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スペースシャトルの打ち上げが映っていた
アトムや鉄人28号の時代から ずいぶん経っているのに
いまどきロケット噴射とは なんて野蛮なイメージだろう
ぼくは未来からきた人のように かんがいぶかく
 ....
  君のいた夏が終わる


  故郷を知らないという君が
  旅先で描きためた風景画、
  古びたスケッチブック


  迫る山並み
  水田に映る空
  夕暮れの稜線
  風に ....
それはすてきな
なつのそらを
かついでかえったのに
いない

なつくさのみどり
たっぷりと
しみこませたのに
いない

さっきとったトマト
しおかけて
きゅーっとうまいのに
 ....
ピーターパン・シンドローム
なんていったって
知っているでしょう、
わたしとっくのむかしに
飛べなくなっていた

いまになっておもうの
わたしはこどもである、とか
わたしはおとなかもし ....
どーむろとるみねろ

道案内というわけではないですが
うろうろと歩くあなた方に
ひとことよけいなことを伝えましょう。

この町には
いくつかの「ろ」が
あります

少なくとも
水 ....
薄闇に隠し持つ情熱は
菫の花のように 葉の陰に隠れて
誰にも気付かれない

君だけが 静かな影をかきわけて
見つけ出してくれる
甘い熱を放って咲く私を

ひいやりと冷たい君の唇を
堅 ....
とてもきれいなかけら
落ちていた
わたしは拾って
手のひらに乗せた
良く見るとそれは
パズルのピース

きらきら輝くそれはたぶん曼荼羅
曼荼羅のピース

「さあ!これから他のピース ....
腕の中で燃える子供を
抱きしめながら歩いてく
私自身が
すでに 廃虚だ
それでも

生きていくこと

人は
人である前に
影かもしれない
 
 
 
 
 
かくれんぼはきらい
とくいだから

かくれ切る
自信があるから

ひざを
抱え息をひそめ
草の
こすれる音を聞く

わたしは
どうなっちゃうんだろう
って

思いながら眠 ....
子供のころに

{引用=すききらいせずに
なんでも食べる子になりなさい}

って言われたんだ

だから、今では何でも食べる

ニンジンも
ピーマンも
あなたも。
ぼくのろうやにいる
りゅうちにんは
みんな
びょうきがち

しゃばにいるときは
ぎんぎんに
げんきなのに
りゅうちじょうのなかでは
とたんに
びょうきがち

いれずみの
のぼ ....
おきたら

羽が生えてた

羽ブラをかってみたけど

どうもまだ慣れない

でも次の晴れた日には

少し飛んでみようと 思う。
サワレナイという女の子がいました
何を贈られてもそれに触れないでかなしそうに笑うので
そう呼ばれていたのです
サワレナイはある朝、さみしい夢に目を覚ましました
そして、毎朝そうやって起きていた ....
レモン水一口飲んでいる間に

地球が生まれ
消えていきました

桜がとてもきれいだったので
あなたに伝言を残そうと思いました
今夜
ぼくの知らないどこかの街に
一足早く八月がやって来るそうだ

寝苦しさに耐え切れない人妻たちが
全裸で街中を駆け回り
路上駐車している車に火を放つ

コンビニでぼんやりと
成人 ....
きれい
すごくきれい

君に言われると泣きたくなります

バス停を忘れさせてね
ステップを上がるとき
見上げる視線がとても悲しい

きれい
すごくきれい

繰り返し信じさせてく ....
花陰に風はやどり
月星を愛で
いつしか
浅い眠りにおちて

天の川から
舟を漕ぎ出し
月のうさぎに恋をして
手に手をとって
星々をめぐる旅をする

そんな甘い夢をみた
 ....
     花のひとひらが
     枯れ葉を追っておちる様に
     それはとても自然なことだよと
     あなたは言った

     白いカーテンが窓の外へとたなびくのに誘われて
 ....
風に乗って越してきた次の日から
せっせ、せっせと
庭の草取りをはじめ
ごんごん、ごんごん
掘り起こして土作りをし、
次の次の日には
どこからか太陽の種を
仕入れてきて
ぱらぱらぱらぱら ....
ふりふりふり っと
どれすの すそを
ゆらして
まるい
ぼうるの なか

