ドラッグストアでペプシゼロとヨーグルトを買った。
夜の店内は空調が効いていて、白っぽくて、乾いている。
手をつないだ恋人たち、メガネを掛けた会社員、綺麗な身なりの女の人。
みんな等間 ....
有明の海岸から、薄気味の悪い歌が、聴こえてくる
ぺしゃんこになったアリンコが、必死で生き残るための道筋を探し求めている
マリリンマンソンが新聞を片手に、マイクマイヤーズが出演しているコメディショー ....
轢死のような夜を過ぎて、細胞たちは摩耗していた、気分の萎えた腕みたいにだらりと垂れ下がったカーテンを殴るように開いて、狂信者のような八月の太陽を部屋に迎え入れる、間髪入れず始まる灼熱のパレード、そ ....
今夜来るの迎えに来るの
私を食べにさらいに来るの
愛してるから怖くないよ
ただ待ってるだけもつまらない
だから歌うねこの歌を
ただの獣婚の歌を
やって来るのはオオカミ、シマウマ
サモエド ....
巨大などろどろのうねりのなか
掻き分け泳ぎ進みいく
意識の私の
巨大な生きものに覆われ含まれ
吐き出されては呑み込まれていく
繰り返しの渦中にこそ
意識の自分の息衝き在りと
巨大なうねり ....
いいんです、僕もおかしいんですから
平和よし。超過死亡者、平和なし
責めるかや。ファンがすぐ仇、打つ仕組み
実にこれ、{ルビ真=まこと}は胸を打つのだと
静かです。みんな帰った ....
腑に、落つる=心から、納得出来る
腑に落ちれば、天にも繋がる。神に繋がれたる、その想ひ
筋を通せばリズムは踊り出し、メロディが生まれる
I Can Hear Music.私には音楽が、聴こえる
....
挿し木をひとつ
もらいました
軍手をはめて
小さな鉢に
土をもり
水をかけてくれました
コンビニの
ビニール袋で 包み
揺れないように
持ち帰り
カーテン越しに置き ....
擦れ違う
人と人と
袖と袖と
熱と色と
闇と息と
擦れ違う
季節と憂鬱と
言葉と黄昏と
畏れと香りと
祈りと呪いと
擦れ違う
風と唇と
声と光と
女と ....
交番の横
公衆電話ボックスの中で涙まみれ
お巡りさんは私を見て見ないふり
勝手な言い分と怒りを
優しく宥めてくれた人
救いあげて走らせる白い車
夜中の阪神高速はオレ ....
いつまでも
続くとは
思わないほうが良い
今。
過去があったから今がある
今
過去の自分に感謝をする
私
そして
今があれば
きっと未来もあるだろう
と
思う
けれども
....
今宵手にとる梅酒のロック
漬け込んだ梅の実も
取り出してそのまま齧れば
甘酸っぱさの酔いが
心のうらがわまでしみてくる
溟い憩いにグラスを傾ける
私の手は苦い
梅の ....
書けば伝わるよ
やーさんに、キチ〇イに
伝わらないほうがいいか
伝えてどうしたい
わからせたい、ひいては
相手の行動の変容を
しかしもうわかったが
他人は変わらない
人の話も聞 ....
終わり際の瞬間、
死んだ思考の生き始め
脳髄の周りを廻り
するりするりと
力動と化し解き放たれ
神々の想い込められた
魂の愛の力に貫かれ
呼吸が止まり意識の宙へ
無限に拡がりゆ ....
夏の日の夜
CD棚の中に一つの地図があり、その中はとても平和でありました
てっぺんにはビートルズの列に、ローリングストーンズがあり、その次にThe Whoが並んでいる
ブリティッシュロックの物語 ....
茫妄と
夜世界は影を映し出し
街には至るところ霊の溜まり場所がある
....
この早朝の天空、
ターコイズブルーに
薄っすら絹糸の張り巡らされ
富士のコニーデの影すぅうと消え
あの日とこの日と向こうの日、
軽やかに解け溶け合い
懐かしい憧憬を喚起しながら
繋がり合 ....
なつのよる、満月の路や
夕暮れてゆく公園、回旋塔の下や
線香花火が咲いた、一瞬の光の下で
見つけた
かげぼうろたち
かじってみたら
やさしくほどける
ほおってみたら
ふうわり浮かぶ
....
京都にいた頃、
付き合っていた京男Nが、大の釣り好きで、バイクの後ろに乗っけられ、よく琵琶湖へバス釣りに行った。
Nと私の共通の友達、徳島出身のSも釣り好きで、三人でよく琵琶湖に行った。
S ....
春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ~
~
ご存じのように松田聖子による大ヒット作である。
作詞は松本隆そして作曲は呉田軽穂(松任谷由実)で、この仮名は
往年のハリウッド映画の大女優、 ....
