すべてのおすすめ
 太陽から
 熟したとこだけ溶け出して
 夜に残った
 
 ぽったりとカスタードクリーム色の
 満月が
 今日はでていた

 あんまり見事だから
 僕はぼーっと見上げて立ち止まっ ....
ごはんを食べた後
階段を上って部屋へ戻ると
ごはんを食べるために部屋を出て
階段を下る
ごはんは誰かが食べていたので
階段を上って
部屋に戻ると
明かりがつけっぱなしだった
だれかが消 ....
デートの帰り道

疲れて大あくびをしたら
そのまま体が裏返ってしまった

あわてて元に戻すと
君が泣いていた

ごめんね驚かせて
もう大丈夫だよ


言おうとしたら
君がく ....
水曜日はどうにも暇だった


すきま風になって
きみのふくらはぎを
なでなで なでなで
したり

ソーダ水の泡になって
ぷちぷち ぷちぷち と
浮かんでは はじけ
浮かんでは は ....
庭につながれて退屈そうなので
犬をふくらましてみた

ふわふわと
ゆらゆらと

風船のように退屈していた
呼吸が浅くなり
何度も何度も溜息をつく
胸が苦しく
膣が潤っている

どうしよう
わたし

誰でもいい
わけじゃないのに

誰でもよく
なってくる

あなたのこと
嫌いだ ....
コーヒーを飲み過ぎたせいか
僕はコーヒーになってしまった
夜、眠れないとか
胃が痛いとか
そんな問題じゃなくなった


あ、こぼれてしまう


とゆうよりすでにこぼれてるねみんな
 ....
ひとみなひとり

ひとみなひとり

ひとみなひとり

青空にいる
今日も世界は果てしなく
夕焼けに向かい
沈んでゆく
今日も世界は果てしなく
花開いては散ってゆく

明らかにぼくは夕焼けだ
明らかにきみは夕焼けだ

砂まじりの唾を飲み込んで
涙目 ....
ぶつぶつと
涙吹く
蟹たちの
{ルビ現実=うつつ}を食って
それでも
なお
風をみつめている
あまりの暑さにクーラーをつける
よほど暑かったのだろう
いろいろな動物たちが家に集まりはじめ
またたくまにいっぱいになった

長い部位をもっている動物はそれをたたんだ
肉食動物は捕 ....
男は物陰で
右目だけ出して
立っていた

男は物陰から
右半身だけ出して
立っていた

男は物陰から離れ
ようやく全身を見せた


そんな事にひと月も費した


まったく ....
円とゆう音の響きに耳が溶けてゆく
その遠い背後に
灰の花びらが降ってくる午後
直立した観葉植物が
部屋の隅で孤独を体現するように
ぼくは彼女を見つめている
突差に立ち上がり灰皿を持った彼女 ....
あなたの好物を作ろうと
夕暮れ
サンダルを引っ掛けて買い物にでる

昨夜の 些細ないさかいの 償いに
海老の殻を
無心でむけば
いとおしさに変わるような気がして
という
無邪気な ....
何もすることがないから
土を掘っている

素手で掘っていると
爪の中に土が入って
指先が赤く腫れてきたので
彼女を呼んだ
小さなスコップを手に
彼女はやってきた

何が出てくるかな ....
まがっているから
いいよね
きゅうり

でこぼこだから
あじがあるよね
とまと

そばかすだらけの
みかん
すんたらずの
だいこん

みんな
みんな
素敵にいびつ
にゃんでか知らにゃいけど
「にゃににゅにぇにょ」
が言えにゃくて、全部
「にゃににゅにぇにょ」
ににゃる
日常生活に支障はにゃいもにょにょ
こにょままでは
僕が僕でなくなってしまう
 ....
いじめっ子と
いじめられっ子のあいだに入り
次の日結局かれらは生涯のともだちになって
幼稚園のころ
オレは磁石であそぶのにあきてはじっこで、
下敷きに光を反射させ、

