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先生
唇が、
ふるえてしまいます。
電線に
飛行機雲が斜線して
雨上りが地上をうっすらとはいでいきます

あの日
陽炎で生まれました
わたし
浮遊する
夢みるからだで透けていき
 ....
水圧に耐え得るように
甲殻を得て

暗闇を
当たり前と思えるように
その目を 潰した

正しいと思えることを
ここは深海
届かない砂の底

尾びれを
左右にゆっくりと
振る
 ....
まっしろな空をみつめていたら
わたしを見知らぬ世界へすいこむ
入り口がみつかる気がした


髪飾り 首飾り 耳飾り
指輪にマニキュア ブレスレット
アンクレットにトウリング
長い茶髪を ....
冬枯れの老木に
花を咲かせてやりたかった

とびきりの六花をこしらえて
枝という枝に舞い降りたのに

老木は身をふるわせて
あぁ、寒い
ゾクゾクするよ と呟いた

初恋に破 ....
昨日の高い 高い空から
ハッカの香りを感じた のです。
それは 甘くなく
気道から凍るような
冷たさだけ残して
昼には そっと
消えてしまったけれど



これから何度と無くやって ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
見あげれば
鈍色 
ふくよかに
風花
さらり さらり
朔風 えがく

昼さがり
四角四面の
街なみを
さらり さらり
かさねてく

頑なの 
白髪 に
風花
ひとひら
 ....
おおきな雲とか
もっとおおきな空とか
数え切れない窓の灯りとか
やみそうにない車の流れとか
虫の鳴き声とか
がしゃがしゃいう工場を育ててる人たちとか
そんな夜の中で、うたを歌ってるあたし ....
電話する時
ボタン一つで簡単に繋がるのに
いざかけるとなると
躊躇してしまう私

電話かけてしまえば

すぐ繋がるのに・・・
すぐ声が聞けるのに・・・
すぐ会話が出来るのに・・・
 ....
頬杖をついて
空ばかり見ていた 

流れながら
形を変えてゆく雲とか
鳥が黒い点になって
吸い込まれてゆく姿とか


指先でペンを回す仕草を
無意識になんどもしていて
と ....
それはまだ僕が
生きることは正しいことと
信じていた頃のお話

彼女が
言いにくそうに僕に言う
あのね
いろんな人が
見えたりするんだ

ここにいない人

あんまりね
意識 ....
陽だまりの中
少女が一人
しゃがみこんでる

大きすぎる麦わら帽子
涼しそうなワンピース
テカテカ光る赤い靴

少女はじっと見つめている
朝からずっと見つめている

まだ芽は出な ....
僕はペンギンのおなかが気になる
あれはかたいの?
それともやわらかい?

ペンギンがやってきて
僕をみて ほほえんだ
おしてもいい?
ペンギンは駄目だという仕草をして
帰っていった
 ....
学生のころから
よく行くとんかつ屋さんがあって
久しぶりに行ってみたら
お昼時を少し過ぎていたのに
待合の椅子もいっぱいに
さらに立って並ばなければいけないほどだった
良心的な値段と
カ ....
妖精に ひっこぬかれたとき
となりに咲いていた きみを
ひっこぬいた ひとりでは
こわかったんだ ごめんね
おもいっきり ひっぱたいていいよ
横殴りの風が叩きつける橋の上で
穴の開いた靴下を虫捕り網代わりにして
捕まえたのはサーモンピンクの雌豚
そいつに跨って海を目指す
ポケットから取り出した一掴みの金平糖
力いっぱい曇り空に向け ....
煌星がひとつ
静寂に耐えきれずに
堕ちてくる

差し延べた
救いの手を
そっと抱き寄せる

言葉など
いらない夜だから

開きかけた唇を
そっと塞ぐ
昨夜が溢れてしまって
まだ所々
ぬれている床
こけのむすまで と歌うきみは
君の代わりにと
あかい手で雑巾をしぼり
はなびらの舞う冬の景色に
ほおった

あしあとをくずして
きみの ....
ああ忙しや忙しや
三太のオヤジは右往左往

---なにしろ年に一度の出血大サービスだからな
  子供ら誰一人漏れのないようにな
  平等に配んなくちゃならねぇしな
  え?そりゃあカン ....
玄関先で可愛く鳴いた
多分 白い綿毛の小さなワルツ


