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女にふられたので、
今度のこんどこそ、
この女でなければならない女にふられたので、
トマトジュースを飲んで、死のうと思った。
なんでトマトジュースかといえば、
野菜が足りないと思ったからだ。 ....
脈を取ると指先に
セミの鳴き声が
伝わってくる
僕らの身体の中にも
駆け抜けていく夏があったのだ
どうかお元気で
手を振り
手を降り返したあなた
あの日に
友だちでいてくれて良かった ....
いとうさんと飲んだ


あしたのあたしはあたらしいあたし
という一文があって誰の詩か思い出せない
みたいな話をしたような気がするけれど酒のためか思い出せない

いとうさんと飲んだ
みた ....
間もなく思想がまいります。
危険ですので
足元、黄色い線の内側に
心してお下がりください。

どちらが内側で
どちらが外側なのかの判断はお任せします。
ともかく黄色い線の内側に
心して ....
あの日
花を活けている母のそばで
私は
剣山を手に押しあてて
痛み
その直前で手を止める
残虐な笑み

横たわる百合の花
その白さと
花の奥
見てはいけない遠い闇

青い花器 ....
詩人は自分のことを
詩人とは思わない
詩人とは詩人以外の人が
勝手につけた便宜的な呼び名に過ぎない

詩人とは詩人以外の人が
詩を書きたいと願うときの
理想の人間
この世には存在しない ....
母とふたり
ブランコを引きずって歩く
強い陽射しに皮膚は焼かれていく
健康に良いことだ
母は教えてくれた

たくさんの人とすれ違う
みな一様に微笑んでくれる
支柱が肩に食い込んで痛 ....
ドングリのみなさま
しばしご聴講いただけますでしょうか。

私、もドングリではありますが
この度、ドングリ代表に立候補いたしましたことを
ここにご報告いたします。

他にも2個のドングリ ....
季節をぜんぶ




秋にしたい










生まれ変わってもおれは男でいたい
女になるのは嫌だ
おれは次ぎに生まれるときもぜったいに男でありたい


 ....
ウロボロス、

光のなか、虚の時間、
あなたたちは2匹ずつ笑って
互いの尾を噛み
楕円となって回り続ける
生成と消滅がくりかえされるそこで
それは生まれた
衣を破って
なにもないとこ ....
東京行きの列車が
一番線のホームに到着する
 あれに乗ればトーキョーまで行けるのね
娘は言った
 うん、行けるよ
 行きたいな、トーキョー
 この間の日曜日みんなで行ったじゃないか
 ....
南瓜がおいしく炊けたので嬉しくなる。自分のみせかたと他人のみせかたが相俟ってプラス二乗になったので言葉に乗せてみたくなる。わたしはここではどうあっても最期のラッパ吹きなので病院に問い合わせてホームヘル .... ソーダゼリーが好っきゃ
めっちゃ好っきゃ

でっかい青いソーダゼリーをな 用意してやな
裸になって 飛び込みたいんや
体の内側も外側もソーダゼリーで満たすんや
息も絶え絶えに溺れるねん
 ....
雨で頭も体も重いから

今日は一日眠って過ごそう



ピンクのタオルケットを

頭から全身被ったら

まるでピンク色のさなぎの様

中から見る色もピンク一色



 ....
かみさま


できれば


いま

だきしめてほしいです




それができないのなら

ころしてください






おそらく有限であろう未知をたべること ....
大きな輪があった
くぐってみた
何も無かった

大きな輪があった
くぐってみた
何も無かった

大きな輪があった
くぐってみた
何も
無かった
小首をかしげて 鳥が
私の胸のあたりを
ついばむ
私は
驚きで声も出ない

鳥は
よくわからない
といった風情で
私の
腕をついばみ
ひょい、と脚に移って
ついばむ
小首を
 ....
おんなのこはバナナとイチゴがすき
まるみのおびたちいさなスプーンで
くりーむをたがいのはなのあたまにくっつけあうのです
つくりかたはバナナとイチゴをスプーンのうらでつぶしながら
ふにゃふにゃふ ....
昨日、ビールを家で飲んだ。
初めてひとりで飲んだ。
苦くてどうしようもなかったので
ギンギンに冷えたチョコレートを口の中で溶かしながら飲んだ。