きのせい かなー
うわめづかい
きのない ふりして
さそってる かなー

そとは
 ....
       八月二十七日 午前三時


     ひっそりと聞こえる祭囃子や
     遠くであがった花火に
     いつでも僕らの世界は置き去りだった
     それでも ....
君がぽかんと口を開けているのは
口の中で風が吹いているからだ
その正体が何であるのか
問う方法も知らないまま
ある日突然に
君は君であることに気づくだろう
そしてそれは
君が君で無いこと ....
わたしは宇宙人を見つけた
自分でそう言っていたから
たぶん宇宙人なんだと思う

宇宙人はロックバーのトイレで煙草を吸っていた
フロアが混みすぎていたからだと思う
ずいぶん痩せているから
 ....
心ゆくまで涼もう
誰も居ない そして
自分も居ない処で
強い子でしょ
君はもっと強い子だったはずだよ

そう言えばあなたの前では私
強い子だったかも知れない

本当は小心者で感情的なだけの女だけど

強い子

なるなら今しかないね
えいえんについてかんがえるたび
きまって
とほうもなくながいでんしゃ
がおもいうかぶ
くらやみをきりさいて
でんしゃはひたすらはしりつづけていて
いくつ
とびらをあけても
つぎのしゃり ....
「もう落ち着きたいのに」
と君が話す
落ちて着くなんて
そんなにいいもんじゃないよ

君が居るその場所から
どこへ落ちて行きたいの?

まだまだ昇って行けるのに
そこより下で辿り着く ....
おばあさん たべねば だめだ

見舞いにきた人が
そう 励ましてから
おばあさんの 体調は悪化した

食べれねぐなったがら もうだめだ
と 急に思いつめたらしい

看護婦さんがみかね ....
うつむかずに
かおをあげてあるこう
うでをふって
まえにすすもう
って
だれにおそわったわけでもなく
いきてきた
すわりやすそうなきりかぶも
きれいなこいしも
ふみこえて
たど ....
     てふてふが
     海を渡つてゐるのを
     飢ゑた勇魚が、
     ぢつと、見た
     食べてはいけないのだよと
     言ひ聞かせながら
 
 
    ....
とうどうせいらさんの自由詩おすすめリスト(1844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(映像の話)- みつべえ自由詩905-7-27
水彩の夏- 嘉野千尋自由詩14*05-7-27
いない- こむ自由詩11*05-7-27
ピーターパン・シンドローム- 八月のさ ...自由詩405-7-27
どーむろとるみねろ- うめバア自由詩505-7-26
スミレ- スプート ...自由詩6*05-7-26
とてもきれいなかけら- チアーヌ自由詩905-7-26
- umineko自由詩10*05-7-26
かくれんぼ- umineko自由詩9*05-7-26
すききらい- くしゃみ自由詩2*05-7-26
びょうきがちりゅうちにん- 草野大悟自由詩5*05-7-25
あさ- めぐみ自由詩6*05-7-25
空の子- ヤギ自由詩25*05-7-25
童話(伝言)- たもつ自由詩19*05-7-25
八月- 大覚アキ ...自由詩505-7-25
きれい- スプート ...自由詩7*05-7-25
ゆらりゆりかご- 落合朱美自由詩11*05-7-25
私たちの因子- 紫乃自由詩11*05-7-24
夏の妖精- 草野大悟自由詩8*05-7-24
きんぎょ- さち自由詩15*05-7-24
追想と花火- 紫乃自由詩11*05-7-23
子供- たもつ自由詩38*05-7-23
わたしの宇宙人- チアーヌ自由詩1905-7-23
夕涼み- 塔野夏子自由詩8*05-7-23
強い子- スプート ...自由詩4*05-7-23
えいえん- アンテ自由詩8*05-7-23
酷なのかな- スプート ...自由詩7*05-7-22
きっと- 砂木自由詩31*05-7-22
うつむかずに- アンテ自由詩4*05-7-22
_てふてふと勇魚- 紫乃自由詩12*05-7-21

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