もありふれている

ありふれた
なにもかも
何でもある
世の中に生きて

ありふれた
真 ....
ひがしのそらに 夕焼けをみた
まぼろしだよ、と
ひとは笑う

からんと音をたてて
百円玉が落ちた
ころころところがって
排水溝に飛び込んだ

現実と、そうでないもの
境界は気付いた ....
実家から、何の脈絡もなくメロンが届く。どうもよくわからない。ま、自分の行動も脈絡がないので、おそらく血筋なんだろう。

最近のメロンは、取説付きだ。通販の組み立て家具みたい。メロンの歴史。匂いの秘 ....
蛍みたいな人だと
電話越しに聞こえるあなたの声が
あまりにもすとんと 心に落ちてくるので
私はもう どうしようもなくなってしまう

帰って 君の手紙を読んで
泣きそうになったよと
どうし ....
うすい月が窓までおりてきて
わたしの絶望を笑うのだった
からっぽになったところで出発だ
ほんとうの旅は いまからはじまる
なんて こともなげに言うのだった
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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そろもん(月夜の話)- みつべえ自由詩1505-7-14

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