夕方すぎのロマンティク
真空の一歩手前
わたしの首を絞める君の手のぬくもり
脳が酸素を欲して叫んでいる
それは苦痛ではない
意識がはがれそうになって
君の温度がしのび込む
夕闇の ...
終わることが救いなのか
終わらないことが救いなのか
誰にもそれはわからない
仕事から帰ってきて
疲れた身体を横たえていると
秋の夕べの静けさに
ほっと気分が晴れる
このまま終わってほ ...
海鳴りを背に
せめて
我が腕だけでも
遠ざけようとするように
防風林の枝はみな
左右の均衡を著しく
乱されて
ことしも
冬を受け流すため
寡黙に
されど着実に
葉 ...
凍り付き薔薇北極の羅針盤
アスタリスクが増殖してゆく盤上の
マグダレナ善女の青衣瑠璃記録
神殿の夢見二人のエリザベツ
小ヨハネ断首の後創世記
誰の子か分らぬイエス誰の ...
おいっ、ノックぐらいしたらどうだ!
私が作った料理を
食べる人がいる
私が洗濯をした物を
着る人が居る
私の手で作り出した何かが
誰かの役に立つ事もあるんだなと
次々に口へ運ばれる料理を見ながら
ふと そう思っ ...
テディベアのキットセットを打ち破る。
「こんなもの作ってどうするんだどうしたいんだ。」
「殺人したい。」
「なんになるんだ。」
俺は母親らしきものの胎内で灯ったときから嘘だらけの体だった。 ...
貴様らの創造が決着しない
馬鹿げた可能性の空間では不可能だ
君たちが求めている貴殿の幽閉は
伝家の放蕩の 朝ましい略奪の中にある
貴殿の 相したいは 大意の仲で 不可能だ
明日はまだ 火の水 ...
処女の夢 手持ち無沙汰に持て余す 有神論と無神論
ピアノ線のような視線につまずいて 気付く頃には夕刻の鐘
あの人が欲しいと猫に頼んでも黙殺される血の日曜日
空色のホースの中をのろのろと運ばれていく真っ赤な金魚が
人のいない午後は眠くて寂しくてひよこを埋葬するにはぴったり
淡々と折りつづけ ...
動機のないことが肝心でした
ことばを失わなければ意味がない
そんなふうに思っていました、つよく
それで、いまも
いまも手をのばしている
両手で頬を、挟み、包み、掬いとりたいと、考えていま ...
僕の知らないバショで 変わってく世界
それは 何も不思議なことじゃないし
悪いことでもないの
ただ よそみしてた自分に
腹が立つだけ
おもい 思われ 恋 焦がれ
急降下する 光 ...
翼の羽打つ音がして大きな鳥が空を横切り、鳥が羽打つ度毎に羽が舞いひらひらと空を舞い旋回して舞い道行く人の上に落ち或いは地面に直に落ち空を旋回して舞い空から落ち黒い鳥の黒い羽は黒く人に染み地に染み ...
たくさんころがるむくろの上で
かみなり纏った神さまが
されこうべをや手にかがみ
やすでをつかまえ眼窩におとす
きれいなつめの指先で
つまんで百足をポトリ ...
こだまを打つ
ぼくが会いにゆく ああ なんて 脆弱な
わだかまりを 寒さ
、完膚なきまでに晒して
ぶら下がり、歩きながら
手繰り寄せはしない
響きあうその理由
「ちは ...
からすは東の向こうまで
月のねぐらに帰ります
朝が来るのをそこで待ち
一番鶏に起こされる
あるときからすはうっかりと
月の運行 忘れてて
起きたら西ま ...
月のクレータは烏の巣
キラキラいっぱい宝物
小瓶の蓋に割れたコイン
めがねのかけら、金魚の目
月のクレータは烏の巣
キラキラいっぱい宝物
真珠のビーズ ...
少し伏せ目がちに
笑っているみたい
碧(みどり)眼の街の灯が
びっくりしているよ
着るほどに寂しくなりぬ夜寒かな
わたしはひとり
わたしはおもう
大切なものは何かと
こころのなかは
からっぽ
だれもちかづかないで
わたしがひとり
りかいはいらない
この涙の意味を知る必要はない
あ ...
