洞窟の中は星が咲き乱れる秋だった。
呼吸を止めて止めて止めて、それでも息を飲んだ。
鳥が一羽また一羽と、架かっていく。破裂を含むように、孕むように。
断層の線を睨んで、暗い夜に、昼に ...
Rickの内訳は
Re-desIgns as a Cosmic King
と言われているが
実は
陸・海・空の3種のうち
陸をつかさどるから
リック
おおまかにいって,入試の偏差値が ...
【青い鳥】
涙はない 思えば おもうほど 青い空しか
浮かばない
人は かならずしも 真正面から むきあうことで
力を その胸に宿すのではなく
同じ方向に そっと居る
そ ...
誰からの便りも途絶えた
朝に、娘が
私の靴をはいて
玄関に座る、
指の間で、
引き伸ばされた
私の髪が
娘の、背中で、
今、息を引き取ろうとして
流れていくのを、
私はとめよう ...
娘の血に混じる
夫の生活が
食卓に上らない
皿の上には
いつものように
サラダがあって
土を落とさずに
拾っている
娘の握る
スプーンが
汗一つかかない
皆しっているだろ ...
娘に生えた生活が
頬を釣り上げた
まま、彼女の顔を崩さない、
町を歩く足に
何も引き止められない
排水溝で鳴る音ばかりが、
私の耳を濡らす
事件は居座ったまま
出来事となって
...
僕の瞳の奥で
針を手に持って微笑む君
それって
拷問と呼べないか
ちゃんと伝えるのが礼儀だから,とか
言ったとおりにできたから,とか
背中を追いかける言い訳が降り積もる
上書きできなかったお前が
お前を上書きできなかったあの人のなかで
幾許残っているも ...
水色の残像
音響と臓器
独り歩き
輪郭を辿って
わたしの腕は
真空の中の
宙を這う
イノセンス
無色透明?
多色世界?
意味を徘徊しても
文字の乱射と
ヒカリだけが
悲鳴 ...
いつの日にか 同じ道を歩いていた
あの頃と変わらぬ
人々の群れ
忙しく動くバス
排気ガスだらけのビルの谷間
いつか私が落とした心は
残っているのだろうか?
薄汚れた歩道橋の階段は ...
たとえば曇天の松戸
ゴミ焼却処理場の高層煙突
ピカリぴかりと位置を知らせる
ピカリぴかりと存在を知らせる
岩瀬無番地という住居表示
表示不要の権力装置
存在を表示しない
昔陸軍工兵学 ...
光と風は紡がれて
空の中で弾けて散る
今、滔々(とうとう)と波は揺れ
君はうたた寝を始める
昨日見た夢の続きを
君は夢の中で演じて見せる
それは悪夢の続き・・・君は ...
麗しい時代は終わって君も魔女になるのだろうか
いまでも充分怖いが
僕は亀仙人にでもなってやり過ごすとするか
ボブディランが時代は変わると歌った
僕は生命は変化だ ...
言葉が
いつも
消えた その時
私は
眠い
いつも 夢を
見ていた
暮れていく夕暮れを
なぜだろう
この道は
果てしなく 長い
オタマジャクシが音符になって
俺にレクイエムやソナタを聞かせてくれる
腹のでっぷりと出たオッサンにはなり ...
ねがいごとはありますか?
あたらしいゲームがほしいとか
せかいのへいわとかということでなく
じぶんひとりのなかでおもいうかべる
そんな ねがいごとはありますか?
おおきいとかちい ...
電気を点けたまま眠る私は悪い私
そんなに暗闇が怖いのか
目を閉じると赤みを帯びた光が
明滅を繰り返しやがて意識が
闇へと落ちていく
突如の覚醒
闖入者が横切る
やかん頭で
かた ...
自転車の
免許を取ったあの日から
いつもシン ...
遊びにうつつを抜かす季節も、
仕事のストレスの裏返しだったのだけれど、
その後厄も、
もうすこしで終わる。
来年には、ぼくは、彼女と区役所へ行って、
婚姻届を出すだろう。
赤ちゃんの名前に ...
カール・スピッツベルグ
あの風景をいろいろなところで見た。ふと、見ればいつも、同じだから。
しばらく行けば、大きな崖の上にでる...
暗い時も、明るい時もあるけれど、底無しの深淵のときも、遥 ...
水族館に行って
手をつなごうとおもっていたら
行きたくないといわれて
それは
手を
つなぎたくないから
つなぎ
ハンバーグ
パン粉
つまり
あいたくないし
かのじょとかに ...
