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 パパの腕の中幸せそうにねむる赤ん坊
 雑踏の中 たちどまるわたし

 たすけてといえない教室
 ....
こんにちは
おはようございます
こんばんは


みしらぬひとが
あたりまえのように
あいさつをかわす

みしらぬかぜが
みしらぬひかりが
あたりまえのように
あいさつをかわす
 ....
むかし

一年に一度しか逢えない
ひこぼしとおりひめは
可哀想だとおもった


いま

一年に一度必ず逢える
ひこぼしとおりひめを
うらやましいとおもう
七月 街は 熱帯雨林になった

そして 彼女は 服を脱ぎ捨てて

見事なフォームで 泳いでいった

鮮やかに 滴り落ちる 七月
みんな投げやりだってこと
私たちは
体感したいのだ

本能には抗えないってこと
おなじ
罪人になりたいんだ

しかたないよねって

あなたの言うままに
ハンドルを切る
国道は
 ....
恋をしたあなたは
前よりもどこか優しく
少しくらい意地悪を言っても
笑って許してくれる気がした

恋をしたあなたは
ときおり冷たく
今までみたいに言ってはいけないことが
あるような気が ....
とことん削ぎ落として
一本のピアノ線みたいになる

触れただけでスーッと
皮膚が裂けるぐらいのところまで

そうやって
自分を取り戻していく
すいません!
生(大)

と君が
叫んだ

どうして
君の気分がイイのか
なんて

そんなことは
どうでも
いい


ただ、
ここ最近

こういう
肴さえもいらな ....
森のかなたへ
碧をたどる

濡れた黒髪
指でなぞる

空をそのまま
うつしたような
蒼のしずく


ぽとり

ぽとりと


堕ちてゆく
ふかい水路へ

そこから生 ....
バスルームの飾り棚に
置き去りにされていた
JAZZの香

蓋を開けた刹那に
よみがえる記憶

ああそれは
一年も前のことで
そういえば私は
まだ泣いてもいなかった
彼のお兄さんと会った
彼のお兄さんは産まれなかった
彼のお兄さんは彼よりもカッコいい
そして彼よりも優しい
彼のお兄さんに抱いて欲しくなった
どうかわたしを愛してね

どうしてあなたは産 ....
ねこみみの新幹線が
魔法陣の街
すべる

すべる

あなたの
腕でブレーキを

かけたり
遠ざけたり
ふざけて腕を
組んだり

甘くみみを
噛んだり

笑いあって
 ....
久しぶりに実家に戻ると
父はまた少し小さくなっていた

質量保存の法則というものを
信じるのであれば
生真面目に生きることを止めようとしない父は
きっと
何処かで
何かを
与 ....
1……うん
2……うん
3……うん
サンダル履いてこ


アツは夏くてサンダルでないと
図書館行くときも卵買いに行くときも
ゆっくり歩いて キュッ キュッ
帽子は麻製つば広し
変則 ....
毛むくじゃらの家猫が出かけて行ったきり
帰って来ないものだから
庭の木で啼くスズメの声が
遠慮なく鳴る目覚まし時計で
最近は、誰よりも早く窓を開けて
新しい風を味わう

あめ色の古机の上 ....
どうしようもないくらいの
空の返還が
わたしに帰ってきた
わたしの唇は青いことでいっぱいになる

空に着歴がある
それは長い長い数列
雲は遠くの蒸気と会話したりするけど
やがて話が尽き ....
アパートの階段を
上がろうとして
あなたの部屋は
2階の真ん中あたり
これは夢だ
そう思いながら
わたしはドアを開けずにいられない
小さな1口コンロで
焼きそばを作った
火力が弱いか ....
わたし
猫好きやねん
本間に
大好きやねん

この前
小学生が木の上の猫に石投げててん
許せへんから
わたし石拾って力一杯投げたってん
そしたら小学生の前歯と猫
一緒に落ちてきてん ....
殺傷能力を高めるために
釘のようなものを入れました
ことばを

ことばもいつも同じなのです

爆発するか
しないかの違い

世界に投げ入れる
膝を抱えて
  
  
  
 ....
 傷つけても
 失っても

 私はここに存在する

 風が止んだ
 
 
 
六月は私を
饒舌にする

こちらにおいでと
手招きする から

とむらわなくてはいけません

あやうく
道路の真ん中に
立っているから自分で怖い

輪郭だけが強くなり
私もい ....
わたしは、ほんとうは楽譜なのです
と 告げたなら
音を鳴らしてくれるでしょうか
指をつまびいて
すこしだけ耳をすましてくれるでしょうか
それとも声で
わたしを世界へと放ってくれるでしょうか ....
アイラブユー

「アイラブユー」なんて遣わない
日本人として遣えない
恥ずかしすぎて遣えない
「愛してる」
もっと遣えない
遣えるヤツは日本人じゃない

アイラブユーってなんです ....
この皮膚
だけでは足りないんだ

さかなのように
うろこをもたない
ボクらは
そんな生き物だから

だから
あらゆる皮膚と皮膚
重ねて

重ねて

夕暮れと
ひとつになっ ....
ブローチを包んだふたりの手のひら真珠貝

そのまま取って置きたいと思った冷たい毛先のにわか雨

ひとつひとつキズを覆った笑顔真白より少し優しい

決して触れ合うことはない生きている限り
 ....
もってけもってけ
べべんべべん
私の
こころは大安売りで

いまなら
過去は問わなくて

さあさ
お買い得だよそこの人
買わなきゃ
きっと後悔するよ


もってけもってけ
 ....
うそつきは泥棒の始まり
あなたが

かわいい、なんて言うもんだから
私は
あなたが誠実に
嘘までついてくれるのを

どうした
私の疑いスイッチ
どうしてあなたに作動しない

あ ....
からっぽだから
蒼いの

とうめいな翅を
ふるわせて
飛んでいったから
からっぽなの

埋めようとして
あなたが
抱いてくれたとしても
満たされないの

満たされない ....
さよならの「さ」は
さよならの「さ」

さよならの「よ」は
さよならの「よ」

さよならの「な」は
さよならの「な」

さよならの「ら」は
らっぱの「ら」

突撃らっぱ ....
池袋のスクランブル交差点
ど真ん中で俺は
釣り糸をたれる
ジョニー にぼしのジョニー
おまえはどこか
白い皿の上で美しく
干からびている
ジョニー にぼしのジョニー
おまえもかつて ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
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