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ハンドルネームで呼ばれることにも
ずいぶん 慣れたよ

最初
これは嘘だと思った
みんなそうだろう自分で呼ばれたい名前を選択するそんな都合のいいこと
見せたい自分に
なるということ

 ....
ほらさくっとね
その足で踏むんだよ
消えていく定めのものを
ほらさくっとね

なんてたやすく
壊れてゆくんだろうねさくっと
目の奥にぎらり光った
あなたのほんとうを
きらきら朝つゆた ....
落とし穴に落ちている人たちはいつも助けてという

手をさしだすと隠し持っていたナイフで傷つけられる

ロープを降ろして「これをつかんで上って来い」というと

落とし穴のなかでみつけた五円玉 ....
元気だよ
と言う君の声が
淋しそうだったから
僕は電車に乗っている

元気だったら
それはそれで
元気な君と
楽しく遊ぼう


コーヒー飲む?
の「?」の時にする君の顔
ち ....
ほら
きょうは もう
ひ がおちる ね


と いいながら
遊歩道ぞいの木々は
うでいっぱいの
はっぱ を
するするとみまわし
だれが いちばん
きいろいか
えらぶのに
いそ ....
風の強い午後だった
僕は屋上の金網にもたれて
空っぽの青い世界を眺めていた
広大な草原を思わせる
羊雲
羊雲
心の翼をそっと広げ
空の青みに溶け込んでいった光の子供ら

遠い異国の丘 ....
久しぶりにチョコベビーを買った
ちいさな、円筒形のチョコレートだ

どうやら仕掛けがあるらしい
あのちいさな断面に
スマイルマークとか 星マークとか
付いてるものがあるらしい

「見つ ....
シュガーポットに指を突き立て
どんなに
左右を探っても

あなたにはわからない
甘さも
闇も

そんなふうに

たぶんあなたは間違っている
とらえる場所を
こころを

さら ....
なまこだって恋をするんだろう
からだをくねらせて寄り添ったりするんだろう

どちらがおしりでどちらが頭か
わからないけどきっとキスだってするんだろう

海草のすき間に溶けゆくような
ひど ....
毎年この時期は、白神神社の奉納だ。
家々の軒には細縄が張られ
白い紙のお札が下がる。
それは
家々を超えて渡される。

学校。
コンビニ。
クリーニング屋。
古いアパート。
ラブホ ....
死が消えていったね

薄暗い画面を見ながら
私は思う

地面が割れて飲み込んだ
山が崩れ地を這った
水がすべて押しさらった

今も

だけど死は画面にはいない
あるのは
凍え ....
君を抱いても
終わりがないので
次の日曜日
殺人しましょう

生きている意味を
見つけたいなら
忘れるだけじゃ駄目

対極を見極めること
対極を見極めること

ぬるま湯な恋には ....
窓拭きの人が来たのに
誰も返事をしないから
僕が部屋に通したんだよ

窓拭きの人は窓だけ拭いたよ
窓より汚いものは拭かなかったよ

窓拭きの人が行くのに
誰も見送らないから
僕が見送 ....
窓の外は少し北風の吹く夕暮れで
これから南極老人星を見ようと
大きなパラボラのあいだを抜けて
昔、友をなくした修行者が
涙で掘り抜いた文字があるという
岩屋のあるこだかい丘に
向かおうとし ....
わたし、
抱いて欲しかったの
本当は神のことも
未来のことも
どうだってよかったの
神の子であるあなたに喜んでもらえればそれでよかったの

わたし、
一生懸命だった
お世話ができて
 ....
口に含むたび
かみ切ってやろうと思うのに
かるく歯をたてることしかできない

こんな瞬間でさえも生殺与奪の権をにぎっているのは貴方なのだから

泣き出す寸前の子供みたいな顔で
貴方が嗚咽 ....
君は死んだ
理解してる
どこを探してもいないんだ
腕は折れて
穴は大きく
後悔が去ることはないんだ
吐きそうだ
空回りだ
時が癒してくれないんだ
人にあたって
手を抜いて
どんど ....
気がつかなかった
包丁で
指先を切ると
鈍い音がした
そこに涙が滲みこんでゆく
指先から
手首

二の腕
鎖骨
うなじ

錆びついてゆく
どれも好きな部位からだった
限 ....
ある種の魚は流線形で
泳いでいないと溺れるらしい
そのために
むなびれも
尾びれも
つやつやと 光る

人魚は奇形だと誰かがいう
交差する足がないので
ソファーは苦手
ぺとり、と
 ....
私の中には
無垢な少女も棲むだろう
あざとい人買いも棲むだろう
まっすぐな少年がいる
うそぶいた門番も

近道はどこ?
不機嫌に
ことばを探す
浮浪児の目で

ナルキッソスの夕陽 ....
涙がほろほろ流れるほど
あくびをしても
眠れない
何かやり残したことがあるような
あまりに退屈なので
自分の小指をギーッと噛んでみる
痛いなあ、やっぱり

眼球が今に溶けて流れて出るの ....
1.