昨日の残りの納豆巻きを手でわし掴み
走って探した 
陽だまりの道


僕が好きなものを キミも好きだと思ってた
テーブル越し ....
何もない空から雨が
そんなふうに

あなたの存在が
私のこころを濡らすから

見上げても
どこにもいない
雲の
かけらも

だけど

私にだけ感じる声で
 ....
それでも朝は来るので
わたしはまた生まれてしまう
約束されていないことなので
途方に暮れている

わたしは手を持たないので
仕方なく
眺めている
ふりをしてみる
鳥の不思議な動きを少 ....
貴方と逢えて
嬉しいはずの私は
何故か俯く
溢れ出しそうな
笑顔隠すため
ストンって
貴方の隣に腰下ろして
この幸せ噛み締める
寄りかかる事は出来ないけれど

貴方の歌が聴けて
 ....
君は大丈夫かと聞かれて
頷いたとたんに
胸のどこかがとくんと疼く

いつもそう
小さな嘘をつくたびに
私の中の私はそれを見逃さない

ねぇ ほんとうに独りでも
生きてゆける女 ....
夢の無い画面の端に
流星群が見られると記されていた

濃紺に澄んだ空は
白い あるいは銀や朱に
闇を切り取られている


湿り気の残る髪が凍え
湯上りの匂いが後ずさりする
夜着 ....
私たちは死ぬまで生き続ける。
幽霊は死に続ける。いつまで?

さまよえる幽霊が躓いた。その幽霊は
浮いているはずじゃなかったの?と、
困惑した表情。悲しいのかもしれない。
死んでいるのに? ....
包丁が俎板をぶち割った午後
ゲームは終った
骨の砕ける音を聞きながら
排水溝の隙間に汚物を突っ込め
次々と店に行き輝く砂地に尿をぶちまけろ

栄養ってなんだ?

明るい青ってなんだ?
 ....
目の前には、闇が広がっていた

そばにした女
手を伸ばしながら
もう片方の手で電気を消すと
闇の中に君の顔が一瞬浮かび上がった

目の前には、闇が広がっていた

浮かび上がる白い肌
 ....
   甘くない珈琲を
   手の中で
   大事そうにしていた
   猫舌だと言って
   大事そうにずっと
   両手の中で



   十二月に降る雪のように
   ま ....
見えないところに
化石が出来た

柔らかかった
良い匂いがした

叩いても
撥ね返される
または
粉々に
割れる

水をかければ
ふやけたりせず
溶けて流れてしまう

 ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
接吻- こしごえ自由詩42+*06-1-5
深海魚- umineko自由詩10*06-1-5
明け方- 八月のさ ...自由詩306-1-4
雪花- 落合朱美自由詩20*06-1-3
冬の物語(パール・ピンク)- 千月 話 ...自由詩17*06-1-2
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
風花- バンブー ...自由詩106-1-1
あさとよるのあいだで- 八月のさ ...自由詩605-12-30
電話したいのに・・・- 夏川ゆう自由詩205-12-30
窓辺で- 落合朱美自由詩15*05-12-29
冬木立- umineko自由詩5*05-12-27
少女の歌- 和泉 誠自由詩305-12-25
ペンギンのおなか- 日朗歩野自由詩1705-12-25
とんかつ屋さんに太った女の子- ZUZU自由詩1705-12-24
そろもん(道ずれの話)- みつべえ自由詩605-12-22
イヴイヴイヴ051222- 大覚アキ ...自由詩105-12-22
Silent_night- 落合朱美自由詩13*05-12-20
空耳- はな 自由詩10*05-12-18
クリスマスカンパニー- 落合朱美自由詩8*05-12-18
子犬のワルツ- 千月 話 ...自由詩5*05-12-15
何もない空から雨を- umineko自由詩8*05-12-15
わたしの終わりのわたしの- いとう自由詩1605-12-14
俯く私- 水無月 ...自由詩3*05-12-14
彩花- 落合朱美自由詩12*05-12-14
流星群の日に- 銀猫自由詩14+*05-12-13
幽霊じゃない- プテラノ ...自由詩4*05-12-13
すべて青く- チアーヌ自由詩405-12-12
空虚なる充実- 伊藤洋自由詩105-12-12
十二月に降る雪のように- 嘉野千尋自由詩17*05-12-10
生きた化石- チアーヌ自由詩605-12-9

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