私は死んだ
地獄の中に 落ちていく
言葉もなく
落ちていく あの世で
何を考えているのか
私にはわからなかった
海を見た
そこには存在しない海を
腕を組んだまま
憂鬱に浸 ...
いきものは普通上をめざす
より多くの光を浴びようとして
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星を見て井戸に落下死した哲学者も例外ではない
だから
俺も彼らに習って下を向いて歩こう
呟いたことばが届ききらぬままふたりの間で凍りゆく朝
からだから夜を追い出せない朝になけなしの理をかきあつめている
水が流れる。その音がする。水が流れ、暗い。ために水の反射する光の他は川に見えない。時折波の高なりに消され亦つるりとした光が浮いてくる。溺れたようでもあり、肺魚が浮きつ沈みつしているようでもある ...
みかん柿りんご梨ほうしゃのう辟易(うんざり)
二人の”おば”は
しらない行き先のしっているバスに乗り
どこかへ連れられて行ってしまった
けいたいでんわの
ぼたんが押すたびにこぼれて
ただの二つ折られになった
心配されても
わ ...
鬼の子暗いの恐いから
少しもランタンはなさない
鬼の子暗いの恐いけど
ランタン片手に石を積む
ランタン抱えた鬼の子は
そろりとお堂を一巡り
ランタ ...
チルチルハナチルサクラチル
ウイノオクヤマハナミチル
カゼノフイテモハナノチル
テフノトンデモサクラチル
チルチルハナチルサクラチル
イツイツマデモユメノウ ...
さらさら白い砂の上
きらきら白い砂の上
さらさら白い砂よりも
よりいっそうなお白く
まばたきもせずうずくまる
がらんどうの骨や骨
空も地平の果てもない
...
あれ以来
すっかりしなびた果実に
水をやりつづけて
きみの指は
完ぺきにふやけてしまった
(夜よ
やさしさは
こんなにも目に見えるのに)
きみは
まだ自分が
強い人間な ...
たどり着くわけでもなく
元通りになるわけでもなく
何かを羨むわけでも
悲しむわけでもなく
どこを探してみたところで
これ以上があるはずもない
...
両の手首に 縄飾り
貴方が結わいた猿轡
今宵限りのデスタンス
眼を閉じ 気配で悶えませう
ハナビラヒラヒラ
ヒダトレフリルン
甘美な温度 ...
孤独を意識して
寝られなくなって
だんだん眠くなっていく その夜に
いつの日か明け方が
来る日が あるのだろうか
大体そっぽ向いて
つれなくして笑っている
そんなあなたに日が差すこと ...
各駅列車に乗って
普段は降りないとなりのとなりの街の駅へ降りる
にかよった駅前、どこにでもあるマンションと一戸建て
おなじみのコンビニ、犬の散歩やら主婦の買い物姿やら
皆この街に住んでいる ...
悲しくもないのに
悲しい風が吹いている
透明でもないのに
透明な風が吹いている
色などもうないのに
空しいものなどもうないのに
悲しくもないのに
悲しい風が吹 ...
轟音と共に運ばれていく先は
東京
それとも母のいない世界
窓の外の闇
深さが分からなくて
何処に居るのか分からない
目を瞑る
轟音
途切れる意識
覚めてまた
轟音/深さ ...
冬瓜を煮る。すこし青臭い匂いが指に残っている。
夕方、ディスカウントショップへ行ってハロウィンの玩具をいくつか買って、夫と落ち合って帰ってきた。途中、tooth tooth へ寄ってケーキを二つ ...
家の裏に立つ一本の樹は
その背に
深い森を持つ
家の裏に立つ一本の樹は
その後ろに
もう一本の樹と
もう一本の樹を持つ
家の後ろに立つ一本の樹は
その背中に
もう一本の樹と
も ...
...
愛されるより愛したいと思っていたのは
愛してくれる人がいたから
飢えた狼の側には 怖がって誰も近付かない
お日さまの周りには 人が集まるみたい
僕は影だ ずっと前から 君の影だ
嫉妬と ...
とめどなく…
溢れる涙…
どうすれば良い?
流れる涙は…
放っておくの?
無理矢理笑う?
拭いても…
拭いても…
頬をつたう涙は…
やがて服を濡らし…
枕を濡らす…
...
