すべてのおすすめ
十字路に140キロで突っ込む
同じくらいのスピードで
左側から来て頂戴
大破しましょう
公道の真ん中で
かえりのでんしゃは
まどの外が
ぜんぶ田んぼで
ずっと同じで
どれくらいすすんでいるのか
分からなくなったんだ。


けれど
とおくで
小さなおばあちゃんが
ごみをもやしていて
 ....
眠れないことを理由に全てが嫌になった
誰も彼も肉体を持っているのが不思議でしょうがなくなった
もう目を開けてることが億劫だった
おっくう、


パソコンの向こう

見えない
から良 ....
かたかたタイプライター
歩いていった
壊れたままで
歩いていった
がたがたタイプライター
キーがこぼれて
水たまりから
空にこぼれた
ときどきタイプライター
パンチ叩いて
カーボン ....
蛇口をひねると

長いホースを
水のかたまりが

ころがり

いきおいよく
街に出かける

8月を引きづる
空気はこもり
緩慢な僕を


さらに
 ....
信じられるか
信じられないか
からだで
はかってみる

そうやって
信じられないものを
よりわけて
あつめて
袋につめこんで

燃やす

そしたら
また
もういっかい
 ....
あなたに雨がふればいい
ブラウスが

やわらかく貼りついて
疎ましく思えばいい


あなたに雨がふればいい
ことばが
あなたを脱げばいい


小さな偶然を
言 ....
そっとかわいてゆくならば
あと すこしだけ




(でんわのおとで目をさまして)
(それからゆっくりと足の裏をつめたい床へ)
(ひた ひたと)

おきてがみの温度は なまぬるく
 ....
ちいさな
ちいさな
こどものように
すみきった
わがままを
いっぱいにもった
ひとだから
ぼくは
はらはらと
いつも
めがはなせない

だからぼくは
きょうから
かぜになる ....
ごめんね、と
あたまをひっぱる
ずるずる、と
ぴかり
じゅわじゅわ
やかれてゆく

ありがとう、と
もぐもぐする
あなたを たべて
わたしは すこしだけ いきのびる

 ....
お散歩に行きましょう
今日も歩けるしあわせ

草の香りが立つ道を
踏み歩いて

香りをすぅっと
吸いこむと
幼い私と手をとる父
横を歩く

いつか
子供に私は話す
父と手をつ ....
風鈴が風を揺らしている
つまり

声を出した方が
あやつれるということ

私はどんなに倒れこんでも
あなたをやさしくあやつろう

力ではない力
私の勝ちだ

向き合って
小さ ....
 
どうしてもわかんないってんなら
13回目のキスをちょうだい
あんたがきらう あんたのすべてを
タコ殴りにして
ちいさくまとめて
かわいく包んでやるから


そう言って
かわいい ....
だんだんきらいに なるよね
近くにいないから

だんだんきらいに なるよね
役立たないから
 
だんだんきらいに なるよね
すべてを教えるから

だんだんきらいに なるよね
じれっ ....
季節は一冊の本にまとめられ
秋の頁をめくりながら
月明かりの下
あなたの言葉を
思い返すのです

秋の頁はとても長く
多くの言葉で
埋め尽くされているはずなのに
めくってもめくっても ....
もう一度 

その無数の紅く小さい花々を闇に咲かせたシャツの下に
酔って赤らんだ白い背中で
僕に{ルビ凭=もた}れてくれないか

なぜ

君の背中のぬくもりを
もっと素直に感じなかっ ....
他人を批判して
自己を正当化することは
とても容易い

ところが
詩を描き始め
自分を少し管理できるようになると
正当化どころか憂鬱になる
他人を批判することは
とても難解だ

 ....
11月生まれのこどもの両親は


12月にセックスをするよろこびを知っている



7月生まれのこどもの両親は


8月にセックスをするよろこびを知っている
わたしたちは
もう離れないと誓いました
空に
風に
緑の木々に
そして
大きなビル群にも
これからは
飛び立つのもいっしょ
羽を休めるのもいっしょ
暑い夏
アスファルトの照り返し ....
 世界は一滴ずつ変わってゆく。



