僧侶の方が
学者から聞いたという話を聴いた
生命の尊さの話
胎児がいる羊水は
何十億前の太古の海と同じ成分だと
何十億年かけて人間に進化したことを
母親は十月十日で ....
文語調と口語調の違いが理解できていないのは事実だが、それは自分で確かめる方法を探すとして、僕は、たとえ読みにくくても、夜明けの空を敢えて、紅掛空色《べにかけそらいろ》の空と、表現するほうを選択しよう ....
ぼろぼろほどけ
大地に還っていく
肉身を抱えつつ
後に何が私に残るか
夜陰の窪み問い掛けて
生動し沸々と滾る想い
来たる沸騰夏の熱先取りし
静かさの巨大な奥行き
更け入る夜 ....
雨上がり
青葉あざやか。
ある人から
認められていないということを
認める私が
在る
どうしようもなく
在る
青葉
代々
受け継がれて来て
今
こうして在ることの
ふしぎ
....
庭の紫陽花がうっすら青く色づいて
季節は嘘つかないね、などとつぶやいてみる
紫陽花は土壌の性格によって
色が変わると知った理科室で
人みたいだなとおもった
そんなふうにわたしが紫陽花を怖れて ....
笑うか笑わないかは個人差があります。
その点はご了承下さい。 敬具
真面目な俳句 九句
紫陽花の季節いつものその家も
紫陽花をもうしばらくに見て ....
薄暗い森林の山道、
根っこの浮き出た
凸凹の急斜面を
ひたすらに登りいく
人、人 また、人
登山服姿の後ろ背の
視える夜陰の寝床で
ひとり横たわり
耐える病魔は誰のもの
森林を縫 ....
答えはね、話しかけそで人でなし
ストーカー? 今〇マート、通話人
邪魔者を追い出す術はないと知る
幸せは一人を泣かせ築けるか
真心を裏切られちゃった僕ら皆
梅雨時の雨あがりに、まだ濡れている、
いくつもの、
綿毛となったタンポポが、
まるで細密な白いガラス細工のように硬質化している、
それぞれに、
きわめてミクロな水晶の玉の粒を、
無数に煌め ....
西門に向かい
震えながら
遠去かっていく声、
知らなかった貴女の素顔露わになる
瞬間 、最早もう掴み切れずに
既に素顔の消えて
想いの残響だけ
この心を温めて呉れて
また次 ....
涙の跡を指でなぞり
悲しみに、もう一度ゆけと言う
──羊文学
青空をひとつ残して蝶別る
青空の下に別れて蝶ふたつ
風聴いても ....
瞑目意識の光り輝く視界の最中に
薄っすらと次第に鮮明に
真青な海原の拡がりいく
時流の一瞬一瞬の
波打ち撓み間の広やか
過去も現在も同じ一間に
揺蕩う意識の陶然と静やか
拡がる真青な ....
雨はそこまで叩きつけなかった
私は幾分 疲れていた
あなたにまた会いに行く
車のワイパーが しずくを両端に振り払う どこへ向かうかも追えない
「ごめんね」
何にごめんなのかわからないけど ....
愛想がないのはもともと
説明するのも苦手で
── kanekoayano
黒柳徹子(さん) 四句
夏の朝徹子の部屋に来る徹子 🧅🚗
....
おじさん拾ってきたよ!
と子供が浅蜊の殻を見せたがるのだが、
....
わたしのなか
ゆらゆらら
緑のゆらゆら
ゆらゆらら
ゆっくり揺れて
瞑目心象の
生き生きと
風もないのに
おのずとみずから
緑の樹木の枝葉たち
揺れてゆらゆら
また揺らぎ
....
薄鼠色の空
雨を見ながら温泉に入った
背後は鬱蒼とした山々
纏い付く滑らかな湯
一人きりの湯場にはしゃぐ
足音に振り向くと
こんな平日
こんな辺鄙な所に誰 ....
自らが今に充たされて居れば
何処迄もいけるのです、
ひと ひとりきりになり切れば
何処までも生けると云う
確信に充たされ
斜面を滑り落ち宙へ身を投じる
捲る頁の一枚に無限の紋様 ....
車窓から揺れる街の灯
四角い光のなかに幸せが眠る
時には笑い時にはケンカし
日常に閉じ込められたドラマ
私の知らない私の求める
ごくごく平凡であたたかな夢のカタチ
詩の選考委員にとって必要な詩は選ばれる
しかし必要ではない詩は消される
これは詩の殺人だ
言葉は無視され
初めからなかったコトにされる
むしろ言葉の殺人事件だ
華やかに本誌に飾られ ....
アナベルの咲きそろう庭に遭い
手で触れることを
ためらって
六月の午後にあがった
冷たい雨
潤ってあざやかな花房に
そっと 顔を寄せると
控えめで甘い匂いは
....
アジサイのつぼみポッポッポッ
小さな丸い輪郭集まりこんもりと
無数それぞれの速度で目覚めつつ
芽吹き咲き開く前に色付く青の
進む時の刻みに雨を受け 、
濡れそぼりつのどやかな
何も ....
きみの柔らかな手のひらで
冷えた肩を包んでくれたなら
ぼくは大空を舞う鳥になる
高く 高く どこまでも
澄みきった空を目指し
青く溶けて自由になれる
やがてあたりは暗くなり
たくさん星が ....
{引用=
ああ、星野さんの『たんぽぽ』のおかげで、きわめてミクロな白い天使たち、天使たち、あの明るい青空へととても穏やかな風に吹かれながら飛び立ってゆく、飛び立ってゆく。その両の手には種子というただ ....
よごれへたれて疲れたきみも
またあしたまで
あしたまでおんぶしておくからね
たくさんぶつかった日も
すりきれそうな日も
いまは一旦あずけて
ずっとぶら下がってみてるよ
....
今日は月曜日
朝から色々色々色々
そんなこったろうと思っていたけれど
こんな日は自分をもてなす
蒸しパンを蒸かす間
烏龍茶を淹れる
私の茶壺は
茶色のぽっ ....
怒り心頭、それぞれに
それぞれのたましい
誰ものたましい
えごいすと
怒り心頭、戦い絶えず
自らの魂の為に
他者の魂
傷つけるを厭わず
他者の魂と
競うことだけ好み
勝ち負けだ ....
『ジイドの日記』を読んでいて、ぼくがもっとも驚かされたのは、友人であるフランシス・ジャムについて、ジイドがかなり批判的に述べていることだった。ジャムがいかに不親切で思い上がった人間か、ジイドは幾度 ....
それしかできない
ごめんねと 書く
── 羊文学
夏のバス不審なぼくを皆避ける 🚍
決められずプリンとゼリー混ぜて食ふ 🍮
おっぱいにチップ ....
私的錯綜の最中 、
寝入るのに必要なのは
光の帯、
音響の細やかな拡がり 、
寝入ったまま死が訪れても
それそれら、
混迷の此の世を照らし
突き抜け輝き鳴り続け
薄っすら導 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111