すべてのおすすめ
女にふられたので、
嘘だと思うかもしれないが、ほんとうに、
女にふられたので、
レッド・ツェッペリン聞いて死のうと思った。
なんでレッド・ツェッペリンかとゆうと、
彼女はサイモン&ガーファン ....
すっかり日が短くなってしまったから
夕方の散歩のつもりが
夜の徘徊になってしまい
帰り道が見つからず困ってるんです

周りにいたはずの誰かも
いつの間にやらみんな帰ってしまって
とても静 ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
わたしたちぬけがら
中身なんていらないわね

足してふたりで十分

本当に欲しいのは皮でしょう

内側は暑苦しくて困るわね
ここならそんな心配ないのにね


だめだめ
間違えて ....
1.

9月
冷えた朝がきた

2.

電車を通り抜けるような
風は吹かない

3.

書ききれない言葉や
伝えられない言葉が
指の間から
夢をみせる

4.

 ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
かなしいことがあると
星座をつくるの
ぼくのかたおもいしてた
黒いルビーの瞳のおんなのこ
夜空を指差し
星座をつくる

ユニコーン座
ふでばこ座
黒猫座
かたおもい座
そしてあれ ....
かわつらさんの奥さんは
精神を病んでいるそうだ
深夜
誰も居ないキチンで
皿を一枚ずつ割るそうだ
あの夫婦は
せっくすれす
だから
ってすずきさんが言ってた
そういうすずきさんに ....
元結のほどけし髪
正体を弄り合ふ君と僕
追ひつ追はれつしては
群青の海に共に沈まむ
寂しきは浜辺の波音

林檎は何時でも
小気味よい音を立てて
裸になってくれる
こんな女の人がいたらいいなと思う
十月の昼間は少し暑くて
隣家から
おもいっきりテレビの音声が聞こえる
シンクには
小腸み ....
賢い主婦はスーパーで
手前から古い牛乳を買うのだそうだ

ここにいない死者のために

未来
まだ生まれこぬ子供らは
つまり
まだ死者の国

私たちは循環する
古い牛乳を破棄する ....
ほら、君と僕と。

お月様と。

おっきな三角形。

けど、たまにお月様はかくれんぼ。

僕と君も、手を振って。

僕とお月様、ふたりっきり。

何だか遠くて、淋しいね。

 ....
カフェに行きてえ お茶が飲みティー
でも代官山や三宿あたりのオッシャレーなカフェは
俺たちには高すぎる 精神的に高すぎる
お似合いのカフェを求めて 恥をかかない場所を求めて
俺たちは旅をした  ....
十五に満たない女の子が
いのちを
空に差し出した

私は
彼女にかけることばを知らない

生きていれば
きっといいこともあるんだよ
なんて
そんなこと言えない

誰かが
きっ ....
のぞき部屋の店長よ
君はそんな商売をして恥ずかしくないのか?
後ろめたくないのか?
のぞきなんて悪趣味じゃないか
と言うか犯罪じゃないか
要するに田代まさしじゃないか
君はそんな変態性欲ま ....
幸せは
仕合わせと
書くのだと
誰かに聞いた

自分から努力して手に入れるのが
仕合わせなのだと
言いたいような顔をして
ところてん売りのお兄さんは
鉢巻きをしてバイク ....
ラップの上に海苔をしいて
ご飯をのせて

梅干をいれて
また ご飯をのせて

そっと 両手で包んで
おむすびをにぎる

まあるくまあるく
はい できあがり

そして はっと 気 ....
夜中、リビングに降りると
テーブルがひとりで
テレビを見ていた
外国の戦争映画だった
たくさんの人が
次々に命を落としていった
リアルなくらい
みな清潔な最後だった
突然テーブ ....
さくらがみたいのと
おまえは呟く

けれども
おまえの為に
こんな時期に
桜は咲いてくれないのです




ようちえんにいきたいの
とおまえは呟く

しかし幼稚園は日曜日に ....
泥棒のような前傾姿勢で
妹の洋服を
箪笥から引っ張りだして纏った
ふわわ、と甘いにおいが漂った

わたしは服を持って居なくて
だから何時も裸で暮らして居るのだが
この頃はとみに寒く
や ....
マリンちゃんの話
きいてほしい


マリンちゃんはジョニーの腹違いのいもうとで
ジョニーとは似ても似つかないほどの美少女だ
めったに笑わないとゆうか
笑った顔を見たことがない
でも笑っ ....
ぼくは正義の味方だから
曲がりなりにも
今日できることは
今日やっておこう

