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レインコートを身にまとい
土砂降りの朝をゆく
雨の
一粒一粒は
私の中に入ろうとして

もがく
流れる
つたって落ちる

あなたは
ていねいになぞってくれた
私の中に入ろうとし ....
乾いた南風にたゆたう
季節のゆらめきが
消えた午後

突然振り返る

反射は音もなく熱を帯びて現れては
空と息継ぎの境界線を漂う

撥ねる水飛沫の淡い影
触れてすぐに手を引っ込める ....
  デパートの屋上にはパンダがたたずんでいて
  灰色の瞳で灰色の空を見ている
  100円を入れるとパンダは
  空を飛ぼうと動き始めた

  う゛ーんう゛ーんう゛ーんう゛ーん

   ....
ああ、男は36階の屋上で
誰一人居ない 屋上の一角で
この世の切なさと
この世の厳しさに
ゴクゴクと酒を飲む
だが、しかし
不本意にもああ、不本意にも
足を酔いに取られ
誤ってフェンス ....
街よりも少し高く
空よりもずっと低い
僕はここにいます

街には今日も
ひとりきりがひしめいていました

あなたがはぐれているのは
海です

僕がきらきらの粒を
あなたのため ....
砂の上に
時をばらまいた
風が吹いて
時間が流される

帰らざる時の終わりに
横たわる
あなた

打ち寄せる波間は
遠き日の思いを映す

思いが心を焦がす前に
光よ
わた ....
君の白く美しい足には
性欲が刻まれている
君の焼け付くような感情には
じつは打算が埋め込まれている
君の足に手を伸ばすこの腕は
刻まれたものを読み取り
君に焼かれたこの心は
埋め込まれた ....
あかりはどこまでもつづいてる
にじんでくっついたよ

ぼくのいえ
うすいひふにうすくないふできれめをいれて
そのなかにうすいみずたまり
すきとおっていて
やわらかくて
まるでひとのこころ
カーテンのすきまから
ひかりがみえる
てまねきしてるかのように
ちゅうにかえることをさとしてるかのように
天使でもないのに
とぶまねをしてみたかったの
息を吸って
息を吐く
そんな簡単なことが
あなたは
出来ない

笑いあう
謝る
手を振る
おじぎする

そんな
簡単なこと

(わしの仲間は
(戦争で
(みんな死んだ
 ....
抱き合うことで
すくわれるたましいの
とおく
海を泣いて

あなたが翔けていく
わたしもはしる
とおく
たましいの

秘密の場所
わたしは
自由だった
わたしとして

ほ ....
このアドレスで
いつか伝えられる

あのね

サザナミが夏の陽射しで
溶けてしまったあと
透きとおった携帯を片手に
{引用=小鳥のあおいへ}



君の目の
レモンのかおりするかたちで青い輪にふちどられた高く清んでいる空

少女だった
君は、
妻になり
母になり
私の恋人でもあって
今日、{ ....
  朝焼けがまだ
  始まらないので
  本当は昨日
  あなたに届くはずだった
  手紙のことを思った


  夜明け色の
  手紙を贈って欲しい
  君と一緒に
  指差して、 ....
街は静か
車の中には甘酸っぱい芳香剤の香り
夏を告げる音楽
じりじりと焼け焦げていく人を知らない人
海が未だにきれいだと信じている人
愛してるが口癖な人
体はきたないものなの
それでも抱 ....
恋というものにすがる
わたしたちは最大のかなしみだと思い込む
あなたが私を救ってくれるとおもっている
さようならをしよう

すきということばをのみこんで
むねのいちばんおくにたくさんつきさ ....
大きな湖に
沈んでいく夕陽を追って

ガリレオってすごくない?
これで
地動説なんて
思いつかんよ絶対

ぶつぶつと
つぶやきながら
コウちゃんは
デジカメを構えてる

その ....
あの人はきらいって
言われてるらしい
私の

知らないところで
しずかな毒が
含み笑いで流される

私は
ビルの屋上で
ぼんやり街を眺めてる

きらい
きらい
きらい

 ....
魚が膜を突き破る
なにも啼かず座り込む鳥
船はゆっくりと線をひいて
そのしたにはひっそりと海
気がついたときには世渡り上手で
海渡り上手になっていた

キラキラした夜の海を彼女は
水面と共にうなりながら歩く

体にさざなみがこびりついて離れない

頭にひとなみがこびりついて離れ ....
 ....  夜

煙突にのぼって
覗きこんで呼吸したら。

まるで壜笛みたいに
ほうほう と響くさ


 街中に僕らの、底抜けに深い
ふかいかなしみが伝って
 犬がこたえる
 靴が家出 ....
UFOをみたわ
妻がいうのを
信じてあげたいので信じる信じれば
信じよ
たとえそれが
なすびの形をしていたとしても

こたつのなかで
足の指で会話してたのは
ケンカしたての若い頃
 ....
 
   バーボンだ、もっと
   バーボンを焚け

今日 なにを焦がそう
もう 骨しか残っちゃいない
それでも 
小さな炎で 
じりっと炙れば

ピシ ピシと

春の芽吹きの ....
光のくずは 
朝のなかをかがやく
屋根にならぶ
しずくの




雨の音は
あたたかな蒸気と きみを はこぶ
まどぎわにあそぶ
まだ 新しいひとみで
洗われてゆく 世界をみつ ....
「この花きれいだね」


あなたは美しさの形を指先でなぞると
風の誘うままに微笑み


未だ慣れぬ白い感触を確かめながら
おぼつかない足取りで
わたしの半歩先をゆっくりと歩む

 ....
真っ暗な夜に

かすかに見えるレインボー

夜空であんまり見えないレインボー

孤独でしかない

真夜中のレインボー

かすかに聞こえる歌声は

お前が歌ってるんだろ

そ ....
夜になるのが怖い

昼を生きるのが怖い

朝を迎えるのが怖い

現実が怖い

怖い

歩く事がつらい

立ち止まる事がつらい

走り始める刹那がつらい

夢想がつらい
 ....
青空に
まっすぐ追いかけて
あなたを

揺れながら消えていく
ひこうき雲に

私は
なりたい
 
 
 
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レインコート- umineko自由詩10*06-5-23
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たまたま- 恋月 ぴ ...自由詩30*06-4-26
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ストロベリー行進曲- 大城 小 ...自由詩106-4-25
ひこうき雲- umineko自由詩6*06-4-25

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