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彼女は
どんな名前よりも
羽根がほしかった

いつも
風に撫でられる感覚
風をきって、両手がすべりゆく瞬間に
あこがれていた

それでも

わたしは天使のにおいがしないから
真 ....
まるで代わりのように、降る
悼むように
かき乱さぬように
しずかな泣き声の、雨

追われていく時間
ぎりぎりのところで
感情の発露をせき止めている

こころの中に
墓標に傘を差しか ....
それは
優しいあいさつだから
きっと、優しい手紙

まっしろな封筒には
ほんわりと香りのこして
優しい君からの言葉
ほかのどこでもない宛先
おげんきですか、
なんて素敵な手紙

 ....
すこしだけ
ひざを抱えさせて、という。

たぶん
うつむいた想いと
ゆっくりと進行するあきらめ、と
降りだす直前の雲のようなさみしさ
お気に入りだった音楽や
冷めたカフェオレ、二人乗り ....
お祭りを終えた夜のように
まだ熱い頬と首すじ
余計にはじけた夢を見ました

はじけたことだけ覚えてる
色とにおいはこぼれても
はっきりと鼓動が踊ってる

もったいなくて、ね
夢を思い ....
羽音だと思ってたら
薄布のカーテンをふるわせて
飛びたいよう、と
窓が
泣いていた

わたしがあんまり
窓の目で
空を見るから

ガラスの表情は
いつのまにか、曇って
月の形に ....
また明日会えるひとへ

あなたに 手を振る
こころに灯る確信は
また明日も会える
なのに
さよなら、が言えない

じゃあね
またね、
そんな言葉で
ぽん と背中を押して
さらさ ....
ふいに
欠けた気持ちで目覚めた
三日月の朝


とんとん、と
階段を降りながら
わたしを満たしていた
はずの
あたたかい何かを
必死で思い出そうとする

思い出そうと
コーヒ ....
とうどうせいらさんのなつさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
中古の羽根- なつ自由詩6*06-2-24
長雨- なつ自由詩6*05-10-17
空想するきりん- なつ自由詩9*05-10-9
かたひざ- なつ自由詩9*05-10-1
夢掬い- なつ自由詩7*05-8-27
夜を抱きしめる- なつ自由詩12*05-8-22
さよなら- なつ自由詩4*05-8-14
目覚め- なつ自由詩12*05-8-3

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