ちっとも赤くはない赤土。
予想以上に黒すぎた黒土。
乾燥に歓喜するような粉末たち。
「飾り」に成り果てようのないマナコは
どうしたって
その潤いから脱し得なかった。
気楽な風た ...
新宿御苑の新宿門にほどちかい雑居ビルの地下にそのバーはある。フォーマルなバーではなく、ロックバー。
扉を開けると、ツェッペリンやZZトップの大音量で、一瞬、身体が外に押し返されるような気がする。 ...
ああ
恋しいあの人の海で溺れたい
そして
きつく抱き締められながら終わりたい
秋の夜は
ロマンチックに
エロチックに
春はGじゃん。卒業生の賞状筒携へてときめく去りぎは、風も温みて、
毛織物など{ルビ藍=いんぢご}の内にこそ重ぬれば綿の膝丈{ルビ袴=すかーと}ひらめきたる。
夏はのーすり。日頃の腕立てすれ ...
山本さんが一人でぽつんと
落ちていた
落ちちゃったの?と聞くと
落ちちゃったよ、と山本さんは笑った
重力には勝てないよ、と笑った
いつか勝てるといいね、と僕も笑った
秋の空は晴 ...
まるで血まみれの鴇のような声で
孤独だ と、誰かが叫び飛ばしていた
夕陽の爆発を朱の線形で切っ裂いて
斜めに山岳をけずりとり
ふるえ滑り急落下して球形に飛散し
電波慰霊塔の涙時計をかち割 ...
死者のことだけを語りたい
死んでしまったあの人のことを語りたい
あの人の残したものだけを語りたい
あの人の心残りを語りたい
生き延びた俺や俺の家族の
健やかな生活のことなど語りたくもない ...
milk色の雲 わたしのブレーカーが落ちる音
ひろって そばかす
氷の溶ける間に ひろって
さわって
曲線を描き 瞬きを交差させる 光景
ゆうぐれの歩き方を
わすれてしまいま ...
瞼が取り払われたように目が覚めた。部屋の中にただひとつだけ置かれた文机の上に痩せた女が座っている。そのすぐ横に、三木の下卑た眼差しがあった。
外では工事の音がやかましく、砂埃の舞うのが窓からも見 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
みずうみの、
tomoak...
自由詩
11*
11/11/17 22:06
グルミー
6
自由詩
0
11/11/17 21:57
青い鳥
るるりら
自由詩
9*
11/11/17 21:55
習作
ballad
自由詩
3
11/11/17 21:30
〃
〃
自由詩
0
11/11/17 21:27
〃
〃
自由詩
0
11/11/17 21:25
想い
乱太郎
自由詩
9
11/11/17 21:23
冬が訪れる
RW
自由詩
0
11/11/17 19:04
底無し
マーブル
自由詩
2*
11/11/17 16:43
記憶
菜穂
自由詩
5*
11/11/17 15:18
松渡
……とある蛙
自由詩
10
11/11/17 12:21
「大人の顔」と「赤ん坊の微笑」
yamada...
自由詩
1
11/11/17 10:55
魔女の季節
梅昆布茶
自由詩
4
11/11/17 5:34
オレンジ
番田
自由詩
2
11/11/17 1:47
ファントム・ペイン
TAT
自由詩
4*
11/11/17 1:03
「流星群の夜に」
ベンジャミン
自由詩
2+
11/11/17 0:57
めくるハム
灰泥軽茶
自由詩
0+*
11/11/17 0:46
六段変速
TAT
短歌
0
11/11/17 0:27
名器の女
はだいろ
自由詩
3
11/11/16 23:19
カール・スピッツベルグ
m.qyi
自由詩
0
11/11/16 22:51
実家に帰る
6
自由詩
2
11/11/16 22:51
更新日時はマヤカシの木の下で
yuugao
自由詩
2*
11/11/16 22:47
文学の夜
MOJO
散文(批評...
0+*
11/11/16 22:47
秋の夜は
舞狐
自由詩
4*
11/11/16 22:46
春はGじゃん
salco
自由詩
13*
11/11/16 21:47
秋の重力
たもつ
自由詩
8
11/11/16 21:27
ねじれてゆく鴇のアンテナ
北街かな
自由詩
1
11/11/16 20:20
エロいことだけ考えているほうがまだマシだ
花形新次
自由詩
5*
11/11/16 20:13
夕暮れ
マーブル
自由詩
1
11/11/16 19:44
_
鯉
散文(批評...
2
11/11/16 19:21
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
3261
3262
3263
3264
3265
3266
3267
3268
3269
3270
3271
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
加筆訂正:
エロいことだけ考えているほうがまだマシだ
/
花形新次
[11/11/16 20:39]
ちょい修正
5.73sec.