風を浴びる
人、
ひんやりと神の内懐に入り
包み込まれながら
気流の鳴る音を聴き
浴びる風、
静か彼方に流れていく
水の流れゆく響き
木霊させながら
魂に爪喰い込ませて居 ....
赤の列車はいつ来るか
あまた の ように また ここに
青の列車はいつ来るか
それをまた 旗のように
この静けさはどこの暗闇か
この温かさはどこのまぼろしか
わたしは何も分から ....
失われた薔薇の花と団欒
終わった関係と更地
虚脱の時を刻む秒針
過ぎ去ったもの 鎮まっていく
鎮まっていく内実を見極めようと
開ける夜闇の宙を眼差せば 、
消えた赤い舌と漆 ....
ちんぷんかんぷんでも
またさらにあの憧れは病まない
まだ静かな空はただ愚かさを包み込むから
そんな中でいつまでも明るさを求めるのは
どうしてなのか?
今、そこにある、というのはどこにある ....
曇天の上側には太陽があることなんて信じられない。私は朝五時から午後一時までの勤務を終え、こうしてぼんやりと外の曇天を眺めている。曇天には重量があると思っていて、このやるせなさと、なんとはなしの失意感は ....
自分たちの置かれた立場を理解していない、宮沢税調会長や森山幹事長も大概、勘違いが甚だしいと思うが、立憲民主党の野田代表と小川幹事長、この二人のレベルは正に発狂しているとしか言いようがない。経済音痴と ....
回れ楡の花 硯大根芋牛蒡 松葉結は栗匂う華
オレンジの皺皮剥いた四時半時に哀れ 朧三日月の 弓は徒を絶つ
流れのない街でずっと暮らすつ ....
炎散らして怒るあなたと
白い凪のように密やかなあなた
どちらが本当のあなたなのか
どっちもというのは
もっともらしいけれど
やっぱり
こうして二人が今でも
一緒にいるからには
松林 ....
渚に ある日から
真っ直ぐ平らかに
置かれた鏡
であるわたし
潮に洗われ
今にも海原に
奪われるかの如く
今にも浜辺に
打ち上げられるかの如く
望み叶い難い危うさの際で
只々じ ....
ちょっと昔なら
名も名乗れない者に
何も任せられん
という感覚が
あったように思う
今は違うのね
変な人が増えましたからね
名も名乗ったとたん
執拗に追いかけられたり
そんなん考 ....
静寂な朝ほど夜は深く 粉雪散り 燦めき
念い靴音が耳に響きわたる
絶望の先にも月は輝き
....
今だ眠れる
わたしの奥処から
ぶっとい光の束
雪崩れ落ちて来る
時 切り裂かれ 、
張り裂けてしまう
胸の軋む音
響き渡り
律動する
無数無限の
純白の生糸を
織り込 ....
先生にはじめてお目にかかりましたのは、もう十年ほども前のことになりましょうか。ユリイカの新人に選んでいただいた年のことでした。場所は、新宿の駅ビルにある PETIT MONDE という喫茶店の中でし ....
なにものかを
目指す意志の営みの
日々の終わりに疲労困憊し
今在る自分を見切り諦め切り
この自己欲望の世に
今だ魅入られ生きて居る
その深さを推し量りつつ
自らを見入れば、
もう ....
説明しても分からない人には
説明しなければ良いのに
と想いながら説明している
わたしはただのカラッポ
外からの刺激に反応してるだけの
(偏見捨て自分から能動的に読み込み考えようとしない) ....
浅い春が来て
きみの肩先から
ふたばが芽吹く
冬の熱量が
熱ければ熱かったほど それは
あどけなく
ふるふる
ほころぶ
目をはなしたすきに
ひとひらの蝶になって
とびたった ....
夜行列車に乗り込む前に後ろを振り返ってはならない
明日という希望を叶えるために
終着駅などわからなくてもいい
天気予報では明日はおおむね曇り空らしい
朝日を浴びることが出来なくても構わない ....
風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて
肉体と云う
器がしんどくなれば
....
ゲーテはフリードリヒ・ヴィルヘルム・シェリング(一七七五〜一八五四)について、こう述べている。
「私が詩作に期待を寄せていなかったら、シェリングともっとしばしば会っていたでしょうが、
哲学は私の ....
あるとき、atom、つまり、「原子」という言葉が、ディキンスンとホイットマンの二人の詩人の詩に使われているのを発見して、これは、おもしろいなと思ったのである。それというのも、当然、この二人の詩人 ....
直観はもはや理念によって生み出されたものとは言えない。
なぜなら、直観そのものが今は理念なのだから。
しかし、自己創出的なもののこの直観は、自由の直観であるとも言える。
人間は思考を観察すること ....
