宙返りしゃぼんだま弾けた心は
空に消え
余韻に耳奥こだまする
仄かに光る泡沫は
奏でる魂
漂う魚はそれを口にし
閃光ほとばしり
雨を降らす
私は、水没した一つの古代都市、
そしてその記憶を、子宮に、抱いて
産み落とすための機関全体の名前
私は副産物、男が生み出された後に
破棄された一つの悲しみ
悲しみは退屈
椅子に座ったままの ...
いつの間にか
ひどい太陽が照りつける砂丘を
歩いている
その光は熱くはないけれど
肌を痛めつける
きっとこのまま
倒れてしまうのだろうけど
この痛さでは
安らかな死を迎えることはなさそ ...
前をむきましょう
って
どこをみればいいですか
上にはいつも空がある
ぐるっとまわれば地になることも
知っているけど知ってはいない
顔をあげましょう
って
明日はどっちの方 ...
世界中のバラードが歌われなくなったら大変だわ。そう、きっと、誰もがアルファベットをちゃんと正確に発音できなくなって、苦笑いしながら恋を歌わなくちゃいけなくなるかもしれないから。くだらない男達は相変ら ...
日が陰った午後
高く伸びたセイタカアワダチソウが
風に吹かれて揺れている。
子供のころ、空き地で自分の背丈よりはるかに高い黄色いセイタカアワダチソウに
分け入って遊んでいた。あの頃の日差し ...
私がまだ貯水槽の底に沈んだ都市の中で眠っていた頃に、母が私の頭に血をたらして、私は裂けた。泣く前に、裂ける事を覚えた私の体は、ゆっくりと沈んで起き上がることが無かった。20歳でケータイを傘につるした ...
*白昼夢
私は夢を見る
想像する
かなえられない夢を 白昼夢のように
そのうちそこから抜け出せなくなる
現実と隣り合わせの世界
私はそこの住人になる
悲しい仮面は現実に脱ぎ捨てて・・ ...
私は、幼稚園の年中クラスの頃から、家の近くの新体操クラブ「NAKAMURA RG]に通っていた。全日本や世界選手権でメダルを取ったことのある中村良子先生が、私に付きっきりで指導してくれた。
長椅子 ...
夜中目を覚ますと
私の喉は笛ラムネになっていた
ぴい ぴい ぴい ぴい ぴい ぴい
情けなく繰り返す
ラムネをさっさと溶かすべく
コップの水を飲み干した
未だ夕暮れ来ない街在りそうだろう誰も其処へと居ないのならば
福島が日本の首都 秋雨に冷えてゆく炉と冬へと向う
水葬楽、やっていたっけ 集まって うん、私たち未来への供物
飲めないと嘘吐きましたあんたらと一緒におんのがもう嫌やねん
食堂で食べる胡麻和え不味くってため息ついでに冷めた味噌汁
真夜中に乗る千代田線御茶ノ水社会の澱のような僕たち
さみしいと凍 ...
アンケート用紙に 油性ボールペンで
泣かない程度に 息を吐きだして
文庫本の中身写してはばたく
ODする夢だけみる 夢だけ
だからこんなんでもいいの
だからこんなんでもいいの
連絡 ...
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする
秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ
空の一番柔 ...
ひとりの部屋で
あああ、と声を出したら
壁に窓に天井に
いつまでも反射して
繰り返し打ち付ける
あああ
どこへも出てゆかない
そこまで出てゆけない
充満するひとり
窒息しそうだ
...
雨の野原を歩く君を見た
誰もいない野原には
緑色にオニスゲが咲いて
緑色に君も濡れていく
緑色に濡れた君の足元を
小さな小さな子ガエルが旅に立つ
向かう緑色の森にはオチバタケ
シオデの葉 ...
地球が
ごめんね…って
稚魚舞う波打ち際から聴こえる
スミレ笑む岩間から聴こえる
この鉱物の集合体は
ただの無生物に過ぎないけれど
体温は6,000℃
内側も外側も絶えず動いていて
い ...
あるかなきかの
かすかな身じろぎに
あるいは
とりとめのない
呼吸の満ち引きに
歩幅を合わせる
小さな宇宙の
無限のひろがりを浮遊する
みる、でもなく
わかる、でもなく
ただ感 ...
いくつもの約束も
微笑みも
泡のように消えて
小さな海に沈んで眠る
囁き合った星々は
鈴のように笑ってる
遠くで眠る砂漠の中に
銀の涙がそっと光る
静かに本を閉じたなら ...
