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降りやまぬ雨

 風が吹き
 雲が流れている
 水の中

流れ流れて
雫が温かい
それは なあに

むこう側に君
こちら側
水の中

 たそがれて
 ....
わたしが毎晩家にいると
友達がみんなバカにする
約束も無いのに男を待っているなんて
負けてる証拠だとバカにする
お風呂の扉の前まで電話を持ち込んで
シャワーの間も電話がかかってくることを期待 ....
目が覚めたら旦那さんが二人いて二人は友達でとても仲が良い。この世では女が一人に旦那が二人、それは当たり前。二人以上は許されない。それは不倫。

どうして3人でできないのかしら?わたしは不思議で仕方 ....
ぎゅっ に ぱっ がいいました

わたしだって とじてみたい

ぎゅっ はだまって " を ぱっ にあげました

ぱっ はいそいそと 。 と " をとりかえました

 ....
足先の温みが一つ消える こんな夜は

君が 遠い目をするものだから 


私は 少し寂しくて

シャリ シャリ シャリと 梨を剥く


窓辺にもたれて 膿む月を

仰いで君は  ....
ふと 夜に出れば
中天に 月 あかるく
なおなお 夜 くらく
また 夜 さむく

何者が 見上げる月か
何者を 照らす月か

一度だけの いのちが
それでも ここで
どこにやり ....
   
   冬の空に
   オリオンが南中する頃
   ベテルギウスは涙を零して
   名前が呼ばれるのを待っている


   冬の空の、暗い、
   まるで何も存在しないかのように ....
朝ひとりで目覚めると
皮肉なことに勃起に気がつく
妻のいないベッドのなかで

夢のなかでは
まぼろしのような幼い踝に
わたしはひざまずいて舌をはわせていた

だけどあの少女は
むかし ....
いちばんうつくしいものは
いきて うごいているもの ですが

つかれはて とまりはてて
くずれさってゆくものたちの
なんという いとおしさ

なごりのかたちばかりを 
とどめて うごか ....
集まり群れて
昇華されゆく時の中
足早に過ぎる回想の化石たち

ホームに駆けてゆく想いの数と
すれ違う人波の潮

微かに漂う意識の焦げ臭い、
螺旋状に流れる白い煙

更新されてゆく ....
化石を拾う
改札口は静かで
足跡ばかりが通り過ぎていく
ぼくはそこで案山子になっている

へのへのもへじ
通り過ぎてく人に
顔は何気にそう書かれてしまったけれど
何か無限のようなかなし ....
彼らのこの一瞬は 灯火は
わたしたちの何年分なのだろうなど
小難しいことは皆かんがえるふり


わたしはわたしで
手をはなさぬよう 
刹那を噛み締めるよう
必死でした



ひ ....
ねえねえ と よびかける妻の声に
ふりかえってみると そこに熊がいて
つぶらな瞳で ぼくを見つめている

月9って何チャンネルだったっけ と
テレビのリモコン片手に熊が訊く

おどろいて ....
writeと書いてあるボタンを押したら
全部消えて真っ白になった
よく見るとwriteではなくwhiteだった

なるほどそういうことだったのか
つまり世界はそういうふうにできていて
ひと ....
「お前がここまで疲れているのは仕事で疲れているからなのだ仕事がきついからそうなるのだお前の為にそう言っているお前の身体を心配しているからそういっているのだ仕事を続けるのはお前のワガママでお前の好き放題 .... みんな昔はとうもろこし
みんなおなじかたち
ちがったスパイスをまぶされて
ちがった袋に入れられて
買われたり 売れ残ったり
うまいとほめられたり まずいとけなされたり
ひといきにかじられた ....
「      」