一行目が二行目ならば二行目は一行目ではないこれは偽である
二行目が一行目ならば一行目は二行目であるこれは真である
三行目が一行目ならば二行目は二行目であるこれは偽である
四行目を平行 ....
冬ざれた街
物語は化石の路となり
人々は狂った時計に戸惑い
孤独という鉄鎖に縛られ
微笑みは寒空に消えてゆく
あなたの声も届かない
初めて出会った時の切なさも
セピア色に変色した写真 ....
僕らは皆んなそれぞれに病んでます
でも、自らが病んでることに
気付けなければ、更に明るむ意識開けなければ
ダメダメ なんじゃね?
ちゃう ん?違うんかい!…〇∬
けれどもゲーテは、解放行為を直接見てとることはなかった。
それができるのは、自分で認識行為に耳を澄ます人だけなのである。
ゲーテは最高の認識方式を身につけていたが、この認識方式そのものを観察したの ....
裾に吹雪をあしらった
むらのない雲をまとい
忽然と 瞳に降り立った
白き盲者 太陽は
この網膜を滾らせて
まぶたには収まりきらず
毛糸の手袋にくっついた
固い玉状の雪の欠片が
あた ....
https://www.youtube.com/watch?v=D5rDUcWIDcg
境界線の死体の上にベタベタと張られたシール
散乱した呪物の破損具合が叫んでいる明日
君は昨日死体安 ....
ゲーテは、あるときこう語った―
「これら(私の著作)と私の存在そのものを理解した人は、それによって内的な自由を手に入れてくれるだろう」(官房長フォン・ミュラーとの対話)
ゲーテはこの言葉で、すべ ....
とてもとても
とほいとほい
処から
やって来る風
からだからだと
纏わりつき
からだの輪郭
形づくり
わたしの身体
通り途として
すぅうと抜け
アホイと
明るむ空の青に
挨拶 ....
眼に泳ぐ精子たち
電子を帯びたきみの姿見
幾数年もわたしの前を歩いている
ひとりごちに浴する勝手が ....
海さんのおすすめリスト
(1796)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
渚にて
-
ひだかた ...
自由詩
4
25-1-25
劣悪の灯び
-
陽向(2 ...
自由詩
5
25-1-24
静かさ、宙の内に
-
ひだかた ...
自由詩
5*
25-1-24
豆乳の風邪
-
陽向(2 ...
自由詩
4*
25-1-24
曇天の重量
-
山人
自由詩
16*
25-1-24
「クレクレ星人の独り言_25」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
3*
25-1-24
水入りの街
-
洗貝新
自由詩
12*
25-1-24
あなたに
-
Giovanni
自由詩
7*
25-1-23
詩想、私である
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-1-23
マナ
-
りゅうさ ...
自由詩
1
25-1-23
アウシュビッツ解放の夜に
-
洗貝新
自由詩
8*
25-1-23
贈り物(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
5*
25-1-22
de_verbo_ad_verbum_/_nihil_int ...
-
田中宏輔
自由詩
12*
25-1-22
詩想、今の私の『私である』こと(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
4*
25-1-21
倫理なき倫理_だってぇ。〇あんたタダのカラッポさん
-
ひだかた ...
自由詩
4*
25-1-20
はなうた
-
そらの珊 ...
自由詩
14*
25-1-20
ブルートレイン
-
レタス
自由詩
6*
25-1-19
詩想、しんどさのし
-
ひだかた ...
自由詩
6*
25-1-19
人格と世界観10・直観的思考と詩心②
-
ひだかた ...
散文(批評 ...
3
25-1-19
語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン
-
田中宏輔
自由詩
10*
25-1-19
人格と世界観9・直観的思考と詩心①
-
ひだかた ...
散文(批評 ...
2
25-1-19
百行詩
-
田中宏輔
自由詩
12*
25-1-19
独り
-
レタス
自由詩
5*
25-1-18
五行歌、ダメダメ_ちゃう?(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
4
25-1-18
人格と世界観8・自由の理念と思考②
-
ひだかた ...
散文(批評 ...
2
25-1-18
そしてわたしの目は
-
ただのみ ...
自由詩
3*
25-1-18
Bonds
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
25-1-18
人格と世界観7・自由の理念と思考①
-
ひだかた ...
散文(批評 ...
3*
25-1-18
とほい行方
-
ひだかた ...
自由詩
9*
25-1-17
無線紙
-
アラガイ ...
自由詩
10*
25-1-17
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
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14
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42
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45
46
47
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49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
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