母親の家に用があったので、ついでに母の買い物(CD)の為に、旧東予市の方に出かけたので、帰り道のついでに、総菜の安い大黒屋に寄って、特大の鳥の唐揚げと、赤飯と、太巻きを一本、買ってきた。全部で1 ....
数日前に茹でてタッパーに詰め込んだ、冷たいそうめんをとりだして食す。もうだいぶ硬くなっているほそい面、たいぶ新鮮味のなくなっている細かく刻んだネギ、ふにやふにゃの刻み海苔、氷を入れてかなり味のうすくな ....
記憶からも記録からも
このこれら
夏に終わり無し
と、
終戦も沸騰も爆破され いくのみ
うーん、にしても眠い。
わたしのさみしい骨のゆくえは
乾いた風吹く荒涼とした地
どの生き物にすら踏みつけられることもなく
ただひたすらに転がってるだけ
あしたなら抱えきれないほどあって
きのうのひとっつも無い寂寞
....
蜩は少なくなり
夏が終わろうとしている
けれど
永遠に終わらない夏がある
八月六日から
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
会釈と定型のあいさつに
あとひとつ何か言って
少しだけ 少しだけ
つかえたしゃぼん玉を空に放ちたい
その話は地雷かなとか
ぜんぜん気の利いたことでもなくて
毒にも薬にもならないような
....
きっと もう来てるけれど
秋の気配を
まだ感じさせないで
職場へ向かう道すがら
広い空地は雑草の森
鈴虫合唱が右側から覆ってくる
自転車のスピードを上げてすり抜け ....
夜風がすぅすぅ網戸から
入って来ては肌を撫でる
その微妙な心地よさに
うっとりしている午前三時、
電車は大通りを走り雪峰へ
凍り付くよな身震いを
誘いぐんぐん進んで行く
鈍色空を背景 ....
1.世界の渚まで
思いつくかぎりの雑な言葉を積み上げる
わりとたくさんあるどうでもいいことのひとつ
世界の渚まで
漂流物 反古 書かれた言葉
や書かれなかった言葉たちに波が打 ....
鏡像だと、
この私は飽くまでも
私そのものの
この肉身鏡に映る
像なのだと
そうしてけれども、
その鏡像を
未来の新たな私そのものに
育て上げ自立させるのが
この私と云う意志意識なの ....
海さんのおすすめリスト
(2971)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
石鹸の匂いのする、八月の
-
ねことら
自由詩
21
25-8-31
マリリンマンソンの歌
-
鏡ミラー ...
自由詩
6*
25-8-31
動き続けてはいるが解釈は異なる
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
25-8-31
獣婚
-
降墨睨白 ...
自由詩
3*
25-8-31
えーてるたい
-
ひだかた ...
自由詩
12*
25-8-31
非戦五句
-
りゅうさ ...
川柳
7*
25-8-31
腑に、落つる
-
鏡ミラー ...
自由詩
9*
25-8-31
帰省。
-
wc
自由詩
17*
25-8-31
袖摺坂(そですりざか)
-
夏井椋也
自由詩
9*
25-8-30
海影
-
花野誉
自由詩
13*
25-8-30
今日も_空は空だ
-
こしごえ
自由詩
7*
25-8-30
晩夏
-
リリー
自由詩
22*
25-8-30
荒廃状態
-
りゅうさ ...
自由詩
5*
25-8-30
To_Here_Knows_When
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-8-29
ワンダーアイランド
-
鏡ミラー ...
自由詩
9*
25-8-29
霧子の朝に、の覚え書き
-
洗貝新
自由詩
15*
25-8-29
エーテルの時、再び
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-8-29
かげぼうろ
-
そらの珊 ...
自由詩
16*
25-8-29
琵琶湖で出遭った奇妙な人
-
花野誉
散文(批評 ...
9*
25-8-28
言葉の魔術と感動『松本隆の赤いスイトピーにみる』
-
洗貝新
散文(批評 ...
8*
25-8-28
クレクレ星人の独り言「僕の小説を読んで下さい」11
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
4*
25-8-28
夏の鮮度
-
本田憲嵩
自由詩
15
25-8-27
もはや/物理の時間(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-8-27
骨のゆくえ__蒼薫薫_______(叙情文芸151号入選作) ...
-
梅昆布茶 ...
自由詩
13
25-8-27
※五行歌「永遠に終わらない夏がある」
-
こしごえ
自由詩
5*
25-8-27
胸のしゃぼん玉(初稿)
-
唐草フウ
自由詩
17*
25-8-27
まだ、夏の中で
-
花野誉
自由詩
13*
25-8-26
夢と夜風と雪峰と/通り過ぎた初夏の日に
-
ひだかた ...
自由詩
6*
25-8-26
世界の渚
-
カワグチ ...
自由詩
16*
25-8-26
詩想、わたし意識なるもの
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-8-25
1
2
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4
5
6
7
8
9
10
11
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46
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50
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54
55
56
57
58
59
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62
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66
67
68
69
70
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72
73
74
75
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77
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79
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81
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85
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