シナ子

今、列車に乗っている
田舎に帰る
トンネルに入るとヒューィって音がこだまするの
それは列車の車輪の音
昔よく吹いていた草笛にも
車掌さんが切符を切る音にも似てる
 ....
セブンイレブンでバイトをしている
友達に会いに行く

「彼女と別れた」と告げるために


そう言うと友達は、
黙ってアンマンを差し出した。

猫舌の僕は熱々のアンマンを食べることが
 ....
ミチテイク、ミステイク


感傷は観照ではなく
緩衝なのだと
干渉しても
この
ミチテイク 気分

名前は
どうだっていい


ミチテイク、ミステイク



錆色 ....
コウちゃんはどうも
歌うのが苦手らしいと聞いて
ギターを抱えて
コウちゃんのところに行く


行ってはみたものの
お互い知ってる曲というものが
実はないのだ
君が代、とか
それは ....
それはずいぶん昔のことだ。

あたしはその日、夕食の当番だった。当時の我が家では日曜日の夕方
を時々あたしが担当していた。といっても中学生の作れる料理なんて
たかが知れている。カレーライス。
 ....
まこっちのお母さんは
夕方
青い作業服を着て
バスで帰ってくる

まこっちのお母さんは
まこっちが失敗すると
笑って
肩をすくめる

まこっちのお母さんは
めがねをかけて
まあ ....
公園の真ん中に
ぽつんとジャングル
あの
お人よしの頂上に
登ってみたら
気がすむのかな
それとも
もっと複雑な
迷路だったらよかったのかな
そこは
夕陽の沈むのが
ほんのちょっ ....
そこかしこで俺の愛人ちゃん、俺の愛人ちゃんと書き散らしたおかげで
今度愛人比べをしようぜ、日時は10月の10日、場所は京都のぽえざる会場、
くれぐれも逃げたりなんかするなよ、と
見ず知らずの詩人 ....
あなたは知っていましたか
すべての細胞は 
自殺するということを

遺伝子の片すみに 
小さな時計が隠れてて
もういいよってささやくと

それきり細胞は 
すべての作業を放棄して
 ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ネーム- umineko自由詩404-11-13
しもばしら- umineko自由詩204-11-12
たすけて- 馬野ミキ自由詩16*04-11-11
特急- ミサイル ...自由詩804-11-9
秋冬- 望月 ゆ ...自由詩8*04-11-9
地雷原- ダーザイ ...自由詩1404-11-4
チョコベビー・スマイル- umineko自由詩804-10-31
私の欲しいのは指じゃない- umineko自由詩604-10-31
なまこの恋- umineko自由詩604-10-29
白神大祭- umineko自由詩204-10-28
ジャパニーズ・ライスボールをふたつづつ- umineko自由詩504-10-24
ネクスト殺人駅- umineko自由詩504-10-24
窓拭きの人- ミサイル ...自由詩1104-10-22
星よりとおく- たりぽん ...自由詩7*04-10-22
あぁ〜ん、お願い。- 初代ドリ ...自由詩3*04-10-22
夜の笛- 佐々宝砂自由詩304-10-18
地球- 自由詩404-10-16
- バンブー ...自由詩404-10-15
流線形のさかなのそら- umineko自由詩704-10-15
ナルキッソス- umineko自由詩504-10-11
だからって別に- 初代ドリ ...自由詩4*04-10-10
シナ子- 嘉村奈緒自由詩37*04-10-8
アンマン- ヤマト自由詩304-10-6
ミチテイク、ミステイク- バンブー ...自由詩204-10-4
泣くつばさ- umineko自由詩604-10-3
カタクリ・カレー- umineko自由詩504-10-3
まんまる太陽- 初代ドリ ...自由詩3*04-10-1
さよならジャングル・ジム- umineko自由詩504-10-1
愛人狩り- 山田せば ...自由詩5*04-10-1
アポトーシス- umineko自由詩504-9-27

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