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キューンとなった瞬間

胸のとこが縮んだぶんだけ
体の中の水の粒子が
目の端から零れ落ちる

痛いって思った

体を潤してたその水は
私の一部であるけれど
ナミダは声を発しない
 ....
あなたからの手紙、
「。」が全部ミジンコで
「、」が全部ゾウリムシ
だったよ
どうでもいいから
早く会いたい
探さないでください

そんな手紙を残して
君がいなくなってしまったから

僕はちまなこになって探したんだ

押入れ、風呂場、トイレ
良く行くレストラン、レンタルビデオ屋

何処にも ....
ねじ回しを回すとき
いつもあなたは
のの字のはんたい、って
つぶやいているの
わたしは知ってるよ

あなたが難しい顔で何か
言いかけた時にはいつも
わたしは心でつぶやくの
      ....
走って行く風船を
追いかけて
ぼくは手を触れるのでした

手を触れたとき
楽しいものがありました
楽しいものはそこここで美しい時間でもありました

それは見えないものでありました
夏 ....
札幌という街に何度か足を運んだことがある
スマートで、ざわついていて
そして自負の感じられる街

札幌に住んでいるわけではないので
本当のことはよくわからないのだけど
(札幌の次は東京)
 ....
手をつないで
蛍を見に行ったのだけど

あまりにも きみどりの光が舞うから
僕は天地を失いそうになって

繋いだ手を
ぎゅっと握ったのです

そうすると
君もぎゅっと握ってきたので ....
とどがいます
打ち上げられました
寝ています
どこにも行けません
助けて
なんて頼まない
とどだから
なんだか疲れたので
しばらくここで休みます
ひとりです
ダイヤモンドダスト
 ....
恋心だだもれ
きみの恋心だだもれ
見てるこっちが恥かしいくらいだだもれ。
だから君の背中を皆が見てる。
君の後ろで応援してる。
ちょうど何処まで行っても追いつけない陽炎のように
安寧の地はますます遠ざかるだけだ。
コノママデハイケナイ
でもあたしはまだ貴方を憶えて居る。


買い物籠の中にはチョコレート
とコ ....
あなたがいなくなって
正直
ずいぶん楽になったなと
思います。

もう、泣いたりわめいたり
行かないでくれとすがったり
不条理にいらだったり
そんなことをしないで済む分
ずいぶん、楽 ....
さらさらと さよならが ながれて ゆきますから
わたしは手に掬ってみるのです
手に掬いますと さよならは さらさらと
さらさらと 儚くも消えてゆくのでした

夏の
陽は さよならの中で
 ....
それは不思議な行列でした
新月の夜でしたのに
ぼんやりと照っていたのです
そこかしこからケタケタと笑い声が聞こえましたのに
誰も笑っていないのです
一行は静々と厳かに歩みます
この世の者で ....
要するに
たどりつけないということだ
だけどそこにあるでしょう?
そんなふうに

要するに
好きなんだということです
無限に
割り切れないのです

だけど
そこにあるのです
  ....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・ ....
車では
足を組まない
「車で足を組むと骨盤がゆがむ」
昔、恋人が言った
忘れていたのに習慣になっていた

「今度の土曜海に行こう」
という最後のメール
私がいなくなったら彼はどれだけ
 ....
コンクリートの丸いもようは、踏んじゃだめよ
って、
しあわせになれないから
って、
きみが言ったとき
さっき
二度ほど踏んでしまったぼくは
ちょっと泣きそうになって、あわてて
声をだし ....
ぼくたちはきっと
とても遠いところから
やって来たのだろう
永い旅の果てに
僅かな智慧も
言葉さえも失くし
全くの無力な姿で
ようやくここに辿り着いた

その握り締めた掌は
大切な ....
知らない足音がわたしたちを追い越し
立ち止まっていることに気づく
群れるものたちのすべてが
居場所を持っているように見えて
小さな声でいることに
少しだけ疲れて

彩られた樹木たち ....
知らない方角から
明るさを取り戻してゆくかのように
朝はぼくのもとにやってくるのでした
遠くの響きは
古い透き間から静かに流れ
ぼくを取り囲むのでした
後戻りする物音は見あたらないのでした ....
金色のさかなが
水と
ひかりをはじき

つややかな
ひふのしたの
美しい肉体が
私の腕の中で
ゆるかかに波打つ

(つややかなひふのしたの
美しい肉体
私の腕の中の)
   か           
  ん い          
 だ   だ    きしきしき
い     ん       し
 か     か       
  ん     い       ....
一度だけでいいんだ
僕の頭を優しく撫でて欲しい
ずっと望んでいた貴女の手
ゆっくり僕を癒してくれたなら
きっと涙が頬を伝って
堪え切れなくなって

呼吸さえ苦痛だと思える部屋
この存在 ....
鏡台のまえに座り
紅をひく
雨音が
静かにへやを満たす
なにをするでもなし窓の外へ目をやる

何億年もの上空で
移ろうおもいが重さをもって降ってくる。
そう何かで読んだことがある
こ ....
そこから先には進めないときがある
そのたびに思い出す風景があって
背中の方から温もりを感じながらも
とても不安そうな少年の瞳に

問いかけられた言葉

飲み込めないまま
風にも ....
心のしっかりしている時間が随分増えた
しかし私は揺れ続けている
「世界は海のようなものだ」
という比喩は見事だと思う
それを受け入れるなら私はその海のどこにいるのだろう
海はひとつか
海の ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
山道を登るときには足元を見るものだが
彼は上ばかり見て
其処にのたうつ木の根があるかも知れず
{ルビ泥濘=ぬかるみ}があるかも知れず
急勾配かも知れぬのに
彼は上ばかり見て
まだ立っている ....
将来のことが不安で、とかじゃなく
ただ、ただ単に
明日が来るのが怖い
って夜がたまにある

なぜだかは分からないが

ただ無性に明日が怖いのだ

夜はひたすらに眠れず、かと言って
 ....
俺は仕合わせだ
今日も煙草がおいしい
俺は不仕合わせだ
マッチがそろそろ無くなる

俺は仕合わせだ
一緒に電車に揺られている
俺は不仕合わせだ
身近な人を愛せない

俺は仕合わせだ ....
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