ぶきように
ふるえている手をつなぐ
つながるのはふうかしたおもいでの、
ねつをもって
氷のようなこころのだんぺんにふれる
とけると、かすように
まちがえないように
きすをかわ ...
傍らに咲く向日葵の肩に
歯車、のようなものが落ちて
僕らは片言で話す
君はカタコトと音をたてて
一面の夜みたいに
目を閉じている
カタコト
カタコト
いつかそんな音がする列 ...
だからあ、カブトムシだって言ってるじゃないですか!
「敵を捜せ」
有るが儘を主張するために
わたしの指が
風にふれる、と
ふたたびページが
繰られます
偶然に
呼び起こされるまで
目ざめることの
なかった物語
でも、
待つことを
つづけてくれた
約束たち ...
もう少ししかない消費できるエネルギーは・。
・もう一つしかないのだ。・¥・・
盲導犬に底をあげろ 与えるな 空して 死すべからず。。。、
端末路
吐いたつもりで居れるのならば、 静か過ぎ ...
誕生日に君から
プルメリアの苗を
もらって毎日毎日
まるで私達の
子供の様に育ててます
花が好きになった私は
お花屋さんで
ハロウィンの花を買い
仕事から帰宅する
君に自慢気に話すと
君は頭をポ ...
昔、花屋にマツムシソウがあって驚いた
街で会うとは思っていなかったから
タカネマツムシソウそのものではなく
スカビオサか何か園芸品種ではあったのだろうが
風に揺れながら山に咲いているはずの花だ ...
今日あの人は携帯電話を忘れていった
帰りは遅いのに どうするつもりかと
伝え忘れた身ながら 少し困って笑っている
あの頃の笑顔に戻れたらなあ
なんて思う事が何度もある
困った瞬間の笑 ...
真っ直ぐ行くと出口ですよ
あの子が今日目覚めるのは
コーヒーを飲むためなんだ
明日になったら目覚めないかもしれない
それでもいいや、とそう思って彼女はコーヒーを飲んだ
彼女は学校に行くといじめられる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ウランバナ
灰泥軽茶
自由詩
2
11/10/26 23:36
痛み
ballad
自由詩
4
11/10/26 23:23
砂丘の花
三条麗菜
自由詩
5*
11/10/26 23:20
歩道橋の上より
朧月
自由詩
3
11/10/26 23:13
世界中のバラードについて
ballad
自由詩
1
11/10/26 22:56
セイタカアワダチソウ
M&...
自由詩
2
11/10/26 22:45
手を握り秘めていたものを
ballad
自由詩
2
11/10/26 22:41
心の欠片
菜穂
自由詩
1*
11/10/26 22:37
好き、好き、好き、大ぁ〜い好きー2
草野大悟
自由詩
2*
11/10/26 22:21
喘鳴
照留セレン
自由詩
4*
11/10/26 22:20
福島参首
かぐら
短歌
1
11/10/26 22:05
デイリーライフ
滝沢勇一
短歌
5
11/10/26 21:54
初歌詞
榊 慧
自由詩
2+*
11/10/26 21:40
ハレバレ
nonya
自由詩
20*
11/10/26 20:49
待つ
かな
自由詩
2
11/10/26 20:30
ハイドランジア
黒い翼
自由詩
4
11/10/26 20:02
集合体
〃
自由詩
3
11/10/26 19:57
ちっちゃいもの倶楽部
佐野権太
自由詩
7*
11/10/26 19:51
夕陽
s
自由詩
6*
11/10/26 19:26
よんれん
かんな
自由詩
7*
11/10/26 18:42
カタコト
たもつ
自由詩
3
11/10/26 18:31
写真を見てひとことvol.5
花形新次
携帯写真+...
3*
11/10/26 18:15
諸悪の根源
徘徊メガネ
自由詩
1
11/10/26 18:14
しおり指
千波 一也
自由詩
3*
11/10/26 16:37
地下付く 返答石
狩心
自由詩
0
11/10/26 16:04
花
ちゃんこ
携帯写真+...
1
11/10/26 15:23
鉢植えのフロンティア
小池房枝
自由詩
3
11/10/26 13:08
忘れ物
アヤメ
自由詩
1
11/10/26 12:33
写真を見てひとことvol.4
花形新次
携帯写真+...
0
11/10/26 12:22
彼女の自殺
yamada...
自由詩
2
11/10/26 12:10
3262
3263
3264
3265
3266
3267
3268
3269
3270
3271
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
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3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
4.22sec.