やぶれたワンピース
片方穴のあいたくつした
お父さんは結婚指輪をしない
ぼくも遠い宇宙では
なにかとつながっていて
ひとりぽっちじゃなかったろうよ
それがどうだい
いまや ...
僕に見えていた全て
だけど 見ていたはずの夢は消えかけていた
多くのものを手に掴みたい
そう思えた あの頃の僕自体が若かった
時は流れていく
そこにとどまることなく
人の死なん ...
これからもずっと好きです。
好きなだけです。それ以上は望みません、わたしを見ないでください、
わたしに構わないでください、嫌いです。あなたのこと、嫌いです。
これからもずっと好きです。
で ...
まだまだか
まだだめか
助けてと言うのは
まだだめか
もういいか
もういいかい
助けてのたの字くらい
もういいか
もういいかい
まあだだよ
もういいかい
まあだだ ...
文化資本の相続という話があって、子供の学力は親の収入や文化程度に関係があると聞いた。ファミコンとそれにまつわる児童文化は、決して文化程度からいって高いとはいえないが、幼少時にその程度のものしか与えら ...
わかっていると思っていた
何も言わなくても
長い間 一緒にいたから
あなたはわたしのこと
わたしはあなたのこと
わかっていると思っていた
わかりたかっただけだった
わかって欲しか ...
不思議だな少し不思議だ覚えてるいや嘘ごめん誰ですあなた
落下してきたような鳥たぶんあれ青鷺かなと思うんですよ
プルートー愛していない逃げてくれとにかく片目抉りたい也
わからない木々の ...
私に微笑みかける
その表情から一転
黙々と詩集を読みふけるその引き締まった表情の中には
私には計り知れないほどの色々が渦巻いている
そこにあるのは
一人の今までの人生全て
あるいは一つ ...
古里の十年は
丸い石ころみたいに
旅にいざなわれた
山陰に五年もいたら
霧の病に取り付かれ
九州にもどったら
嘘のようにピンクの肌
ロマンスの七年を置き去りに
意気揚々と広 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ユウガタ
瀬崎 虎彦
自由詩
0
11/10/25 19:43
_
渡辺亘
自由詩
3
11/10/25 19:27
防風林
千波 一也
自由詩
2*
11/10/25 18:46
バルバロイ
高濱
俳句
1
11/10/25 18:24
写真を見てひとことvol.3
花形新次
携帯写真+...
1
11/10/25 18:20
手
菜穂
自由詩
4*
11/10/25 16:56
ナンセンス
榊 慧
散文(批評...
1
11/10/25 15:47
栄美、 徒労に、 -(A B 根取ろうニモ -)
狩心
自由詩
0
11/10/25 15:11
マリア
つみき
短歌
1
11/10/25 12:49
視線
〃
短歌
1
11/10/25 12:36
日曜日に別れを告げて
春日線香
短歌
3+
11/10/25 12:06
HOPE
丘野 こ鳩
自由詩
5*
11/10/25 11:28
Reincarnation
李伍 翔
自由詩
0*
11/10/25 7:46
黒い羽黒い鳥
α
散文(批評...
0
11/10/25 6:04
笑う髑髏の声聞けば
mortal...
自由詩
0
11/10/25 4:10
照れ柿
アラガイs
自由詩
3*
11/10/25 4:10
寝坊烏
mortal...
自由詩
1
11/10/25 4:07
月の烏
〃
自由詩
1
11/10/25 4:06
お月さま
鵜飼千代子
携帯写真+...
9*
11/10/25 3:44
夜寒
春日線香
俳句
2
11/10/25 2:59
手遅れ
AKiHiC...
自由詩
1
11/10/25 1:47
ツーピース
かなりや
自由詩
1
11/10/25 1:41
ハート
番田
自由詩
2
11/10/25 1:02
ずっと好きです
ブロッコリー...
自由詩
5*
11/10/25 0:10
鬼
シホ.N
自由詩
3
11/10/24 23:42
へー、恐ろしいもんすなぁ
6
自由詩
1
11/10/24 23:23
心のきょり
凪 ちひろ
自由詩
0
11/10/24 23:14
よくある話 2011/10/24
榊 慧
短歌
2
11/10/24 23:13
詩集
水瀬游
自由詩
0
11/10/24 22:53
困っても遅いのだが
木原東子
自由詩
8*
11/10/24 22:25
3264
3265
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3300
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4.32sec.