昨夜のあいさつは、耳からこぼれる雨のよう
に切なく潤い熟し、さららと色を空を映す欠
けては満ちる月の鏡。

お早う
もうこんな時間
そろそろ失礼します

耳に残 ....
夜がやって来た

挨拶がわりに
手元にあったまたたびをさしだすと
なんと 長い舌を出して べろっとなめ取った

裏返しになってよだれを流し
でろでろになったところを見ると
どうや ....
雲色のインクで
書いた文字は雲色
すこし湿った
すこし陰った
僕の色

その雲から雨が
落っこちないように

こらえながら
こらえながら
がんばりながら
がんばりながら
 ....
テレビに釘付けになった
パジャマ姿の君
膝の上にはライオンの子どもを乗せて

今夜登場のビーバー君達は偉いな
助け合って巣をつくり
北米の森を豊かにしているのだから

でもライオンは野 ....
視線をゆきます。

ひっそりとした
鋭角な色のない
告白にも似た存在の道

とぎすまされた意志の果てには重く輝く種子が宿る

涙で
洗われた深い瞳
そこに秘密を映す

答のない ....
まるで代わりのように、降る
悼むように
かき乱さぬように
しずかな泣き声の、雨

追われていく時間
ぎりぎりのところで
感情の発露をせき止めている

こころの中に
墓標に傘を差しか ....
おはよう

息が吸える
布団の中は温かい

私は生きている

深呼吸をする
窓を開けて 今日の太陽

私は
まだ生きています

父の写真に
新しい水


お父 ....
白いカラスが空を泳いでいく
黒いカラスの群れの中に深く浅く
翼を

薄まりつつある青空
いつしか色を失ってしまうのではないか

白いカラスを目で追っていた
白いカラスはカラ ....
折れ曲がったあなたの身体を
まっすぐにするのが
私の仕事

あなたは

あなたの意志を持たない
あなたの影になってしまった

その瞬間
私たちは知ることになる
私たちが
実体と ....
空があんまりひくいので
きりんのくびは
つい空から突き出してしまった

そして見たくないものを
見てしまった

あああんなにうつくしいものを見てしまったら
もうぼくは
なにをみてもう ....
細やかな雨が
降り続いて
冷えきった体を
温かな
獣の匂いのする
優しさで包んでくれる

 エスメラルダ
 と名づけられた猫は
 カジモドに抱かれて眠る

 ....
すっかり乾いてしまった
硝子の向こうに
展示 された
あなたのてのひらは
何もかもを与えてくれるような
あたたかさを持っていて
その実
何も 与えてはくれない

硝子の模様は
夜空 ....
おとなになるってこういうこと

ありをちいさく みおろすわたし

小さな あんよ どっこいしょ

蟻は とっても はたらきもの

ちいさな おうじょを まもるのです 。



 ....
一瞬で
それと分かる匂いは
金木犀


 幼き頃の庭遊び
 細かな花びら
 摘み取って
 硝子の瓶に蓋をした
 秋の陽だまりにも似た
 満ち足りた表情で

 その濃い芳香さえも ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の中- まどろむ ...自由詩305-10-26
バカにすればいい- チアーヌ自由詩705-10-25
長い夕暮れ- チアーヌ自由詩605-10-25
ぎゅっ_と_ぱっ- やまかつ自由詩4*05-10-24
なし- しらいし ...自由詩15*05-10-23
- こむ自由詩5*05-10-23
十一月のオリオン- 嘉野千尋自由詩21*05-10-22
朝立ち- ZUZU自由詩7+05-10-22
廃墟から- こむ自由詩4+*05-10-22
渦の底に積もりゆくレゾンデートル- 紫音自由詩2*05-10-22
本を読んだ後に入り込んだ一瞬- tonpekep自由詩14*05-10-21
ほたる狩り- コトリ自由詩10*05-10-21
くまつま- 大覚アキ ...自由詩1105-10-21
白い世界- 大覚アキ ...自由詩605-10-21
君のためシンドローム- umineko自由詩5+*05-10-21
うまいぼう- やまかつ自由詩1*05-10-21
朝帰り- こしごえ自由詩15*05-10-20
夜と私- まどろむ ...自由詩6*05-10-20
紙の上の雲- ミサイル ...自由詩4+05-10-19
ライオンの情操教育- けんご自由詩505-10-19
- こしごえ自由詩15*05-10-18
長雨- なつ自由詩6*05-10-17
おはよう- 自由詩10*05-10-16
白いカラス- HARD自由詩105-10-16
朝に咲く花- umineko自由詩10*05-10-15
空があんまりひくいので- ZUZU自由詩2105-10-12
カジモドの猫- まどろむ ...自由詩3*05-10-12
展覧会- ゆみ自由詩305-10-11
おとな_。_ちきゅう_。_蟻__。_1___- すぬかん ...自由詩205-10-11
思い出『金木犀』- LEO自由詩7*05-10-11

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