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それは
いまにも
きえいりそうに

ふわふわと
ぼくらのまえに
あらわれ

ながれにおち

うすみずいろに
ひかりながら
ながされていったけれど


あのひ
こげちゃい ....
タクシーで溺れた
昔はあんなにうまく泳げたのに
手足をばたばたさせても
座席の底のほうに沈んでいくばかりだ
ナイター中継を聴きながら
運転手さんが舌打ちをしている
水の中では舌打ちすらでき ....
まいにちに
ぽつりと いってき
かなしみを おとすと
どんどん どんどん
ひろがって
やがて
なんだかわからない
なにかに
なってゆきます
 とろりとした夜に


 とろりとしそこなったセックスをしながら


 ふたりは


 2は、どうしたら1になるのかを


 しゃべりあった



 1を、
 ....
うまく笑おうとすれば
すっかりゆがんでしまったのは

自分の心だと気づいた

小さい頃
クレヨンで描いた自画像は
まるで似ていなかったけれど
それはきっと

心で描いたからなんだ
 ....
眠る君を描いていた

ひいやりと冷たくなった指先を
ガスストーブで暖めて
背骨をなぞる

腰から辿り
肩から首へ
すべらかな皮膚は
美しき筋肉を
骨を
透かす

薫製肉のよう ....
地へ圧し掛かる空と
空へ高揚する無数の緑の視線との間
夏の声帯が震え、静かに感情を燃やしている
若い耳で、耳鳴りが日常になってゆく
若い目が、陽炎に依存してゆく
信じられるものを ....
ある日を境に
名前も住所も失った

私はただのコンマでしかなく
コンマでいるのは
たいそう居心地が悪い

誰か一人でも
私の名前を思い出してくれないものかと

お茶ばかり飲んでいる ....
お伽話に、愛はある

世の中に、こんなに善い行いがあるって
子供に教えるべきだから




お伽話に、恋はない

世の中に、こんなに辛い行いがあるって
子供に教えてはいけないから ....
むじゅん、って
じゅん、って
たとえば

コンビニ花火を終わらせる
水面に
じゅん、って

もう 二度と

きらめいたり
しませんように

かなしいまぼろしを ....
たとえば
君が僕の背後に忍び寄り
両手で目隠ししても
見えちゃうものは見えちゃうよ
君の指先は細くてやわらかいから
ついでにぺろりとしてあげる

隠すから見たくなる
子供には毒って言い ....
今日も額に汗を滲ませて
門前払いは覚悟の上
蝉の鳴き声しか聞こえない
住宅地のあちらこちらを歩く私は一匹のありんこ

無数のピンポンを押して
ようやく玄関のドアは開いて
満面の笑みと話術 ....
どこからか
うまれた 
しあわせは
てをつなぐように 
であって
すなをくずすように 
かわっていった
今時マニュアルシフトなんて流行らない
二人の行為はオートマチックで
燃えあがる

ハンドルは君の肩
僕がアクセルを踏み込んで
君の肩を軽く揺らせば
甘くさえずる君はカナリアになって

 ....
言わせてはいけないと
思い続けていた言葉を
言わせてしまった

苦しそうに飛び出したその言葉を
もう一度押しこんであげられなくて
ごめんね
どんなに薄めても
悲しみは消えませんでしたから

少しずつ明日を
塗り重ねてゆこうと思いました

悲しみは複雑すぎて
はじめとおわりの区別もつかないけれど

晴れわたる空に喜びは
 ....
みずいろに
きえた
ほたる
なつの
まぼろし
さんかいきのあおぞら
知らない

暑くもない

ちょっとだけ寒かったりする


初めまして
わたしは

あれ
誰でしたっけ?

夏の果てに棲むという

或いは大きな口をひらけて
あれは ....
恋はね
結局
摩擦熱だと思うんだ

ことばと ことば
むねと てのひら

触れあって
熱を帯びて

たぷたぷの
バスタブで
あなたを
ちょっぴり思い出す  ....

それはアルファベット最後の文字
26番目の崖っぷち
これから先に見える文字はない

Zと聞いて思い浮かぶもの
車好きなら
迷わず240Z
湾岸を疾駆する刹那の記憶
ツェットと読め ....
思う
絶え間なく思う
この時その時あの時の分かれ道
二分の一の右左右左の岐路に
それぞれ違う選択をしていたら
今私は違う私だったんだろうかと



天文学的確率の曲がり角
歩 ....
人が人であるために
大事なことは
なんだと思う?

君は
動かない右腕を
明らかに憎んでた

パジャマの
袖口に噛み付いて
左右に振る
何度も

何度も  ....
くやしくて
くやしくて
だれかれかまわず
きずつけたかった
じぶんのはいた
きもち
ことばが
ぐさぐさ
だれかをきりつけ
だくだく
ちがながれればよかった
ちくしょう
ちく ....
夕ぐれが夜になるふしぎ

月がかけていく夏の朝


地球のかたむきを

人はいつも忘れている
目の前の扇風機に
心ときめかせ

声をかける



われわれはー、うちゅうじんらー。



一年ぶりの扇風機は
声を束ねて返してくれた



今晩は君をつれ ....
 
ねえ

あなたがこころ
開いたのは だれ?

からだのように
 
 
 
 
お茶の入ったコップを揺らし
言葉をぼろぼろこぼしながら話す私に

「二人とも可哀想」
眉をひそめて答えてくれた

一瞬
途方もなく自分が可哀想になった
あの子も
可哀想だなと悲しくな ....
一瞬

ふたりの思惑は重なって

短い沈黙が生まれる



幾度触れても

求めたい唇に



一度は小鳥のように

二度目は

シェイクの最初の一口の ....
霧の花がしめやかに
咲く谷には 夜の単位を
定義した者たちが眠っている
そこから わたしは来ました
もうすこし 先まで行きます
  夏の最後の日差しが眩しくて
  何も言えずに目を閉じた
  晴れた空に向かって
  君は背伸びをして手を伸ばす
  それでも僕は何も言えない



  ひと夏が終わるたび
 ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほたる- 草野大悟自由詩7*05-8-13
練習- たもつ自由詩1605-8-13
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2は、- ピッピ自由詩905-8-12
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無言依存- A道化自由詩705-8-11
コンマ- スプート ...自由詩5*05-8-11
お伽話- くしゃみ自由詩4*05-8-10
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君に- 草野大悟自由詩6*05-8-8
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歌うきみ- 銀猫自由詩7*05-8-6
そろもん(出自の話)- みつべえ自由詩305-8-5
君と九月と、あの空と- 嘉野千尋自由詩14*05-8-5

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