にがいにがいと言いながら。
−ブッシュ大統領、9月11日のテレビ演説より抜粋−

今日、多くの市民と我々の生活そして自由そのものが、一連の計画的な、命を奪うテロ行為で攻撃にさらされた。数千の命が、邪悪で卑劣な行為 ....
それを愛と呼ぶには
あまりに小さすぎたので
今日から
あなたは友情です

矮小なことば
矮小な声
プルートゥ
あなたを
認めるわけにはいかなかった

好きです

ルールは違 ....
あひる


醜いあひるの子は
永遠に醜いままだ
白鳥になんてなれない
なのに誰もそれを口に出したりは


しない





ねこ


ねこのかお
よく見なくても、 ....
ムーンは名犬ではなかった
おれが不良にからまれたとき
まっさきに逃げた
のびているおれのそばにきて
目のよこの傷をなめた

ムーンは名犬ではなかった
堀内と土井と高田の
サインの入った ....
「生き春巻」です
店員は言った
メニューを見直す
確かに「生き春巻」とある
生き春巻は時々皿の上でもぞもぞ動くが
その間も気持ちを見透かすかのように
目のようなものでこちらを睨み続けて ....
まるい夜
すれ違って三日目の空
話したいことがいっぱいある

住所を聞かないでいるのは
どうせならうちに来いって言われてからがいい
なんて思っているから
まるでかぐや姫だ

昨日
 ....
わたしの あたまを
からから まわすと
なないろの たまが
さいげんもなく でますが
ぜんぶ はずれです
今夜
熱を吸い取った風がするりと逃げていくね
もうすぐやわらかくて軽い布が
肌を覆い隠す季節

そうして、君のためだけに体を磨くよ
そうして、こっそりと見つかってしまっ ....
人でなくてもいい

  植物でなくてもいい

    お前が好きだから

      

       ここにおれるだけで      
バスの停留所に
動物列車がやってきた
乗ろうとするけれど
人間はお断りです、と
動物の運転手に怒られてしまった
レールも無いのにどうして
そう思ってよく見ると
窓から次々と動物たちが ....
緑緑とした茂みの中で

 男と女は蠢き合い

突き上げられた瞬間

 つぼみ   くち開く
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トマトジュース飲んで死のう- しゃしゃ ...自由詩1706-9-28
さよなら- たもつ自由詩2806-9-28
say- れつら自由詩20*06-9-28
思想が来る- ブルース ...自由詩7*06-9-26
百合の葬- umineko自由詩15*06-9-26
三分間の詩人生活- ぽえむ君自由詩10*06-9-25
夏汗- たもつ自由詩1006-9-25
ドングリ代表選- ブルース ...自由詩7*06-9-25
秋空- 捨て彦自由詩406-9-24
ウロボロス- 下門鮎子自由詩8*06-9-24
- たもつ自由詩1306-9-22
砂糖を入れて。- すぬかん ...自由詩406-9-22
めっちゃ_しぃたい- 日朗歩野自由詩706-9-21
ピンクのさなぎ- ajisai自由詩9*06-9-20
alpha_102号室〜かみさまへ〜- コトリ自由詩3*06-9-19
- 自由詩1*06-9-17
ついばみ草- umineko自由詩7*06-9-16
こいぬとこねこ- ki自由詩206-9-16
こどもびぃる- ki自由詩306-9-16
昨日、神様と少しだけ- いとう自由詩14*06-9-14
プルートゥ- umineko自由詩5*06-9-12
顔_その1- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-9-10
ムーンは名犬ではなかった- しゃしゃ ...自由詩1906-9-10
曇り空- たもつ自由詩17+06-9-10
- 自由詩1*06-9-10
そろもん(福引きの話)- みつべえ自由詩706-9-9
秘密基地- ________自由詩5*06-9-9
人面草- hiro自由詩206-9-8
動物列車- たもつ自由詩21+06-9-7
椿- hiro自由詩106-9-7

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