なるほどずっとわか ....
 リップスティックの色が
 だんだん赤みを帯びていくのは

 下着の色が
 だんだんダークになっていくのと
 何か
 関連があるのでしょうか
 ハカセ

 結婚とは
 ....
うちの窓から
朝日はみえない
きっとどこかの窓からは
朝日がみえる
みえるのだろう
夕べ
流しの三角コーナーに
食べ残したサラダを捨てながら思った
サラダの中の胡瓜が細かくなる前
の ....
うさぎはおおかみの上着を着て
おおかみの上着の上から
うさぎの上着を着て
うさぎの上着の上から
おおかみの上着を着て
ほっと一息ついて
コーヒーショップなんかで
おおかみの上着を脱いで
 ....
 真っ白な傷ひとつない表面に
 あこがれてヨーグルト

 銀のさじでざくりと掬う


 カルシウムだとか
 ビフィズス菌だとかいうのは
 もはや現代人を動かすには不足なのだよ
  ....
大切にしていた箱が
最近とうとう見えなくなった

白い輪郭を今でも覚えている
美しいと思えるものを
美しいのだと思いこんでいたものだけを
少しずつしまっていった

一番最初に消えたのは ....
★ ゼブラくん

   あなたのあだ名
   つけてあげたよゼブラくん

   よこしまゼブラくん
  
  
  
★ こむらがえり

   営業の小村クンが
   人知れ ....
二ヶ月ぶりに会って
しばらく動けなくなるくらいのセックスをしたあと
夕方にゆっくりと起きだして
二人でシャワーをあびた


あなたのマンションのユニットバスは
浴槽がとても小さくて
ど ....
目が覚めると
右手がチョキになっていた
いったい僕は何と戦ったというのだろう
夜中、こんなものを振り回して
援軍の来ない小さいベッドの上で
死んだつもりで生きなおせ、と
誰かが言ったけど

死んだつもりになんて
なれない

ぼくには過去があるし
ぼくには記憶だってある

こんちくしょう

死んだつもりになんて
なら ....
ママが呪文を
唱えると

家庭は崩壊
する
 フレッシュなおいしさを閉じ込めた
 フリーズドライな
 私の恋だ

 まいったか
 まいったか
 いつだって
 思い出だって

 あたかもそこにあるように

  ....
しゃぼん玉が生まれた時
たくさんの仲間がまわりにあふれていた
陽の光はまぶしく
見るものすべてが新鮮だった
子供たちの手が伸びてきて
仲間のいくつかがぱちんと弾けた
悲しかったけれど
 ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カスタードムーン- マッドビ ...自由詩804-6-3
六月病- 本木はじ ...自由詩604-6-3
結婚してください- ミサイル ...自由詩1204-6-3
気化- 望月 ゆ ...自由詩5*04-6-3
風船- ミサイル ...自由詩704-6-2
はるがきた- チアーヌ自由詩5*04-6-1
苦い夜- 本木はじ ...自由詩604-5-31
ひとり- 草野大悟自由詩4*04-5-29
排泄- 本木はじ ...自由詩304-5-28
Dream_Feeder- 草野大悟自由詩304-5-27
すべてのものへ- たもつ自由詩3204-5-26
無題- ミサイル ...自由詩1204-5-25
再眠- 本木はじ ...自由詩404-5-25
てんぷら- 月音自由詩4004-5-23
引力- 本木はじ ...自由詩704-5-20
素敵にいびつ- 草野大悟自由詩4*04-5-19
にゃ- たもつ自由詩3504-5-18
5月18日(火)_「下敷きで光を」- 馬野ミキ自由詩14*04-5-18
リップスティックス- umineko自由詩204-5-16
サラダ- サダアイ ...自由詩2604-5-15
きぐるみ- サダアイ ...自由詩2804-5-15
ヨーグルト- マッドビ ...自由詩204-5-14
大切な箱- mayaco自由詩4*04-5-13
けろっと(2)- umineko自由詩504-5-12
- 石畑由紀 ...自由詩2304-5-12
戦っている- たもつ自由詩4504-5-11
うっかり、しっかり- 望月 ゆ ...自由詩4*04-5-11
- チアーヌ自由詩2404-5-10
フリーズドライ- umineko自由詩204-5-9
限界- アンテ自由詩14*04-5-5

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