向かいの大家さん宅に新聞を借りに行く

朝ごはんは?すませてきました

いつもの嘘をついて
縁 ....
嗚呼、僕の恋人よ
働いて働いて働いて
僕のために
僕のためだけに
もっと働いて
できればデスクワークじゃなく
汗水流して
重い荷物を運搬するような
ツルハシで地面に穴をあけるような
 ....
すべてを失っても俺はピアノなのだ
鉛筆は言い出した
プラスチックの筆箱の中
いくらなだめても聞く耳を持たない
仕方なく握るところを鍵盤に見立てて
弾く真似をしてみた
もちろん音が出るわ ....
どんなときでも
泣きませんでした
そうしたら
涙はどんどん凝固して
とても立ち上がれないほどに
わたしの涙は多く重く
体内に溜め込まれてしまいました

仕方がないので
金の箱を買いま ....
きらきらと
最後の光を放ち
優しい太陽が
落ちていく
にこにこ
にこにこ
笑顔の人々を映して
最後の光が
消えていく
だから
きっと
もう
何も見えなくなる
鏡の迷路で 
みうしなったら
うしろむきに 夜の
斜面で 滑ってみましょう
こわれたのが わたしです
雨をみている人の
時計が
浸み出したポケットの中で
ポツポツと時を重ねている

人も、車も
立ち止まらない

けれど風景は
時計の針のように
螺旋を描いている




 ....
女にふられたので、
稚内へ行って死んできた。
稚内へは、羽田から直行便が出ている。
うすぐもりの空がまるでばけものの飛ぶ空のように広い。
ツアー客のでっかいトランクのなか、
浪人生みたいに手 ....
私にとって最大の敵は
近所の回転寿司屋である
あの店はいつもネタが豊富だから
私は妬んでいる
だが私はこの妬みをネタにして
あの店に倍返ししてやろうと思っている
あの店は「新鮮な海の幸」と ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レッド・ツェッペリン聞いて死のう- しゃしゃ ...自由詩1206-11-10
散歩- 水中原動 ...自由詩406-11-8
秋晴- 水在らあ ...自由詩40*06-11-7
ぬけがらのおんなのこ- アサリナ自由詩18*06-11-6
風は吹かない- 佐藤伊織自由詩4*06-11-3
ベルベットの夜- 銀猫自由詩24*06-11-2
チョコレート座- しゃしゃ ...自由詩606-11-2
近所のひとたち- 吉田ぐん ...自由詩1406-11-2
竜宮の乙姫の元結の切はずし- WILLY自由詩2+*06-11-1
所感- 吉田ぐん ...自由詩1806-11-1
今ここにいない死者のために- umineko自由詩13*06-11-1
君と大三角形。- 狠志自由詩106-10-31
非カフェ民- 新守山ダ ...自由詩7*06-10-31
コスモス- umineko自由詩11*06-10-31
欲望- 新守山ダ ...自由詩406-10-30
冬虫夏草- あおば自由詩8*06-10-30
つき_の_はな_3- 砂木自由詩13*06-10-28
生存- たもつ自由詩16*06-10-27
さくらはなぜさくの- 自由詩92*06-10-27
すみちゃんのセーター- 吉田ぐん ...自由詩1706-10-27
泣くなマリンちゃん- しゃしゃ ...自由詩506-10-26
世界を救え、正義よ(Mr.チャボ、勝利の方程式)- 角田寿星自由詩1206-10-25
ハタライテ- Monk自由詩1306-10-25
鍵盤- たもつ自由詩1006-10-24
銀の涙に金の箱- チアーヌ自由詩306-10-23
優しい日没- チアーヌ自由詩406-10-23
そろもん(鬼ごっこの話)- みつべえ自由詩406-10-22
- 佐藤伊織自由詩1*06-10-22
稚内で死んできた- しゃしゃ ...自由詩1906-10-22
回転寿司と詩人- 新守山ダ ...自由詩806-10-18

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