--甘い雨の
 甘い糖衣、クスリを齧りながら深夜に
 問いかける

かわいたコトバの息苦しさ
まちがっていたのは、きっと僕の方だ
ハイイロの香 ....
風が吹いておりました
風が吹いている日に飲む野菜ジュースは哲学の香りがするのです
そんな日は詩を書きたくはないのです
空があまりに無知なので

わたしの青春としての位置づけは
もう随分と前 ....
屋上に ちょっと頭のおかしくなった犬がいて
朝から晩まで グルグルグルグル
同じ場所を廻り続けている
誰が連れてきたのかも知らないし
いつからそこにいるのかもわからない
ただ ずっと グルグ ....
−程なく日本は滅亡する。

地磁気の周期変動も。
社会学的な相互認知の反乱も。
卵細胞に起因する生殖能の低下も全部ぜんぶ。すべてぴたりと一致するのだ。あと1週間、あるいは数カ月。すでに預言の域 ....
つまり詩というものが
人類を語るためのものならば

骨髄の中に
血液の中に
どさくさに紛れて
流れているお猿さんを
見つけるためのものならば

女は詩を作り得ない

女は女である ....
頼りなげな細い女が
曲がりゆく細い道を
秋風に揺れながら歩いている
茶色く{ルビ褪=あ}せた{ルビ麦藁帽子=むぎわらぼうし}に顔を隠して

道の上に時は無く
女に年齢というものは無く
長 ....
  
  「本を読みなさい」
  

   その人はそう言って
   夕暮れて図書館が閉まるまで
   わたしの隣で静かに本を読んでいた


   映画を観なさい
   音楽を聴き ....
 




   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
適度に日焼けした少年は
いつになく饒舌

ヒット2本
2打数2安打
1四球

おー

左中間
あれは2塁打
だったのになー
ワンヒットワンエラー
あれなー

けっこ
や ....
  電車に乗って 15分
  何をしようか

  転寝をして奇妙な夢をみたり
  本を読んで世界の美しさに涙したり

  今日のあなたを思いだして
  自然と笑みをこぼしたり

   ....
「寄生虫」だと言われてしまった

ひっそりと唇からしのび込み
大事なものを少しずつ吸いとってゆく
あなたの内臓に絡みつき肉を食む

そのうち
あなたの骨も脂肪もすかすかになる
心は風船 ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サイレン- チアーヌ自由詩505-9-20
8月4日_(または、いかにして少年は詩人へと変貌を遂げるのか ...- コトリ自由詩5*05-9-20
パソコンの白。- ki自由詩1*05-9-20
こわれたよ- くろねこ自由詩5*05-9-20
おちる- なかやま ...自由詩105-9-19
あとのまつり- 大覚アキ ...自由詩705-9-19
あなたに雨がふればいい- umineko自由詩12*05-9-19
朝食と指輪- はな 自由詩12*05-9-19
かぜになって・・・- 草野大悟自由詩5*05-9-19
サンマと_わたしと_ちきゅう- 玉兎自由詩505-9-18
散歩- 自由詩6*05-9-18
スナイパー- umineko自由詩5*05-9-18
13- まりょ自由詩305-9-18
だんだん- umineko自由詩3*05-9-18
月のしずく- LEO自由詩12*05-9-17
背中のぬくもり- 服部 剛自由詩12*05-9-17
no-title- 士狼(銀)自由詩9*05-9-17
チルドレン- ピッピ自由詩605-9-16
鳩の恋- チアーヌ自由詩905-9-14
『サクラサエ』- 川村 透自由詩405-9-14
振り返るとき- tonpekep自由詩18*05-9-13
いつか空飛ぶ円盤が来る日まで- 大覚アキ ...自由詩505-9-13
終わりのない唄- umineko自由詩4*05-9-13
女と詩- むらさき自由詩5*05-9-13
幻の花- 服部 剛自由詩9*05-9-12
十月の空を見なさい- 嘉野千尋自由詩25*05-9-12
落下する、夏の質量- 嶋中すず自由詩4605-9-11
メトロノーム・ボーイ- umineko自由詩4*05-9-11
15分- むらさき自由詩4*05-9-11
冬虫夏草- スプート ...自由詩10+05-9-11

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