そんなに硬ければ喉に詰まらせて逝ってしまえばよかったのに
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Y染色体はお前の硬さに勝った
ネットでできた詩友さんは いつも消えていくので
あまり深追いはしない いつも
忙しくなったんだな 飽きたんだな
ひとときのやりとりが 良い思い出になるように
なんて 気を使っているわけでもない ...
三橋に降り積もる数字の粉。
揺るぎない25分は
実り在る者にとっての要。
ふと
街角のどこかで
売り物が非売品へと変わる音がする。
整形された鉱物の響きは
大多数の河岸に置いてき ...
ある日私は死にまして
ふと気付いたら
地面で寝てまして
そうかここは天国かと
回りを見渡すと
そこにはただの日常があって
平日お昼の町並みがあって
寝ていた私を誰も見ていない ...
夜、すべての列車が
運行を終えたころ
駅にしんしんと
ネジが降り始める
駅舎の出入口や
線路に積もったネジを
当直の駅員がネジかきをする
やがてネジは止み
夜明けにはすべて溶けて
...
大きな森の中に
小さな街があって
その小さな街には
水が、綺麗に
透き通っている
頗る、清らかな川が
流れている…。
そんな街で
この僕も
たくさんの
...
チンポ立ちぬ
気分は春
40を超えても
私は孤独な鉄人
情けないところ
見せたくなくて
北京、バンコク、ホーチミン
路地裏の薬屋に行って
有り金残らず
つぎ込むつもりです
「ア ...
ねむりのなか
くすりのなか
あなたにあいたいな
ふたつともにくんでる
ねむりのなか
くすりのなか
わたしになれるかな
ふたりともくるしんで
しずかにうかぶだけ
右手が取りこぼしたものは
左手が全部拾ってくれた
左手から離れて行ったものは
どこまで落ちていったのか
今はもう見えない
別れを告げることも無く
こちらを省みることも無く
去って行っ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ウォークインザスカイ
番田
自由詩
0
11/10/26 9:35
下を向いて歩こう
GrassR...
自由詩
3*
11/10/26 9:29
朝に
はるな
短歌
3
11/10/26 9:29
川原
α
散文(批評...
0
11/10/26 6:05
空腹
西行桜
自由詩
1
11/10/26 5:37
ゼロ G
唐草フウ
自由詩
10*
11/10/26 5:26
ほおずき
mortal...
自由詩
2
11/10/26 4:16
アサユメザクラ
〃
自由詩
2
11/10/26 4:16
砂の街
〃
自由詩
1
11/10/26 4:13
夜の実
はるな
自由詩
6
11/10/26 2:02
夢の跡
faik
自由詩
2*
11/10/26 1:07
一夜ゴト
〃
自由詩
2*
11/10/26 0:59
奇跡をかます こと
桐子
自由詩
1
11/10/26 0:41
となりまち
灰泥軽茶
自由詩
4
11/10/26 0:11
ウラ
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/10/25 23:40
行く先は東京それとも
kauzak
自由詩
8*
11/10/25 23:37
すること、しないのこと
はるな
散文(批評...
4
11/10/25 23:30
一本の樹
オイタル
自由詩
7*
11/10/25 23:28
ブライアン・ジョーンズ
TAT
短歌
1
11/10/25 23:27
狼の遠吠え
凪 ちひろ
自由詩
1
11/10/25 23:09
涙は?
清風三日月
自由詩
1
11/10/25 22:37
存在の耐えられない硬さ
GrassR...
自由詩
4*
11/10/25 22:34
ぬくもり
砂木
自由詩
21*
11/10/25 22:22
ねじれの25分
yuugao
自由詩
4*
11/10/25 22:01
うらみはらさで
Seia
自由詩
7*
11/10/25 21:46
ネジ夜
たもつ
自由詩
7
11/10/25 21:15
街
カズヤ
自由詩
2
11/10/25 21:12
偽バイアグラには気をつけよう
花形新次
自由詩
2
11/10/25 21:02
睡蓮
杳
自由詩
1
11/10/25 20:38
失せもののこと
水瀬游
自由詩
1
11/10/25 20:20
3263
3264
3265
3266
3267
3268
3269
3270
3271
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
4.17sec.